そこに猫がいる限り・・・・・ここに猫がいる限り・・・・・

私たちの活動は、基本的には依頼があればほぼお断りすることなくお受けします。

捕獲担当が見過ごせない性格で、知ってしまえば身体が動いてしまう。

その猫の情況を聞いてしまうと、保護をしなければと、保護部屋を確保する。

そうこうしている間に、３００匹近くの譲渡に繋がりました。

２０２０年の春からスタートして、４年です。

今年は５年目に入ります。

保護当時は真っ黒で、この身体がどれだけ過酷に過ごしてきたか、どれだけ一生懸命生きてきたかを物語っているようでした。

仔猫だけで捨てられていると悲惨なことが多く、獣医さんもびっくりするくらいノミやシラミで体中が覆われている子もいました。

駆除をして、体力を見ながら、シャンプーをしますが、それすら回復を待たないとできないこともあります。

エサ入れに入るくらいの大きさ。

ミルク補給をし、里親さん募集まで、３ヶ月くらいかかりますが、こちらで出産した母猫がいると、自分の子と一緒にしっかり育ててくれたこともありました。

母猫の母乳を飲んでいる様子を見て、母猫がいない子は不憫だなとかわいそうに思いましたが、

その様子を見て、自分の産んだ子の中に入れ、その子が母乳に顔を埋めているのを見て、胸が熱くなりました。

保護猫を見ていると、過酷な中過ごしてきたのに、こちらに来て、毛繕いをしたり、くっついて眠っている様子に、心が温まる思いがします。

入れ替わりでいろいろな子が来ますが、同じケージに入れてトラブルになったことは一度もありません。保護されたという共通の思いがあるのか、新入り猫は最初は固まっていますが、少しずつみんなの輪に入り、仲良く過ごせるようになります。

そこに猫がいる限り、捕獲車を走らせる捕獲担当と、ここに猫がいる限り、猫の明日へ繋ぐたために、猫砂や、フードのグラム当たりの金額比較をしながら、必要なものを買いそろえる保護担当。

５年目もその活動は続きます。