
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 264人
- 募集終了日
- 2025年10月31日

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- 5,579,000円
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- 支援者
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- 残り
- 9日
プロジェクト本文
達成のご報告とネクストゴールについて
9月8日よりスタートした本クラウドファンディングは、おかげさまで 37日目に目標金額200万円を達成 いたしました!ご支援くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
クラウドファンディングが成立しなければ企画自体の見直しも検討しなければならず、挑戦当初は「どれくらい応援していただけるだろう」と不安もありました。
それでも、多くの方々から温かいご支援と応援の言葉をいただき、無事にプロジェクトを実行できることとなりました。
コメントやメッセージで「想いに共感しました」「応援しています」といったお声を頂くたびに、たくさんの方に支えられていることを改めて実感し、胸が熱くなりました。
本当にありがとうございます。
ネクストゴールの設定について
現在、準備を着々と進める中で、次なる目標として ネクストゴールを300万円 に設定いたしました。すでにプロジェクトにかかる費用は250万円を超えており、ネクストゴールでいただくご支援金は、これらの実費として大切に活用させていただきます。
仮に目標額に届かない場合でも、自己資金をもとに実施は予定しておりますが、より充実した内容で進めるためにも、引き続きのご支援・応援をいただけますと幸いです。
皆さまからの温かい想いを無駄にすることなく、責任をもって形にしてまいります。
残りの2週間あまりの期間もどうぞご協力のほど、よろしくお願いいたします。
拡散やご紹介も大きな力になります。
2025年10月15日追記
NPO法人ツシマヤマネコを守る会
副会長 羽根 佳雄
NPO法人ツシマヤマネコを守る会は、長崎県対馬だけに生息する絶滅危惧種ツシマヤマネコを守るために1993年に設立した、民間団体です。
これまで私たちは、保護区指定地域の民有地の買収を進め、保護区を整備することにより、ヤマネコのエサとなる小動物の生息環境を整え、ヤマネコが暮らしやすい環境を整えてきました。
しかし、ヤマネコのエサとなる小動物が生息する耕作地が高齢化で激減し、残った農地もイノシシ・シカの深刻な食害の被害を受けています。島民のツシマヤマネコ保護に対しても意識が不十分で、このままではツシマヤマネコの住める環境が少なくなり、また島民の生活にも影響が及ぶことが予想されます。
今回のプロジェクトでは、当法人が活動の中心としていた上県町を離れ、だんだん畑の景観が美しい峰町の青海地区で農地を整備し、ヤマネコのエサとなる小動物が生息できる環境であるそば畑を整備します。
ツシマヤマネコは、長崎県対馬のみに生息していますが、生息数は1980年代から減少したまま増えていません。たくましくとても警戒心の強い動物で、山仕事をする人達でさえ滅多に見かけることはありません。島の半分の面積にあたる下島では特に減少の傾向が強く、今ではわずかな数しか生息していません。
ツシマヤマネコは、1971年に国の天然記念物に指定されました。1994年3月に環境省から「絶滅の恐れのある野生動植物の種の保存に関する法律」に基づく保護対象種(希少種)の指定一号に認定され、さらに1998年にはレッドリストにおいて最も絶滅のおそれが高い種の一つ「絶滅危惧1A類(CR)」に指定されています。直近の調査では対馬全島で100頭ほど生息しているとされ、生息数は増加していないが生息範囲は広がっているとのことでした。
ツシマヤマネコの特徴は胴長で短足、尾は太くて長く耳の裏にはトラなどの大型ネコ科に見られる虎耳状斑とよばれる白い斑紋があり、眉間から頭の裏へ白い縦縞があります。生まれたばかりの仔ネコでも一般のネコとはその違いがわかります。
また、幼獣のころは普通のネコのように耳先がとがっていますが、成獣になるにつれ丸くなります。イエネコと同じくらいの大きさで、頭胴長60~65センチ、尾長25~35センチぐらいで、体重は2〜5kgくらいで、オスの方がメスより大きいです。
夜行性と言われますが、場所によっては朝から夕方まで一日徘徊し、座っているときはほとんど寝ています。 餌は主にネズミ類を食べているのが糞からわかりますが、鳥、魚、ヘビ、植物なども食べています。また、植物を食べるのは胃腸の調整のためと考えられますが、稲科の植物を丸飲みにしているのが糞から多く見られます。
繁殖は長日性で2月頃に繁殖を開始し、4月頃出産、9月頃親離れをします。生息密度の大きい上県町佐護地区は島内でいちばん水田の面積が広く、子育ての時期と田んぼの稲の生長が合致するので、夏から秋にかけて水田に現れることが多いです。そのため地元では古くから「田ねこ」と呼ばれて親しまれています。
ツシマヤマネコの生息する場所は、山の中と思われがちですが、実際は、山と畑などを往復して生活しており、いわゆる里山と呼ばれる環境が適しています。しかしながら対馬では過疎化、高齢化で耕作放棄地が激増しており、さらに、イノシシ・シカの激増で里山が荒廃し、ツシマヤマネコの生息に適した環境が失われつつあります。
環境省の域外分散飼育事業で、全国の8ヶ所の動物園でツシマヤマネコを飼育しておりますので、お近くの方は出かけてみて、かわいらしいツシマヤマネコの姿を愛でてみてください。
ツシマヤマネコの生息密度が高い対馬最北部(上島の北部)は、ツシマヤマネコの保護に関しての住民の意識が高く、当法人以外にもヤマネコを保護する活動をしている団体があります。しかしながら、南へ行くほど住民の意識は低くなり、保護に興味がある住民が少なくなっています。
従前より上島北部では保護区を設定し、環境の整備を行い、休耕地を借り上げそば畑にしたり、ある程度環境は整ってきたと思います。2024年に長らく会長を務めてきた山村名誉会長が逝去したのをきっかけに、他の地域でもヤマネコと人が共存できる環境を作れないかと考えました。
そこで、上県地区よりももう少し南で、プロジェクトを行うことでヤマネコの生息環境の改善や保護活動の紹介に効果がある場所を探していたところ、上島南西部の峰町の青海が候補に挙がりました。
青海は「長崎県だんだん畑10選」にも選ばれており、かつては国民的映画のラストシーンにも登場した風光明媚な地域で、会として以前から再生を手がけたいと思っていた場所でもあります。
青海では2020年に地域住民でそば畑をつくり再生を試みましたが、その後の過疎化高齢化で環境の整備が思うように進まなくなってきています。そこで、この地区を「ヤマネコと暮らせる里山」に再び変え、対馬において他の地区のモデルケースになればと思い、プロジェクトを立ち上げました。
青海の周辺地区での生息調査でヤマネコが確認されていますが、この地区に自動カメラを設置して観察したところ、イノシシ、シカ、イエネコ、テンが写っており、ヤマネコは確認することができませんでした。
ヤマネコは農地と山を行き来していることがわかっており、この地区で農地を整備することで、生息範囲を広げられ、かつ小動物などのエサを得られることで、生息環境も整備でき、この地域でのヤマネコの個体数の増加も見込めると考えています。
当初は会費及び寄付金の範囲内でプロジェクトを実施しようと思いましたが、次の項の写真のように長年耕作していなかったせいか、かなりの石(風化しやすいので耕作を続けていればなくなると思います)があり、それを除去しながら整地を進めたため、この費用だけで予定の4倍程度かかってしまいました。
このままでは来年度以降の会の財政がきびしくなるため、クラウドファンディングを実施し皆様のご支援をお願いすることにしました。
この青海のだんだん畑で農業が行われたいた頃は、ヤマネコが生息する痕跡が見つかっていましたが、現在ではイノシシやシカの食害の他、イエネコが闊歩する環境です。しかしながら隣の集落付近ではヤマネコが生息していることが長崎県の痕跡調査で判明しています。
耕作地にメッシュワイヤーを張りイノシシやシカが入ってこられない環境を整備すれば、ヤマネコのエサとなる小動物が生息するようになり、この地区にもヤマネコが戻ってくると推測しています。
そこで地域で農業を続けている、みのり農園様(注)とタイアップし、みのり農園様が地域の耕作放棄地を借り上げただんだん畑の一部を開墾し、イノシシやシカの食害から農作物を守るためのメッシュワイヤーを張り、初年度はそばを植えることにより農地を再生させ、ヤマネコのエサとなる小動物が生息する環境を整えます。
(注)みのり農園様 青海地区を中心に峰町で農業を展開する農家さん。
今回のプロジェクトを通して島内島外の方々にヤマネコと共存できる農業を広く知っていただき、将来的には他の地域でも始めてもらえるよう活動を行っていきます。
次年度以降はこの農地の整備はみのり農園様へ引き継ぎ、サツマイモ(地元では孝行芋:こうこいも:と呼ばれています)を栽培する予定で、持続可能な農業を行っていきます。
中心になっているのは、地元青海で生まれ育ち、一度島外に出ましたが、お父様が逝去したため、農業を引き継ぐためにUターンされた方で、だんだん畑の復活を願って持続可能な農業を目指しています。現在も地元のスーパーや産直市場などでみのり農園様の野菜を購入することができます。
【資金使途】
・トラクターなどの農業機器レンタル代
・獣害防止用のメッシュワイヤーの購入および設置作業費
・作業に関わる消耗品代
・作業者の人件費
【スケジュール】
2025年
6月 圃場整備完了
7月 メッシュワイヤー設置
8月 そば捲き
9月 クラウドファンディング開始
2026年
3月 プロジェクト終了
6月 サツマイモの植え付け
クラウドファンディングとした理由
これまでは、会員の方の会費およびご寄付でまかなってきましたが、今回は想像以上に資金が必要なことがわかったため、クラウドファンディングでのご支援をお願いすることになりました。
クラウドファンディングを行うことにより、資金を調達できることの他に、SNS等で拡散することにより、ツシマヤマネコに関心を持っていただける方がもっと増えるように期待しています。また、このような活動がツシマヤマネコの保護につながることを対馬島内の方にも知っていただき、さらに活動が広がっていることにも期待しています。
プロジェクトは令和7年度末をゴールとし、頂いた資金で農地の開墾、メッシュワイヤーの設置で農地を囲い、ソバの実がなり、ツシマヤマネコのエサとなる小動物が増える環境が整った時点で終了とします。
また、農地では、小動物の繁殖場状況、害獣の動き、ツシマヤマネコの生息確認を自動カメラ等を使って行います。
将来的には、この場所でみのり農園様が生産したサツマイモを、島内の直販所だけでなく全国のツシマヤマネコを飼育している動物園でお土産やレストランで使う食材として販売していただければと思っています。
世界中でここだけにしか生息していないツシマヤマネコ。皆さんのお力をお借りして生息環境の整備を進めていきたいと思います。機会がありましたら是非、対馬にお越し下さい!
村田浩一さま
(よこはま動物園ズーラシア園長)
日本の農村社会は、人口減少と高齢化の進行により深刻な課題に直面しています。農地の管理放棄や里山の荒廃が進む中、地域社会の存続だけでなく、生態系や生物多様性にも重大な影響が及んでいます。
特に、農業によって維持されてきた水田や里山環境は、多くの絶滅危惧種の生息地として重要な役割を果たしてきました。
過疎化の進行により、かつて農家や地域住民が維持してきた耕作地や里山の管理が困難になり、棚田の乾燥化や水辺環境の劣化が進んでいます。その結果、カエルやメダカ、ホタルなど田園環境に依存する多様な固有生物の生息基盤が失われつつあります。農業活動による定期的な二次的自然の創出はこれらの生物の繁殖に不可欠でしたが、農地の大規模化や農薬使用などによりその良好な環境が失われています。一方で、冬季湛水や減農薬栽培などの取り組みにより、絶滅危惧種が回復する事例も見られます。用水路のビオトープ化や在来植生の維持管理など、農業と生物多様性保全を両立させる工夫が各地で実践されています。また、地域の絶滅危惧種をモニタリングし、環境教育や農産物ブランド化に活用する動きも広がっています。過疎化に伴い、シカやイノシシなど野生動物による農作物被害も深刻化していますが、農地の一部を緩衝帯として管理するなど、獣害対策と生物多様性保全を両立させる試みも行われています。
農業と絶滅危惧種の共存は、単なる保全活動ではなく、地域社会の持続可能性や経済ならびに日本の生物多様性戦略と深く関わっています。農村がもつ多面的な価値を再評価し、人と自然が調和する未来志向の農村づくりが求められるでしょう。対馬のみならず日本そして地球の環境を保全するためにも『ツシマヤマネコと共に暮らせる里山に~青海のだんだん畑再生作戦!~』のクラウドファンディングを応援したいと思います。
※みのり農園様には今回のプロジェクトを行うこと、名称、画像を使用することの許諾を頂いています。
※故山村名誉会長のご遺族様からプロジェクトを行うこと、名称と画像掲載を行うことの許諾を取得しております。
- プロジェクト実行責任者:
- 羽根 佳雄(NPO法人ツシマヤマネコを守る会)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
青海の段々畑でみのり農園が地域の方から貸与された耕作放棄地約40アールを、当法人が開墾、メッシュワイヤーの設置などを行い、ソバの作付けができる圃場に整備します。さらにソバの種を蒔き、ツシマヤマネコのエサとなる小動物が生息する環境にします。 皆様から頂いた資金は以下の費用として使わせていただきます。 ・トラクターなどの農業機器レンタル代 ・獣害防止用のメッシュワイヤーの購入および設置作業費 ・作業に関わる消耗品代 ・作業者の人件費
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差は自己資金で対応します。
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プロフィール
NPO法人ツシマヤマネコを守る会は、絶滅の危機に瀕するツシマヤネコ(国内希少野生動植物種、絶滅危惧IA類)を守るために1993年に設立され民間団体です。 ツシマヤマネコと人が共存できる環境の構築を目指しています。
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リターン
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ご寄付のみ3000円コース
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- 2026年3月
プロフィール
NPO法人ツシマヤマネコを守る会は、絶滅の危機に瀕するツシマヤネコ(国内希少野生動植物種、絶滅危惧IA類)を守るために1993年に設立され民間団体です。 ツシマヤマネコと人が共存できる環境の構築を目指しています。















