プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

2017年1月より毎月1回、親子でおもいっきり楽しめる「親子ふれあい木工教室」を開催します!


はじめまして、依田 献(よだ ささぐ)と申します。今回、親子でおもいっきり一緒に楽しんでほしい・遊んでほしいという願いから、沖縄で「親子ふれあい木工教室」を立ち上げました。

 

沖縄は、刑法に触れる少年犯罪率が全国的に見ても非常に高い地域です。観光業で経済発展する傍ら、その影で何世代にも渡って埋まっていない「親子の溝」という現実を見ると複雑な思いになりました。その溝が、結果的に少年犯罪率の高さにつながっていると思います。

 

親子ふれあい木工教室では、木工の技術を学ぶことが目的ではなく、木と大工道具が親と子の時間を繋げてくれる架け橋になればと願っています。少しでも多くの親子が参加してもらえるように毎月1回、この木工教室を開いていく予定です。そのためのボランティアスタッフも募集していきます。

 

しかし、子どもにとって安心・安全な木工教室を開くために欠かせない、電動工具を購入する費用が一部不足しています。皆様からのご支援をお待ちしております。

 

親子でおもいっきり楽しんでほしい、遊んでほしいという願いから、教室の立ち上げを決意しました。

 

私自身も非行に走ったことのある少年の一人でした。

 

実は私も若い頃、上記で挙げた非行少年の一人でした。社会のルールはすべて自分を縛る悪に見えていましたし、自分さえ良ければいいと言うワガママが大きな痛みをもたらすことも辛い体験から学びました。

 

私は牧師の家庭で生まれたので、神は愛であると教えられて育ちました。しかし、牧師にはまったく興味はなく、愛することも愛されることも頑なに拒んで生きてきた人生でもありました。ただ、周りには一緒にバカをできる友達がいましたが、心の中はずっと孤独感を感じて生きてきました。

 

「このままでは一生後悔で終わってしまう!」と思っていた矢先、私に転機が訪れました。高校を卒業してから沖縄を出たのをきっかけに、ハワイで建築の学びをスタートしました。約7年間建築を学んだのち、さらに人生の転換期が訪れ、一番嫌いだったはずの牧師への道を目指す決心をしたのです。

 

大工の修行に明け暮れていたハワイ時代

 

牧師を目指す道のりの中で再びアメリカへ、そしてオーストラリアに行きました。最後に訪れた南アフリカでは、お金では買うことが出来ない貴重な体験をさせていただきました。ストリート・チルドレンをレスキューする団体のお手伝いをさせてもらったことも忘れることは出来ません。

 

路上で生活していた子どもたちの多くは、捨てられたのではなく逃げてきた子たちばかりでした。親の暴力から身を守るために逃げて来た子、親がエイズにかかった子など、他にも理由はたくさんありましたが、自分の家にいるよりも路上にいた方が安全であるような環境に言葉を失いました。路上は犯罪や危険な目にあう確率がかなり高かったにもかかわらずです。

 

2004年、南アフリカ・ダーバンにて

 

ここで体験したすべてをお話しすることはできませんが、今回の木工教室を開催するに至った一つ一つのきっかけが、これまでの体験の中に見つけられるのだと思っています。木工教室を開催することはゴールではなく、これが親子の繋がりを強くする一つのきっかけになってほしいと願っています。

 

登校拒否をしていた男の子から教わったこと。

 

不思議な縁ですが、以前登校拒否をしていた男の子を数ヶ月預かったことがありました。ちょうどその時に店舗の改装をしていたので、男の子に木工の技術を教えながら一緒に時間を過ごしました。

 

はじめは単に、「木工の技術だけを教えていれば自信をつけて立ち直るだろう」と考えていました。確かに大工道具はうまく使えるようになりました。しかし、一度は回復したように見えましたが、その子はまたひきこもってしまいました。実際は、心の中で愛情のガス欠が起きていたのにも関わらず、私はそれに気がつく心の余裕がありませんでした。実は大人の私も同じようにガス欠していたのだと思います。

 

この経験を通じて、男の子に教えることよりも、私が教えられたことが多くありました。人の心は愛という燃料しか受けつけない車のようなもので、それ以外のものが入ると異音が聞こえ、黒煙を吐くようになるということです。そして何も入って来なくなると、もう進むことが出来なくなりエンストしてしまいます。

 

私自身、このことを意識してから親との関係が信じられないほどに回復しました。父が始めた教会を、息子である私が引き継いでいることがその証です。

 

今回のプロジェクトは子どもがメインでもなく、大人がメインでもありません。大人と子どもが一緒に夢中になれる時間を作りたい!という願いがこのプロジェクトを立ち上げる一つのきっかけとなっています。

どんなに技術があったとしても、人は一人では幸せになることは出来ない、と言うこと。つまり、

「一緒に生きること」

を体験してほしい、との願いでこの木工教室を立ち上げました。

 

木工教室を通じて、「一緒に生きること」を体験してほしい!

 

親子ふれあい木工教室のプログラム内容について

 

親子ふれあい木工教室は、2017年1月から毎月1回開催予定です。

 

場所:〒901-2223 沖縄県宜野湾市大山4-2-5-1F

主催:一般社団法人カナンケアセンター(代表理事:依田献)

 

木工教室の1日の流れ

 

◆14:00~14:30 「受付」

 

◆14:30~14:45「プログラムの内容と目的の説明」

 

人目を気にしない。ではどうやって?人は何かに夢中になる時に周りのことを忘れています。子どもは夢中になるのが得意ですので、この時間は特に親の皆さんに夢中になっていただきたいです。

 

◆14:45~15:10「親子のこぎり体験」

 

のこぎりは誰でも使える道具ですが、実は奥が深い道具です。切り始めから切り終わるまで、注意して聞いていると切っている音が変わっていくのがわかります。力を抜いてのこぎりを挽いていると木が削られていくこと音が聞こえますし、力任せに挽いていると、のこぎりの刃がしなる音が聞こえてきます。そんな事を考えている時点でもうあなたは夢中になっています。

 

◆15:10~15:35 「親子かなづち体験」

 

かなづちも奥が深い道具です。実は自然の産物で同じものは存在しません。木の木目もそうです。かなづちで叩かれた釘はこの木目に沿って入っていく傾向が強いので、木目が斜めに入っていると釘も斜めに入っていきます。それを意識しながらかなづちを振っているその瞬間はまわりのことを忘れ夢中になっている状態です。

 

◆15:35~16:00 「 鉢入れを完成させる(指導員やスタッフも手伝います)」

 

もちろん、時間内に仕上げるのが目的ではありませんが、折角、来ていただくので私をはじめスタッフの方々に手伝ってもらって完成したものをお渡ししたいと考えています。

 

◆16:00~16:20 「片付け、掃除」

 

◆16:20「解散」

 

子どもたちにとって、安心・安全な木工教室の運営を心がけております。

 

子どもと大人が一緒に成長していくことに価値があると思っています。

 

このプロジェクトは、参加される親子が一緒に時間を過ごすことが楽しいと思うきっかけになると思います。

沖縄では未成年による犯罪率が他の都道府県と比べて高いですが、非行は大人の関心を惹くための屈折した愛情表現だと私たちは考えています。幼い頃に、それも一番関心を持ってほしいと思う時期に、大人が一緒にその時間を楽しんでくれることがきっと子どもたちの心の成長を助けるのだと思います。一緒に成長していくのですが、そのきっかけを私たち大人が作っていきたいです。

 

この木工教室が、そんな明るい未来へ繋げてくれる一つのピースになってくれたらなと願っています。皆様からのご支援をよろしくお願いします!

 

 


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