世界初!宇宙空間光通信ネットワーク実現の大きな一歩を共に!
世界初!宇宙空間光通信ネットワーク実現の大きな一歩を共に!

支援総額

5,725,000

目標金額 5,000,000円

支援者
137人
募集終了日
2020年3月31日

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2020年03月25日 15:00

【純度100%の文系人間から見る宇宙産業】vol.3市場動向

 

 

文系人間から見たシリーズも三部目ですが、

ようやく宇宙産業の動向について入っていきます。

 

 

ここでは主に、投資額およびプレーヤー数がどの程度増加してきたのか、

その中でどのような事業者がいるのかをお伝えします。

本題に入る前に、2015年から宇宙系スタートアップの動向を調査している「BRYCE」が、今月に入り刊行した2019年度版レポートのサマリーを引用し、宇宙産業の全体感を掴んでいただきます(引用元)。

 

―――――――

2020年に入り、スペースベンチャー界隈で三つの重要な流れが起こっています。一つ目は、投資家たちが引き続きスペースベンチャーに巨額を投じ、投資額や、投資を受ける側のプレーヤー数が過去の記録を大きく超えた点。

 

二つ目に、投資額が伸びる一方、依然として収益性や持続性を検証する必要があり、合理化や統合の可能性を探る段階にあるという点。

 

最後に、政府系ステークホルダーの重要度が増している点を指摘しており、

既に多くの企業が、政府系の組織を潜在的な顧客として認識し始めています。

―――――――

 

つまり、市場規模は拡大を続けているがまだサービスインの段階に至っていない企業が多いこと、そしてこれまで宇宙産業の主軸にいた政府関係の組織が、潜在的な顧客というポジションに移行しつつある、というのが2019年の全体感として紹介されています。

 

では本題に移っていきます。

 

  • 投資額の推移

冒頭で投資額が増大している点に既に触れましたが、実際の数字を見てみると、2019年は57億ドルが投資されています。前年の35ドルと比べると1.5倍以上の伸びを見せており、この要因として投資家が巨額の資金を投じていることにあると分析しています。また、投資金額の統計が開始された2000年を見ると6億ドルであり、20年で約9倍に伸びていることが分かります。

 

 

しかし勘案するべき点として、57億ドルのうちの約31億ドルをわずか三社で計上していることがあります。この3社が、イーロンマスクのSpaceX社、ジェフベゾスが立ち上げたBlue Origin社、そして破産申請をしていると報じられ話題に上がった、OneWeb社です(この件については弊社CEOの常間地が分析した記事をご覧ください)。

 

 

 

三社のうち、SpaceX社のStarlink計画とOneWeb社は、低軌道通信衛星コンステレーションによる地上への高速ネット通信を実現しようとしています。

Blue Origin社は将来の有人宇宙旅行に向けた事業開発に取組んでいます。

 

この三社に加えて、Social Capital Hedosophiaを合併したVirgin Galacticが、

500万ドルの資金調達を実施しており、上記4社だけで、全体の投資額57億ドルのうち、約7割を占めています。

 

 

このように、投資先が大きく偏ってしまっている点は看過できません。

しかし、まずもって重要なのは産業に資金が流れ、市場規模が大きくなることであり、今後プレーヤー数が増加すれば分散していくことが予想されます。

 

(Ⓒ BRYCE Space & Technology)

 

  • プレーヤー数の増加

 

前澤さんの宇宙旅行宣言により、日本国内でもSpaceX社の知名度は上がりました。しかしそれ以外でも多くの宇宙系プレーヤーが出てきているので、ご紹介します。

 

2000年代前半の、年間に設立される企業数は平均して約4社に留まっていました。しかし過去5年間の平均を見ると、29社/年となっており、2000年代初期と比較すると、8倍近くの増加率になっています。

 

 

従来の宇宙開発は、国家主導の大規模プロジェクトが主軸で、コスト度外視の研究開発が行われてきました。その多くは、地球から最も離れた静止軌道を周回し、気象情報やGPSなど、公共性の高いミッションを持って今も観測を続けています。

 

 

21世紀に入り、民間、特にスタートアップが増加していることは、衛星や打上げコストの低下=機器の小型化が進展している証左と言えます。しかし小型化はメリットばかりではありません。車と同様、小さくなるにつれて搭載できる機器やスペックが限定されてしまうため、機能を絞った衛星を数多くあげる必要が出てきます。詳細は下述しますが、これを「衛星コンステレーション」と呼びます。

 

 

  • 各社事業ドメイン

 

宇宙系スタートアップの多くは、地球表面を観測するリモートセンシング事業者がほとんどです。海水温や海流などの自然情報から、渋滞や建造物、夜間の電気使用量に基づいた経済規模の推定まで、それぞれの機体が異なるミッションをもって周回しています。

 

 

前項で、プレーヤー数の増加要因として機器の小型化をあげましたが、多くの小型衛星が周回しているのは、地球に最も近い低軌道(最大高度2000km)です。最も高い高度を周回する静止軌道衛星(約36,000km)と比べると、広域を捉えることは物理的に無理ですが、低スペック機器でも高精細なデータを取得することが出来るため、さらなる活用が期待されています。

 

 

では、資金調達額で上位3社の事業内容をご紹介します。

 

 

1.SpaceX社

 

イーロンマスク率いる同社が掲げた計画が、「Starlink計画」。

2015年に開始されたこの計画では、1万機以上の小型衛星を打上げ、地上のモバイル端末にインターネット通信を提供します。地球を取り囲む大量の衛星群から直接インターネットを提供することで、世界規模で通信可能になる「フルカバレッジ」を目指しています。

 

2.Blue Origin

 

あのジェフベゾスが設立した同社は、有人宇宙旅行を目的とした事業開発に取組んでおり、安価に且つ安心していける宇宙旅行を民間に提供することを目材しています。今年の2月には新ロケットエンジン生産施設が開所になったと報じられており、着実に開発が進んでいるように見えます。

 

 

3.OneWeb

 

ソフトバンクが大型出資をして話題になった同社ですが、日本時間の3月20日に破産申請をする可能性があるとニュースになりました。SpaceX社同様、衛星コンステレーションによるインターネット通信の提供に向けて事業開発に取組んでいます。報道があった翌21日には、新たに34機の打上げに成功しており、破産寸前という状況にはないと考えられます。

 

 

既出ですが、詳しい分析はこちらの記事をご覧ください。

【Story】OneWeb社破産検討報道を検討する

 

 

次回は、少しスケールを落とした各国比較をお届けします。

 

3. 各国の市場比較

 ・US

 ・EU

 ・China

リターン

3,000


【学生限定】お気持ち支援プラン

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学生さん限定のリターンの発送を要しないプランです。ご支援いただいた金額から手数料を差し引いた全額が本プロジェクト経費にあてられます。
・サンクスメール
・HPへのお名前掲載(希望者のみ)

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

6,000


【学生限定】お気持ち支援プラン(報告書付き)

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申込数
5
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制限なし
発送完了予定月
2020年7月

3,000


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2020年4月

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