プロジェクト終了のご報告
支援者の皆様
ザンビア栄養啓蒙プロジェクトは7月29日にプロジェクト報告会を無事開催することができました。遅くなりましたが、報告会に足をお運びいただいた皆様、大変にありがとうございました。
約1年半前にアライアンス・フォーラム財団様のご協力のもと、教材作成から始まったこのプロジェクトは、多くの方々に支えていただき、ザンビアへ渡航しての栄養セミナーの実施を今年の3月に実現することができました。
この現地での栄養セミナーは、主に以下の2点を目的として行われました。
⑴少人数制の授業実施で生徒の栄養知識定着を図る。
⑵持続的に栄養教育を実施できる仕組みの土台を作る。
私たちはこの2つの目標の達成状況を以下のように評価しています。
⑴ 1つの学年(30名程度)に2回の授業を行いました。子どもたちの知識定着の為に、頻繁に理解度を測る為の発問を行うことを意識しながら授業を行いました。何回も問いかけることで子どもたちの理解が深まっていったように感じました。そして最後には一人ひとりが授業で学んだことを盛り込んで、バランスの良い食事案を考えることができました。
授業の様子
バランスの良い食事案を考えるワークショップ
⑵ 私たちが帰ってからも継続的に授業が行われるように、学生の代表メンバーと共に授業を行いました。学生のメンバーは、私たちのレクチャーを聞きながら授業内容を徐々に理解し、さらには教え方も学んでいったように感じます。そして最終的には、私たちが手助けすることなくほぼ彼らだけで授業を実施することができていました。今後も彼らが中心となって栄養教育が継続的に実施されていくことを確信しました。
代表メンバーが授業を行う様子
プロジェクト終了後は、学校の方も栄養教育の促進に積極的で、代表メンバーを中心に栄養の授業をするというシステムが出来つつある、とアライアンス・フォーラム財団の現地駐在員の方に伺いました。今回授業を行ってくれた代表メンバーは最上級生でしたので、次最高学年となる学年の中で新しい代表メンバーを決め、そのメンバーが教えられるようにと進められているようです。継続的な栄養教育実施の仕組みが出来つつあることを私たちは本当に嬉しく思って居ります。
皆様の真心のご支援のおかげで、ザンビア栄養啓蒙プロジェクトは大成功に終わることができました。
今回クラウドファンディングにて皆様にご支援頂いた資金は、27万円を3人分の渡航費含むプロジェクト運営資金、15万円をバウレニの学校の給食費として寄付させていただき、5万円程度をリターンや報告会実施の為の費用として、大切に使用させていただきました。さらに残りの金額を、アライアンス・フォーラム財団様に寄付させていただきました。
改めましてご支援本当にありがとうございました。
リターンも先日皆様に送付させていただきましたが、作業中も本当に多くの荷物を目の前にして、こんなにも多くの方々の真心に、ザンビア栄養啓蒙プロジェクトは支えられてきたのかと改めて感謝の思いがこみ上げてきました。
これで私たちの活動が終了することとなりましたが、私たち自信、これまで支えて頂いた多くの方々へのご恩を、将来社会に貢献するという形でお返ししていけるように精一杯それぞれの道で挑戦を続けてまいります。
このプロジェクトを実現させてくださった皆様方には、深く深く御礼申し上げます。温かな応援、本当にありがとうございました。
ザンビア栄養啓蒙プロジェクト一同