猫も人も幸せな未来へ (堕胎をせずに里親募集に繋げていきたい）

朝７時。捕獲担当からのライン。

今捕獲中の場所で違う子が捕獲器に入っていましたと。

先日から捕獲作業をしている場所ですが、捕獲予定の子供の猫はまだ捕まらず・・・・・

もう１匹いるという猫もまだ捕まらず・・・・・

そして、入ったのは初めて見る子。

手術もまだですし、その場所ではTNRは難しいので手術後保護になります。

今回の場所はなかなか大変な様子。そろそろ入ってくれるかとは思うのですが、人通りが多いし、

餌を切ればお腹が空いてはいる可能性があるのですが、人通りが多い分、いろいろな人に貰っている可能性があり、思うように捗ってはいません。

でも、見守りの方々もご協力頂けて助かっています。

 

こちらの捕獲と並行して、住宅地の妊娠猫の情報があり、そちらも捕獲器設置に行く予定です。

また、５０匹を超える猫がいるとの場所があり、そこもこれからの活動になります。

 

捕獲担当が４年前手術をした場所です。

出会った頃、ここ一帯を思い捕獲器を持って、あちこちに設置され、捕獲したら病院に連れて行かれていました。

今は、増えることがなく、猫の数もかなり少なくなりました。

ただ、猫がいると捨てに来る人もいます。

城壁のくぼみにいる猫もいましたし、堀に落ちる猫も、野生動物や、カラスに襲われた猫もいました。いろいろな事がありましたが、この周辺はたくさんの方が見守られています。

猫が少なくなるにつれ、捨てられる猫も減っていくような気もします。

 

ママがいない赤ちゃん猫もここで捨てられていました。

前回の活動報告に書いた子です。

こちらで出産したこの母猫もこの近辺で捨てられていました。妊娠中とわかり、こちらで出産。

子育て中にこの子と対面させてみました。

今日から、私がママよ。甘えていいよ。おっぱいもたくさん飲もうね。

 

なんだか優しく話しかけているようです。

しっかりみんなと一緒に母乳を・・・・・・

嬉しかっただろうなと思います。

この子には兄弟がいました。連れてこられたときは非常に弱っていて、獣医さんで、足も骨折していると。どちらも難しい状態だけれど、こっちの子はたぶん無理でしょうと。

その日の夜に亡くなりました。こんな小さな体で、骨折の原因は何だったのかと。

まだ、しっかり歩けていない状況でしたから。

この子はミルクや、薬でなんとか元気になり、そうしている間に、こちらの猫が出産し、赤ちゃんたちがうろうろしだした頃に、会わせました。

兄弟たちとも仲良く遊べるようになり、ママもできて元気いっぱいです。

 

こちらで産まれた子や、産まれてから母猫と保護された子たち。

これまでたくさんの子育てを見てきました。

 

動物には人間に負けない感情があります。

母猫が一生懸命子どもを守り、子育てをする。

時には、怒ることもこともあるけれど、ほとんどは優しく見守り、優しく抱きしめています。

母猫に見守られている子は、みんな仲良く、のんびり暮らしています。

 

堕胎をせず、できるだけ自然な状態で迎えてあげたい。

こんな素敵な時間を奪うのではなく、大切にしてあげたい。

 

今妊娠している猫や、これから保護する猫たち。

明日にはまた、違う依頼があるかもしれませんが、幸せへのバトンを繋ぐことができるように、

活動をしていきたいと思っています。

 

残り僅かになりました。皆様のお力を少しでもお借りすることができたらと思っています。

よろしくお願い致します。