みなさんこんにちわ。ジャパングラフの編集責任者の森善之です。このプロジェクトを始めてからあっという間に時間がすぎてしまいました。今日で53日目です。残すところあと七日となりました。現時点で68名という多くの方々から、1464000円のご支援を頂き心より感謝いたします。まったくの手探りで、右往左往しながら続けてきたジャパングラフの制作作業ですが、一個人の名誉や利益や野心などではなく、僕たちが暮らす日本というこの場所が、いかに恵まれた美しい土地であるか。という事を再確認できたらとの思いからでした。愛国心やナショナリズムというそんな大それた思想じゃなく、日々の暮らしや、子供の頃から親しんできた、この場所にたいするいとおしさです。それは父や母、祖母や祖父たちが暮らしてきた時間をも、僕たちが共有するべき大切な記憶であると思います。残念ながら共有できる風景や事物は、時に追われるかのように消えていきつつあります。2011年3月11日の東北を襲った震災によって、私たちの日常が決して当たり前ではないという事実を思い知らされたような気がします。悲しい事に僕たちは失ってからでないとそのことに気がつかない。同じように、日本のあちらこちらで、失われていく大切なものがあるように思います。その土地固有の生活文化や、風習。自然の中で暮らす人の姿や風景。僕にとってそれらは世界遺産と同じくらい大切なものに思えます。暮らしは絶えず変化していくので、それは実に繊細で危ういものです。例えば斜面一面に作られた段々畑や棚田は、ひょっとしたら千年以上の時間をかけて作られたものかもしれない。美しいと世界遺産になり得るけれど、中途半端だとそうはいかない。こうした環境をどのようにして次世代の人たちに手渡していけるのか?一旦壊れてしまうと再生はそうとうに困難です。私たち自身がそのことと向き合っていかなくてはならないと思います。ジャパングラフはそうした各地方の実情を、可能な限り誌面にしてお伝えしていきます。情報ではなく、人が暮らしている現実や状況を飾る事なく知っていくために。この本が30年後や50年後や100年後になっても、人の役に立つ事を願っています。終了まであと七日となりましたが、まだ成立には至りません。ご賛同いただける皆様からのご支援をお待ちしております。

最後にジャパングラフのコンセプトをご紹介させていただきます。

 

 

僕らが暮らす日本という美しい場所 
海に囲まれた島々
北と南からの海流がはこんでくれる豊かな海
深い緑の木々につつまれた山々
たくさんの植物達が与えてくれる恵みの山
そこから流れだす水は清らかで透きとおり
やがて川となって山の栄養をはこんでくれる
その地べたの土と水で、僕たちは育ち暮らしている
宝物のように豊かで美しい場所

僕たちの祖先はこの場所で、それぞれの土地に見合った
いろいろな暮らし方を育み手渡してくれた

季節とともに暮らし
暮らしの中で遊んで学び
土地や自然と結びついた生き方
人とつながり助けあう暮らし

自分の手で食べ物を作る人
自分の手で食べ物を採る人
自分の手で道具や家を作る人

海と暮らす人、山と暮らす人
川や湖とともに生きる人
土を耕し大地とともに生きる人

未来の暮らし、というものを想う時
あらためて日本の各地に息づく地方の暮らしというものを
見つめ直してみたいと強く感じる

これからの日々を生きていくうえで
大切な知恵や道しるべがきっと残されていると信じて

 

 

 

 

 

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