第２号　関西フィギュアスケート関連団体

 

みなさま、こんにちは。

チームビルディング研修の活動報告をさせていただきます。

 

第２号として、関西のフィギュアスケート関連団体に向けて、チームビルディング研修を実施させていただきました。

 

団体責任者の方からは、

 

『選手が考えている限界を底上げしたい』

『チームメンバーとのコミュニケーション改善したい』

 

などの要望がありました。

 

その背景として、フィギュアスケートの

 

「競技人口が少ない」

 

というマイナースポーツの特性上、他団体であったとしても仲間意識が強過ぎる現状があり、

 

「他の選手がそうだから・・・」

 

といった同調圧力がどうしても働いてしまっているとのことでした。

 

 

また、チームに所属しているものの、個人競技であることもあり、

「チーム内で研鑽し合うといったコミュニケーションがなかなか育まれていない」

という現状もあったようで、チームに所属している意味や価値を見出し、社会に出た際に、その経験を活かして欲しいという願いが込められていました。

 

「個」の力の底上げ。

「チーム」としての力の底上げ。

そして、その経験を未来に繋げる。

 

そのような命題のもと、私たちは、認知科学に基づくコーチング理論を用いて、「個」の力の底上げを図りました。

 

具体的には、

 

・選手としての現在の目標は何か？

・それが達成したとしたら、どんな展開が待っているか？

・更にそんな経験をした自分は、社会に出て、どんな人生を送っているだろうか？

・そして、そんな人生を送っている自分は、どんな学問や趣味を人間関係などのオールライフで考えたとき、どんなことをしているか？

 

など、自分の選手としての目標をフィードフォワードする（未来を思考する）体験を行った上で、人生をオールライフで考え、一つゴール設定・決断するという内容です。

 

夢を持つこと、語ることがどこか恥ずかしく、また馬鹿にされてしまうような風潮がある今の世の中において、自由に未来や願いを思考し、語るだけでなく、それを承認してもらえるという経験は、きっと選手たちにとって強烈な出来事になったのではないかと思います。

 

同時に「チーム」としての力の底上げについては、上記の経験を自分のチームに持ち帰り、同じ経験を今度は自ら作り出す側にまわってもらうために、フィードフォワードのコツや承認のスキルについて研修させていただきました。

 

今回の研修を通して、選手たちが、常識や他人の考えではなく、自らの意思や願いが未来を作っていくという原体験になれば幸いです。

そして、次世代を牽引するリーダーになることをとても楽しみです。

 

このような機会を作っていただいた皆さまへの感謝とともに。