
支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 137人
- 募集終了日
- 2020年3月31日
【対談】世界を再び“宇宙に熱狂”させるために必要なものとは
ワープスペースのクラウドファンディングも残り1週間を切りました!!泣いても笑っても最後のラストスパートです。皆さんの更なる応援、拡散、元気玉、心の底からお待ちしております!!
今回は、Yspace代表の川崎吾一さんとの対談記事をお届けします。取材・文は「宇宙少女こはる」こと、宇宙ライターの井上榛香さんです。
テーマは宇宙の光通信×XRです。ぜひご覧ください!!
※本日3月25日19時より、川崎さんと生配信ストリーミングを実施します。
Amazonギフトカードプレゼント企画もあります。ぜひご覧ください。
(詳細はこちら)

宇宙通信の可能性をめぐる対談インタビュー。第1弾のゲストは、宇宙を題材にしたVRコンテンツを手がける合同会社Yspaceで代表を務める川﨑 吾一さんです。WARP SPACEの常間地とは面識はあるものの、お互いの事業についてはあまり詳しくないとのこと。そこで今回は、宇宙XRの視点から宇宙通信について疑問をぶつけていただきながら、今後の宇宙開発に求められるものとは何か探っていきます。
宇宙通ならおさえておきたい“光通信と5Gの違い”
――常間地:この対談シリーズでは、さまざまな分野と宇宙通信がコラボできる可能性を探っていきます。それでは、Yspaceの川﨑さん、よろしくお願いします。
――川﨑:よろしくお願いします。えーっと、早速ですが、WARP SPACE社が取り組んでいらっしゃる「光通信」と5Gは、どちらが速いのですか?
――常間地: 場所にもよりますが、基本的には5Gの方が速いのではないかと思います。
5Gは地上での利用が想定されています。なので、アンテナはできるだけ小さくスマートフォンなどのモバイル端末に搭載できるサイズに留めたアーキテクチャになっているので、通信は速いですが、通信圏は800m程度と短いのです。電波通信だと遠ければ遠いほど分散してしまうので、抑えるための大きなアンテナも必要です。
一方で、光通信は5Gと比較して速度は劣りますが、空気がなければ拡散しないので距離の制限は電波に比べ圧倒的に小さいと言えます。

例えば、地球-月間を通信で結ぶのは、軌道が複雑なこともあって難しいと言われています。しかし、光通信であれば実現できる可能性が高く、月面探査のネックとなっている通信をガラリと変えられると思います。
――川﨑:新しい通信の世界をWARP SPACE社が築かれるのですね!
キーワードは、ローバー・ランダー・衛星の“月面探査セット”
――川﨑:月面探査といえば、中国。中国の月面探査プロジェクトが進んでいるのは、世界初の地球-月ラグランジュ点L2を周回する通信衛星を持っていて、アメリカと同等のデータ通信インフラを持っているからです。

ランダー(着陸船)の開発力も高いですが、やはり衛星を持っていることは重要でしょう。昨年、月の裏側への到達を世界で初めて達成することができ、月の裏側のデータを取得できているのも、この衛星があってこそだと思います。
――常間地:川﨑さんは、月面探査を目指すispaceでインターンシップをしていたご経験がありましたよね。
――川﨑:いま世界中の企業がランダーを開発していますが、ランダーが持てる通信能力だけでは、目指せる世界が限られてしまいます。
中国やインドもそうですし、月面探査にはローバー・ランダー・衛星のセットを持つことが世界のスタンダードになりつつあります。
ベンチャー企業がその月面探査セットを自前で用意するのは、開発コスト的にも難しいと考えられます。シリーズAラウンドの資金調達では国内最高額の101.5億円を調達したispaceでさえも、ローバーとランダーのみを開発しています。そこにWARP SPACE社の光通信衛星が入りこんでいければ、面白いですよね。
“ギガる”は宇宙飛行士たちの悩み
――常間地:ところで、Yspace社は、月面でスポーツを楽しめるVRコンテンツ「オリンピア」を提供されていますよね。
――川﨑:「宇宙に行かないとできないこと」がないと、やはり宇宙旅行は身近にはならないと思います。もし宇宙旅行に行けたとしても、2回目は別に行かなくていいかな……となりかねないのですが、そこを変えるキーワードこそが「通信」でしょう。
例えば今月面に行くことができれば、まずは地球をバックに自撮り大会が始まると思うのですが、地球にシェアされてこそ価値が現れるもの。インスタグラムに投稿するのにも通信は必要ですしね。例えば、国際宇宙ステーション(ISS)にもWi-fiはあるけど……
――常間地:ISSでの通信は限られていますよね。
大半の通信時間はミッションデータや宇宙飛行士たちの生体情報とか、彼らの安全と生命を守るためのやり取りに消費されています。なので、それ以外の家族との連絡とか娯楽などに使用できる通信量には制限があるのです。通信コストが高いというのもありますが、そもそもの通信の総量も限られています。
――川﨑:そうですね。
月面もそうですが今年始まると言われている宇宙旅行では最初の5人くらいまでの宇宙旅行者の自撮りは、珍しいし価値があって、その次はYoutuberとかが宇宙空間で面白いことをやってバズる。
そしてその先は……わからないんです。その先に月面旅行があるとするならば、いま月に行っても一般の人にとって楽しいことって何もないんですよ。もちろん月面歩行とか探査とかはワクワクしますし自分も月に行きたいと思います。しかし、その先の生活や探査ミッションをきちんと設計していく必要があり、そこには必ず通信が必要です。
宇宙は行くだけでも膨大なコストがかかるという、特殊なマイナスポイントを抱えています。一人の宇宙飛行士をISSに輸送するのに必要なコストはなんと約82億円。
宇宙空間と地球がこんなにも分断されているのに、「宇宙でこれがやりたい」というアイデアはなかなか生まれませんよね。でも、もし通信が安価になれば、宇宙空間と地球を繋ぐことができるんです。
宇宙開発に求められるのは“共有”
――常間地: NASAの「アルテミス計画」では、有人月面着陸を2024年に計画していますよね。
――川﨑:そうですね。それでいうと僕は、アポロ計画が世の中を熱狂させることができたのは「生放送」だったからだと思っています。
「失敗するかも!」というスリルとドキドキ感を乗せて全世界に放送したことこそがインパクト。録画の放送ではそこは感じられませんよね。
宇宙開発には可視化による共有が必要不可欠。みんなをのめり込ませるためには、届ける技術が必要で、生放送が実現したのは、通信がきちんとできていたからです。
――常間地:可視化による共有は、宇宙開発における大事なコンセプトですね。
例えば、スポーツ観戦に行くと会場の雰囲気や空気である試合にのめり込めますが、コートが遠いと選手の表情や息遣いまではわからず、試合の迫力を感じきるのには限界があります。
しかし、VR技術の発展により、映像の高精細化や視覚以外の感覚再現が進むと、リアルとバーチャルの境目があいまいになります。

これは宇宙-地球間でも同じことが言えると考えていて、今後宇宙で活動する人間の「リアル」を息遣いまで含めてリアルタイムに地球に配信出来れば、宇宙空間利用の未来にもたらす貢献はものすごく大きなものになるでしょう。 そしてそのためにはやはり、常時高速で繋がる太い宇宙通信インフラが必要不可欠です。
月までの高速宇宙通信インフラの確立は、アルテミス計画における最初の月面着陸には間に合わないかもしれませんが、宇宙旅行がよりポピュラーになっていくことで減衰する“宇宙を体験することの珍しさ”に代わるプラスアルファの価値をYspaceと一緒に提供できれば良いですね。
取材・文/井上榛香
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川﨑吾一
合同会社Yspace 代表
東京理科大学卒業。大学時、JAXA宇宙科学研究所にて火星探査飛行機の研究開発及び、理化学研究所にてX線観測小型衛星研究開発を行う。民間による月面探査プロジェクト「HAKUTO」にてメカニカルエンジニアとして参加し月面探査機の開発に携わる。
文科省宇宙教育プログラム1期生(2期メンター)
XRを用いた宇宙ベンチャーYspaceを2018年6月に起業し、現職。hp,JAXA主催のhp mars home planet 優勝。ルクセンブルクビジネスピッチコンテストICTspringにてルクセンブルク特別賞、など。
常間地悟
株式会社ワープスペース 取締役CEO
2019年1月、現職就任。筑波大学在学中(20歳)に最初の起業。これまでに4社の立ち上げに携わる。(うち1社ベトナム)。主にITスタートアップ等の創業メンバー/役員として経営戦略、ブランディング、法務、財務等を主に担当してきた。現在、マルチアントレプレナーとしても活動し、筑波大出身の経営者で組織するインキュベーション団体では理事として次代のスタートアップの育成をしている。ワープスペースとしては、2016年11月~2018年12月まで社外取締役。
小型衛星による高速衛星間通信ネットワークで地球観測市場の通信ボトルネックを根本から解消するつくばに拠点を構える宇宙ベンチャー
リターン
3,000円

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