たくさんのご支援ありがとうございました!
たくさんのご支援ありがとうございます。
2025年2月26日の山林火災発生からまもなく3カ月。2月28日の本プロジェクト立ち上げから4月30日までに、401人もの方々から3,640,000円ものご寄付をいただきました。皆様からの迅速かつあたたかいご支援、本当にありがとうございました!
発災から41日目の4月7日に鎮火が宣言された大船渡市は、現在、被災した住民の皆さんに向けて、公営住宅の空き室や民間のアパートを活用する「みなし仮設」への入居が進められています。また、5月17日からは、建設型仮設住宅の供与が開始されています。
Civic Forceは皆様のご支援を支えに、2月28日からスタッフ1人を大船渡市に派遣し、避難所でのニーズ調査を皮切りにさまざまな支援を行ってきました。支援の様子をまとめた動画もぜひご覧ください。
◉物資配布

ニーズ調査を受けて、3月2日からこれまで4ヵ所の避難所(三陸公民館、越喜来(おきらい)小学校、綾姫ホール、福祉の里センター)へマスク、スニーカーソックス、エコバッグなどを九州・佐賀にある備蓄物資倉庫から順次発送し、お届けしました。
また、連携する緊急災害対応アライアンス「SEMA」の参加企業から提供いただいた靴下(ナイガイ)、長袖シャツや下着(千趣会)のほか、東日本大震災以降継続してご協力をいただいている化粧品メーカー、ロクシタンのビニールポーチとトートバッグ、ハンドクリームなども配布しました。
◉長引く避難所生活における健康面の支援
避難生活が長引くなか、「お弁当などが続き栄養が偏りがち」との声を受けて、みかんやイチゴなどの果物、野菜ジュースといった支援物資も避難所へお届け。これまでの災害支援の経験から、避難所で不足しがちな栄養素に注目し、避難者の皆さんの健康面のサポートも行いました。
三陸公民館に物資を届けた際の様子が、NHK(岩手 NEWS WEB)で紹介されています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20250306/6040024768.html
清潔な衣服を身につけたり、新鮮な果物を食べたり、災害前は当たり前にできていた行為を一つでも多く取り戻すことも「災害関連死」を防ぐ一歩です。
◉「お茶っこ」開催支援
Civic Forceは3月〜4月に計3回、避難所の綾姫ホールで「お茶っこ」開催のお手伝いを行いました。少しでもほっとした時間を過ごしてもらえるよう、いれたてのコーヒーを提供。市内でコーヒー豆の生産・販売を行う「moku coffee」や館長さんと協力し、避難所で生活する人のほか、火災被害にあった綾里の住民にも声をかけ、30人ほどが参加しました。
参加者の中には自宅が全焼したものの、乳幼児がいるなどの事情で避難所での生活を選べず、仕事場や知人宅などで寝泊まりを続けている人もいます。お茶会をきっかけに、見えにくい避難所以外の被災者の暮らしも垣間見えました。
◉布団乾燥支援
「長引く避難所生活で布団のにおいが気になる」、「敷きっぱなしで布団がへたってしまった」、「湿気で段ボールベッドの耐久性が落ちてつぶれてしまい、交換した」。避難者や自治体職員の方からそんな声を聞き、Civic Forceは避難所の環境改善の取り組みとして、布団やまくらなどの乾燥支援を行いました。
トラックの荷室内を断熱材で覆い、ジェットファンと吸気用ダクトを使って布団を高温乾燥した後、掃除機でダニやホコリを除去。避難所の綾姫ホールと福祉の里センターで、4月〜5月の計6回、延べ115点の布団乾燥を実施することができました。
布団を受け取った避難者の皆さんは「避難所では布団が干せないから助かった!」「これで気持ちよく眠れる」「思った以上に、きれいにふかふかになって戻ってきて、びっくりしました。もし次があるならまたお願いします」と笑顔を見せてくれました。
避難所では、洗濯ができなかったり、洗濯物を干す場所がなかったり、これまでの災害でも同じような課題が起きています。特に布団は衣類と違い、気軽に洗えない・干せないため、今回の支援実施につながりました。
Civic Forceは今後も市内外の動きを注視し、大船渡市で被災した皆さんのニーズを確認しながら、必要なところに必要な支援を届けていきます。
引き続き被災地にご関心をお寄せください。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
Civic Forceスタッフ一同



















