【復旧支援】埼玉県鳩山町の豪雨による災害の復旧支援

 

 

 

 

 

埼玉県比企郡鳩山町出身の小川知也と申します。

 

私は、現在千葉県浦安市の寮に居住しており、会社員をしております。ペットは、実家におり野良猫だったねこちゃんを保護して一緒に暮らしております。

 

鳩山町は自然豊かで、ねこちゃんも長閑に生活ができる幸せな街です。

 

 

自然豊かで静かな街で、私はこの町が大好きです。そのため、休日は鳩山町に帰省して、父の農業のお手伝いをしております。

 

 

 

～小さな町を助けたい～

 

2022年7月の記録的豪雨により小さな町が大きな災害を受けました。その小さな町は、埼玉県比企郡鳩山町です。

 

鳩山町という町の名前は聞いたことがあると思います。最近では、天気ニュースの気温が高い市町村区で頻繁に名前が出ます。また、*1「街の幸福度ランキング2021」1位としても有名になってきました。

 

 

鳩山町は、以下の写真の通り、緑豊かで自然豊かな静かな町です。

 

そして、鳩山町民は温かい人が多く、昔ながらの助け合いの精神であったり、農業をしている方が挨拶をして下さったりと心温まるそんな町民が多いです。そのような、素敵な街だからこそ、このような幸せな街に繋がっていると私は感じます。

 

 

そんな鳩山町は、*2人口13,380人、高齢化率県内1位という人口が少なく、高齢者の多い町です。

 

そのような、小さな町を救いたいと思いこのプロジェクトを立ち上げました。少しでも、災害支援について、鳩山町について興味のある方は是非このプロジェクトをご覧下さい。

 

*1(大東建託2021年12月調べ：https://www.eheya.net/sumicoco/sumicoco2021/ranking/zenkoku/love_area.html)

*2(埼玉県のホームページ「統計からみた埼玉県市町村のすがた2022」人口 世帯（PDF）1 総人口：

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/217529/shicyouson_no_sugata_2022_01_jinkou1.pdf)

 

 

　　　　　

～幸せな街を再び～

 

鳩山町は2022年7月の記録的豪雨により土砂災害、床上浸水等の被害を受けました。現在の鳩山町は、高齢化が進んでおり*1高齢化率45%を超え埼玉県でも1番高い高齢化率です。そのため鳩山町は多くの高齢者が住んでいる現状であります。

 

*1(埼玉県のホームページ「統計からみた埼玉県市町村のすがた2022」人口 世帯（PDF）5 老年人口の割合：

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/217529/shicyouson_no_sugata_2022_01_jinkou1.pdf)

 

 

【被害状況】

7月26日現在、鳩山町内の床上•床下浸水の被害状況は以下の資料の通りです。

床上浸水37件、床下31件、合計68件発生しております。(鳩山町役場調べ)

 

＜床上・床下浸水箇所位置図＞※鳩山町役場より提供、掲載の許可をいただいております。

 

実際に、被害に遭われた方から頂いた写真から床上浸水の被害の大きさが分かります。今回、被害に遭われた方々に取材をしましたが、電化製品、畳、生活用品等多くの被害を受け、元の生活に戻るまで時間がかかると多くの方がおっしゃっていました。また、災害ゴミの処理であったり、人員を要する被害の復旧作業等、被害に遭われた後多くの方が困っていました。

 

 

 

【復旧活動の現状】

現在鳩山町では鳩山町社会福祉協議会を中心に被災した場所の復旧活動のボランティアを行っております。実際にこのボランティアで多くの方が助かっております。また、災害ゴミの回収、廃棄を鳩山町が行っております。鳩山町は、最大限の支援活動を行なっており多くの町民が助かっております。

 

【制度の現状】

今回、被害調査をした中で制度について注目しました。今回の様な、鳩山町の被害では国や県の制度を活用し多くの住民が現状復帰することが可能か調べてみました。

 

結果としては、災害救助法という大きな制度を活用できないことが分かりました。災害救助法の適用基準は、鳩山町のような人口が5000人以上、15000人未満の区域では、住家が滅失した世帯数が40世帯以上が対象であり今回は適用されません。現時点で、国の制度等を活用できる見込みなのは、「災害ごみ搬出処分事業」で、鳩山町に500万円事業費があてられる可能性がありますが、すでに被災者の要望で災害ゴミの回収期間を延長したため、この事業費の倍以上の費用がかかると鳩山町は見込んでおります。

 

そのため、今回の復旧費用に関しては、町の起債（借金）か町の一般財源からの負担となります。鳩山町は高齢者が多いため、町の財源も限られており、捻出して復旧費用にあてるそうです。

 

実際に被害に遭われた方々への災害見舞金支給に関しては、被害に遭われた1世帯あたり、床上浸水2万円、床下浸水1万円を支給予定です。そのため、制度を活用した上での被災者の現状復帰は厳しい状況であると分かります。

 

＜補正予算の内容＞※鳩山町役場より提供、掲載の許可をいただいております。

 

 

1日でも早く以前の生活へ

〜幸せな生活に～

 

今回のプロジェクトでは、1日でも早く幸せな生活に戻すために支援をすることが目的です。

 

現在の復旧課題は、

 

•被災にあった各家庭の災害ゴミの回収が終わっていない。
•土砂崩れ等の被害を受けた場所の復旧。インフラ整備。

 

であります。

 

 

今回のプロジェクトで集まった支援金の使途についてですが、鳩山町と話し合いをした結果、被害を受けた方々が平等に支援を受ける方法としては、

 

•災害ゴミの回収、廃棄にかかる費用の補填(災害ごみ搬出処分事業)
•復旧手当(道路施設災害復旧事業)

 

であります。

 

本来「幸せな街作り」のために必要な一般財源から捻出して災害の復旧費用にあてております。幸せな街を維持するためにも鳩山町を寄贈先としております。

 

 

 

 

今回は、被災をして困っている人たちを救いたいという思いから立ち上がりました。今回は制度を活用できない人に対して「何かできることは無いか？」と常に考えました。結論、当たり前のことですが、困っていることを改善して助けること。それに限ります。ボランティアもそうですが、今回の様な経済的支援も助ける手段になっております。

 

私は、多くの人に、災害支援というものに興味を持ってもらいたく、またテレビで見る現実と現場の現実の違い・制度の限界・復旧の難しさを多くの人に知ってもらいたいと思いこのようなプロジェクトを立ち上げました。そして、「私達ができることは何だろう？」と考えて、行動に移す人が増えて欲しいと思っております。

 

何事においても「困っている人がいたら助けないと。」「悲しんでいる人がいたら笑顔にさせないと。」と思い行動に移すことが大事であると切に感じます。仕事においても生活においても「助け合いの精神」があることで全て良い方向に繋がると私は考えます。そんな、素敵な人々が増え、助け合いの多い世の中になって欲しいです。

 

災害は、いつどこで起こるか分かりません。居住地域、生まれ育った故郷で災害が起こるかもしれません。もし、みなさんの身の回りでそのような災害があったら積極的に携わっていただきたいです。

 

そして、これを機にみなさんがボランティア、支援に関して興味を持っていただけたら幸いです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました！