「無人」が人を繋ぐ!八百屋でつくるコミュニティスペース

「無人」が人を繋ぐ!八百屋でつくるコミュニティスペース

支援総額

2,190,000

目標金額 2,000,000円

支援者
137人
募集終了日
2020年6月30日

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プロジェクト本文

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「八百屋+」は、「人」と「人」との距離を縮める、地域における新しいコミュニケーションの場を、「無人八百屋」を使って創っていくプロジェクトです。

 

今回の挑戦では、世田谷区松陰神社近くの商店街の小さな2階建で、無人八百屋と地域の溜まり場(大衆食堂&フリースペース)を作ります。

 

近くにいるのに知らなかったあのお店、あの人との距離、遠くにいる生産者さんと私たちの間の距離、寄り添いたい、寄り添うべき点と点を繋ぐ、コミュニケーションツールとしての八百屋を作ります。

 

 

実行者チームの紹介

 

山梨県北杜市にて生産・集荷・管理・物流とさまざまな面から農家さんを支援するFAMERS AGENCY(ファーマーズエージェンシー、ケータリングやイベント企画・飲食事業を東京にて行うMunos(ムノーズ「農業繁盛・地域円満」をモットーに結成した2拠点2会社による共同チームです 

 

 

株式会社FARMERS AGENCY


左‖西川幸希(山梨側リーダー。農家さんやバイヤーさんとの取引を中心に、企画や人材マネージメントを主に担当。人と人をつなげるのが得意。好きな偉人は高杉晋作。)
 

中‖清水啓太(同社代表。野菜をこよなく愛し業界歴も長い。日頃から現場に立ち140名を超える農家さんと顔を合わせながらの関係作りを大切にしている。好きな野菜はトマトときゅうり。)

右‖百瀬けんと(本年入社。マーケティングやITによる日々の業務の効率化と広告宣伝を主に、出荷場の運営、野菜の配達からHPの作成・運用まで幅広く対応。趣味はラップ作り。)

 

 

 

MUNOS

左‖笠井祐二(料理と人間関係の交通整理担当。三軒茶屋生まれ三軒茶屋育ちの生粋の下町の人。今回の店舗がある松陰神社はほぼ地元。得意なものはおばあちゃん対応と居酒屋料理。)

 

右‖尾辻あやの(本プロジェクト発起人。非営利団体・コミュニティカフェ勤務の後独立。企画・PR・デザインとお役所仕事好き。笠井と今年入籍。尊敬する人は上杉鷹山とナウシカ。)

 

 

届かない!?「誰か」と「誰か」、離れた2点。


私たちは自分たちが接する「ヒト」や「モノ」を、どれくらいきちんと知っているでしょうか。

 

例えば毎日食べるモノ。たくさんの中間業者が入ることにより、生産者さんと消費する私たちの間には時間・気持ちの両方において壁があります。どんなに「おいしい」と思っても直接伝えられず、生産者さんも自分の作ったものがどうなったのか知る方法がありません。

 

じゃあ近所にいる人は?欲しいもの、やりたいことがあった時、自分の町の人で、「あの人に聞いてみよう!」と思いつく「人」はどれくらいるでしょうか。ネットでなんでも買える、調べられる、「遠くの他人」は便利かもしれない。だけど生活の中で触れるモノ、すれ違う人、やってるコト、そんな「日々の隣人」をまだまだ私たちは知りません。

 

農家さんも出られるマルシェとかあるじゃない。

コミュニティスペースなんて誰でもできるでしょ。

 

しかし、農家さんは膨大な作業や天候リスクやロスなどの不安要素をたくさん抱えています。そこに加えイベント出店は、移動費や売れ残りリスクもありなかなか難しい。そしてコミュニティスペースは収益を上げにくく、職員を雇い団体を運営・維持するのは簡単ではありません。両者とも町に必要とされながらも、維持や継続には自分だけでは超えられない壁が多く、今の方法では「負担が大きすぎる=やりたい人は増えない」となるのは当然なのです。

 

農家とコミュニティスペースがぶつかる壁、両方とも解決にはどうしたらよいのか。


 

 

手をつなぐから、できること。

 

そこで思いついたのが「無人八百屋」と「コミュニティスペース」を一緒に運営する、今回のプロジェクト「八百屋+」です。

 

八百屋を無人にすることでまず人件費が浮きます。その分農家さんにもちゃんと還元でき、お客さんにもいいものを適切な提供することができます。しかし、防犯対策が必要です。

 

その昔、江戸時代の頃はみんな鍵なんてかけなかったそうです。なぜなら長屋に暮らす人はみんな知り合い、知らないやつが悪さをすればすぐにお縄。そう、盗難対策に一番必要なのは、地域に愛され、必要とされていること、つまり「人」がいつもいること。だから地域の「溜まり場」が必要なんです。

 

もちろん「人が集まる」機能は、八百屋に新たなお客さんを呼び込んでくれる効果もあります。そしてコミュニティにとっては、スペースの維持費の負担が減り運営の継続がグッと楽になります。また八百屋は老若男女問わずどの世代も気軽に訪れられ、コミュニティスペースにとって「最高の玄関」なのです。

 

「無人八百屋」と「コミュニティスペース」2つが手を組むからできる、みんなに嬉しい仕組みを目指します。

 

 

 

もっと近くに。もっと知り合う。「八百屋+」がやっていくこと

 

大人の「交換日記」で、“間”を取り除く

 

・農家さんとの“間”

それぞれの農家さんとの交換日記をつくります。農家さんへの「おいしかった!」や「この野菜どう調理するの?」「畑が使えないとき何をしてるの?」などなど直接聞きたい質問を書き込んでください。書き込まれたノートは責任を持って農家さんにお届け。1ヶ月に1回まとめてお返事をいただきます。

 

・地域との“間”

店内の壁に黒板を設置し、誰でも使える地域の交換日記をつくります。メンバーやお手伝い募集、活動告知、こんな人探していますetc...地域に関わることならなんでもOKです。

 

1階完成予想図(イラスト by yoi)

 

町のイエローページ(電話帳)として、人をちゃんと紹介する

 

・イベントスペース

夜の食堂や二階のスペースを使って「イエローページ」をコンセプトにしたイベントを開催します。例えば、農家さんに会える会、お酒が大好きな人がお気に入りの酒蔵を紹介する会、好きなアーティストをプレゼンする会、地元の他のお店の紹介だって構いません!イベントの持ち込みも大歓迎です。

 

・小商いを応援します

小商いをする人たちのために二階のPR・販売ブースや作業用の小さなロッカーを貸し出します。

 

・どこからでも参加できる!Web版コミュニティ

農家さん・地域の方問わず、関わりを持った方々を「ちゃんと」紹介するイエローページをWeb上に作ります。農家さんには種まきから出荷まで、普段は見ることのできない日々の活動をご紹介いただく予定です。店舗の「交換日記」同様、探し物や募集など地域の人が日常的に使えるページを作ります。

 

イラスト by yoi
2階の完成予想図(イラスト by yoi)

 

理由なく集まれる場として

 

休憩所&大衆食堂

以前発起人の尾辻が、コミュニティカフェで働いてみて教えてもらった大切なことが、「誰だっていつも人に会いたい、けど、その理由(きっかけ)を探してる」ということです。八百屋での買い物をきっかけに、通りがかりに、「理由なく」溜まれる場所を作ります。二階の休憩所は昼間は無料で開放、下の階は夜18時からは大衆食堂になります。

 

 

文字通り“間”をなくします。

今回のプロジェクトでは、山梨拠点であるFARMERS AGENCYが農家さんへの集荷・物流を担当し、中間業者を一切使いません。無駄なコストや時間を省き、農家さんに負担なくお客さんはもっと新鮮な野菜を購入可能にします。また物流だけではなく、農家さん一人ひとりとちゃんとコミュニケーションをとり、農家さんと食べる人々の想いを責任をもって繋げます。

 

 

 

 

資金の使い道とスケジュール

 

物件について

 

今回の借りた物件は、世田谷区・松陰神社から徒歩10分、古いお寿司屋さんの跡地です。

 

前のテナントさんが何十年とその地で営業されていたのですが、去年お二人ともご病気で亡くなったってしまったそうです。私たちが入った後も、シャッターを開けるたび「あれ?ここでなんかやんの?待ってるぞ!」とご近所の方が話しかけて来てくれます。

 

 

カウンターには見守るように招き猫が2匹。ご近所でも有名なお二人だったとか。せっかくなので、なるべくこの内装を残したまま使うことにしました。しかし、かなり古い物件のため、衛生上・構造上の改装がかなり必要とわかりました。今回ご支援いただいた資金は、店内の改装費用を中心に、大切に使わせていただきます。

 

 

詳細な資金の内訳

 

券売機購入費用(一部) 600,000円
ショーケース冷蔵庫購入費用 100,000円
2階のエアコン交換 100,000円
2階の床の改修 150,000円
2階電気系統工事 100,000円
トイレの改装工

200,000円

クラウドファンディング手数料

330,000円

リターン準備費用 

420,000円

 

必要金額合計: 2,000,000 円

 

 

スケジュール

 

8月1日 内装工事着工開始

8月後半プレオープン

9月1日 オープン→8月31日 オープン(2020年5月27日 変更)

9月21日 オープニングパーティ

 

 

私たちが、今、クラウドファンディングに挑戦する理由

 

 

 

 

 

これは「新しいカタチ」作りに挑戦する実験です。

 

 

このプロジェクト「八百屋+」の構想は去年立ち上がりました。「人と人をちゃんと繋げるコミュニティ」決して大きくはない、でも、小さくともしなやかで力強く、人々の生活に寄り添うような場所。時代はどんどん変わり、そんな場所はもっともっと必要とされるはずだ!そんな想いから始まりました。

 

そしてプロジェクト公開を控えた3月、コロナウィルスの影響は、私たちが思っていた以上に大きく、あっという間に、そして有無を言わさずに、私たちを新しい時代に放り込んで行ってしまいました。

正直、このタイミングでの公開をすべきかどうかとても迷いました。恐怖やこの先への不安、ニュースの向こう側で並ぶような出来事が、自分や周りの人たちにリアルに起きてしまったからです。

 

けれど「今だからこそ、やるべきだ」そう思い直し公開を決めました。私たちは逆立ちしたってワクチンのような救世主は作れない。だけど人が幸せに暮らしていくための「新しいカタチ」なら作れるかもしれない、そう思ったからです。

 

 

「パクリ」大歓迎。誰でもどこでも使えるように。

 

 

農家さんをはじめとした第一次産業や福祉、コミュニティの活動はすべての人に必要なはずです。しかしなぜか世の中から置いていかれてしまいがちです。それは「大変なわりに儲からない」から。だからやりたい人が増えない、増やせない。世の中はそんなことで溢れています。

 

もう、誰かの負担の上に成り立つようなカタチは終わりです。幸せが循環するから成り立つシステムを確立させるためのスタートです。目標はうちの店が成り立つことではありません。私たちでできる範囲はとても小さい。私たちの目標は「誰でもパクれる」ようなものにすることです。ただ野菜を、タネをあげるんじゃない。この店舗を実験台にし「幸せな畑の作り方」をどんどん必要な人や場所に受け渡すこと、それが私たちのミッションです。

 

明日も「会いたい人」に、誰しもが会い続けられますように。この先も、誰もが自分の仕事を続けられますように。そんな「小さな幸せの循環」がたくさん増えますように。そんな想いを込めて、プロジェクトをオープンします。どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

生産者さんたちのご紹介

 

八百屋+で取り扱う商品を作る生産者さんたちを、ほんの一部ですがご紹介いたします。

 

こちらの皆さんの商品は、数量限定ですが、今回のクラウドファンディングのリターンでもご購入いただけます。

 

 

有機農産物の出荷グループ、農事組合法人グットファームのメンバー。4ヘクタールの畑で60種類ほどの野菜を無農薬・有機で栽培。地元ではスーパーマンと呼ばれている。信じられないくらい水々しく味の濃い野菜たちは、調理・調味料いらず逆に料理人泣かせ。それくらい美味しい。畑の写真が美しいインスタもぜひご覧ください。

 

▼Instagram

https://www.instagram.com/ito.farm/

 

 

元パンクロッカーのみつくんは震災をきっかけに一家で山梨に移住。山々に囲まれた楽園のような農場で平飼いの養鶏所を開設。今の流行りの逆をあえていく、さらっとしたレモンイエローの黄身は、追求し尽くした自然な環境で、豊かに幸せに暮らす鶏だからできること。農場はキャンプ用にも開放。農場のアイドル、6匹のヤギたちに優しく微笑むみつくんの人柄がちゃんと卵にも受け継がれています。

 

 

寿司屋のように旬の野菜でパンを作りたい!と野菜パンの店を韮崎にてオープン。野菜を練り込み栄養価UP&見た目も美しいパンたちを、丁寧に一つひとつ作り続けています。野菜が苦手なおこさんも忙しい大人もこのパンを通して健康に楽しくなってほしい、そんな想いが詰まったパンたちです。奥さんのひろみさんは「八ヶ岳の野菜を美味しく食べる研究所」設立メンバーでもあるパッショネイトな活動家。4人のお子さんを育てるパワフル夫婦です。

 

 


本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

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リターン

5,000


農家さん応援!!ロス野菜を救う野菜ピューレor野菜の苗

農家さん応援!!ロス野菜を救う野菜ピューレor野菜の苗

・お礼のメッセージ・活動報告
・オリジナルステッカー
・有機野菜ピューレ3つ or有機野菜の苗3つ

北杜市の無農薬・有機農家、伊藤さんのお野菜を使った野菜ピューレor伊藤さんの苗を3つお届けします。以下からひとつご選択ください。

☆無農薬野菜ピューレ
夏はお野菜がたくさんできてしまい、行き場がなくロスになってしまうことが多々あります。そちらの野菜を100%使った無農薬野菜ピューレです。味付けなどはあえてしておりませんので、スープやジュース、離乳食など、お好みの味付けでお召し上がりください。
※ピューレに使う野菜は指定できません。発送時期の野菜になります。

☆無農薬・有機農家 伊藤農園の苗
八ヶ岳・南アルプス、美しい自然の中北杜市のスーパーマン伊藤さんが育てているお野菜と同じ苗をお届けします。お庭やベランダで無農薬野菜を育てて見てください。
※植え替え用の土や植木鉢はついておりません。苗の種類は選べません。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

5,000


Ordinary Peopleノート

Ordinary Peopleノート

・お礼のメール
・オリジナルノート3冊
・ロゴステッカー

八百屋+を応援するスタンダードコース。「まちの人々」がコンセプトのイラストシリーズ「Ordinary people」のノートを三冊とステッカーをお届けします。

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

5,000


農家さん応援!!ロス野菜を救う野菜ピューレor野菜の苗

農家さん応援!!ロス野菜を救う野菜ピューレor野菜の苗

・お礼のメッセージ・活動報告
・オリジナルステッカー
・有機野菜ピューレ3つ or有機野菜の苗3つ

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☆無農薬野菜ピューレ
夏はお野菜がたくさんできてしまい、行き場がなくロスになってしまうことが多々あります。そちらの野菜を100%使った無農薬野菜ピューレです。味付けなどはあえてしておりませんので、スープやジュース、離乳食など、お好みの味付けでお召し上がりください。
※ピューレに使う野菜は指定できません。発送時期の野菜になります。

☆無農薬・有機農家 伊藤農園の苗
八ヶ岳・南アルプス、美しい自然の中北杜市のスーパーマン伊藤さんが育てているお野菜と同じ苗をお届けします。お庭やベランダで無農薬野菜を育てて見てください。
※植え替え用の土や植木鉢はついておりません。苗の種類は選べません。

申込数
25
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制限なし
発送完了予定月
2020年8月

5,000


Ordinary Peopleノート

Ordinary Peopleノート

・お礼のメール
・オリジナルノート3冊
・ロゴステッカー

八百屋+を応援するスタンダードコース。「まちの人々」がコンセプトのイラストシリーズ「Ordinary people」のノートを三冊とステッカーをお届けします。

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月
1 ~ 1/ 15

プロフィール

山梨県北杜市にて生産・集荷・管理・物流とさまざまな面から農家さんを支援するFAMERS AGENCY(ファーマーズエージェンシー)、ケータリングやイベント企画・飲食事業を東京にて行うMunos(ムノーズ)、「農業繁盛・地域円満」をモットーに結成した2拠点2会社による共同チームです。

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