やべっちの野生個体ベストショット2025秋第4位

皆様、多くのご支援ありがとうございます！とうとうあと4日です。今回のリターンの山村さんのフォトブックもイチオシなんですが、特産品の方もよろしくお願いいたします。青海のイモが調達できたらリターンはイモなんですが、イノシシや天候の被害にあう可能性もあり別のものになるかもしれません。その際には、我らがねこりんの特産品セレクトになると思います。どちらにせよ、現地でがんばっているねこりんの手作業で発送することになります。どうぞよろしくお願いしますm(__)m

さて、今回も『やべっちのツシマヤマネコ野生個体ベストショット2005秋』のご紹介です。ではでは、第4位の発表です！

じっとこちらを見ているツシマヤマネコです。完全に僕と目があっています…！

田んぼのあぜ道にたたずむ、あいつの瞳には今、やべっちの姿がしっかりと映っているに違いありません。そしてそのもふもふの毛に覆われた小さな頭の中もこの瞬間、やべっちの存在が独占しているに違いありません…！『コイツ、ニンゲンカ？』『ハラ、ヘッタ』くらいしか考えていないかもですが、とにかくもう永遠に続いたらいいのにという時間です…！

そしてカメラというもので実際時を止められるという人間の偉大な発明って本当に素晴らしい！ああ、カメラを発明した200年前のフランス人よありがとう！

ツシマヤマネコはとても警戒心が強いです。対馬にいて一度も見たこともないという人もたくさんいます。一方、対馬北部では、1970年代ごろまで今より数倍生息していたと考えられています。ニワトリを狙うので、当時の島の人には害獣の認識さえあって、捕って食べていたという話も聞きます（それくらいいたんですね！）ですが今は、保護意識の高まりもあり、人と良好な関係を築いている生息地もこうして存在しています。ある程度の距離をとれば、ツシマヤマネコが意外と姿も見せてくれるのも、地域や訪れる方々が、ヤマネコの生活を尊重して、脅かさないようにしている、そのたまものだと思います。

さて、年に一度の田ネコ撮影＆調査、今回宿泊したのは、旧佐護小学校をリノベーションして作られた、「さごんビレッジ」です。場所的に保護区にもセンターにも近いのでとても便利でした。

ドミトリー、個室、共用スペース、シャワーなどがあります。

対馬は人口減少が激しく、天候が悪い日には断絶されてしまう厳しい環境ですが、だからこそ守られてきた固有の生態系があります。実際訪れると、環境を守りながら、島の生活を存続させている地元の方々の努力も、随所に感じることができます。さごんビレッジも、廃校を利用しながら関係人口増加につなげられる素敵な拠点だなと思いました。実は僕たちも、そして今回ご協力くださった皆様も、立派に島の「関係人口」。守る会の活動を通じて、対馬に寄り添う気持ちを持ってもらえたら、こんなにうれしいことはありません。

残りあと4日、心は対馬に、ヤマネコに。

この記事を読んでいただけるだけでも僕は、大変うれしく思っています！みなさんの応援、改めてよろしくお願いいたしますm(__)m