日本に女子サッカー文化を!女子がサッカーを続けられる方法を検証

支援総額

699,000

目標金額 570,000円

支援者
21人
募集終了日
2023年3月10日

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プロジェクト本文

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自己紹介

 

ページをご覧いただきありがとうございます。岡本嘉一(おかもと よしかず)と申します。茨城県つくば市在住、放射線科の医師、50歳。妻、長男(高校3年)、長女(高校1年)の4人家族です。

 

2021年に茨城県つくば市を中心に活動する小学生女子サッカーチーム、『ブルームスつくば』設立し、現在チームマネージャー1名(岡本)、コーチ3名(1名は元Jリーガー)4名で約2年間活動しています。

 

今回クラウドファンディングに挑戦させていただく理由は、広い意味では「女子サッカーの普及」ですが、具体的には小学生から高校生くらいまで継続して「女子サッカー」を続けられる環境を提供する事です。 

 

現在私は小学生女子サッカーチーム「ブルームスつくば」を運営していますが、中学生以上の女子、女性も参加できるチームを結成し、公式戦(リーグ戦)に参加したいと思っています。つまり女子が小学生から中学、高校、それ以降もサッカーを楽しめる環境を提供したい、と考えています。 

 

ただ中学生以降のチーム設立にはある程度の資金が必要です。日本サッカー協会にはチーム登録料、選手数に応じた選手登録料が必要です。さらに茨城県サッカー協会にはリーグ加盟料が必要です。またチームの選手全員のユニフォーム代、タープやボール入れなどの備品、練習グラウンドの使用代など、初年度だけでかなりの額となります。これらはとても個人の資金では賄えず、そのため、今回クラウドファンディングでの資金調達を考えました。 

 

ブルームスつくば結成前の練習会(2020年12月)

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

幼少期からサッカーをはじめるメリットは沢山あります。サッカーでは持久力、瞬発力、俊敏性、筋力、バランス能力といった多岐にわたる運動能力が向上することが知られています。特に「ゴールデンエイジ」と呼ばれる9~12歳頃に経験を積むことで、これらの能力は飛躍的に向上する事が分かっています。 

 

「外で行うスポーツであること」これも多くのメリットがあります。まず様々な天候環境に適応する能力が養われます。また日光を浴びることでカルシウムのバランスが整えられ、骨の健康維持に役立ちます。更に睡眠の質を高め、メンタルヘルスを維持し、ポジティブな感情を高めるといった研究結果も報告されています。またチームスポーツであるため、チームワーク、協調性、リーダーシップなども身に着けることができます。 

 

ところが伝統的に日本では女子、女性は屋内で行うスポーツが好まれます。実際どのアンケートを見ても、バレーボール、バスケットボール、バドミントンといった屋内スポーツ、あるいはバレエやダンスなどの舞踊芸術系スポーツが日本の女の子には人気が高い事がわかります。

 

 私はこんなにメリットが多いのに、女子がサッカーをやらないのは勿体ない、と思います。おそらく女子女性が唯一気になる事は日焼けでしょうが、これも近い将来医学が発達し、問題にならなくなると思っています。

 

しかし残念ながら日本の女子サッカー競技人口は、ワールドカップで優勝した2011年以降右肩下がりが続いています。 

 

一方私の娘はたまたま機会に恵まれ小学生から高校生まで女子サッカーを続けており、私自身も小学生女子サッカーチームを運営している中で、女子サッカーのここ数年の趨勢をつぶさに見てきました。

 

すると人気がなかなか上がらない具体的な理由がいくつもわかってきました。また女子サッカーをはじめたとしても中学以降、継続しない(サッカーを続ける選択をしない)理由もわかってきました。 

 

2021, 2022年とリーグ戦、カップ戦に出場。

 

まず、現状日本では、女子だけのサッカーチームが大変少ないことがあげられます。小学生の時期、女子は男子の少年団チームに交じってプレーすることがほとんどです。 しかしサッカーは「(激しい)身体接触」を伴うスポーツです。そもそも身体接触自体、ダメ(苦手)な女子が一定数、少なからず存在する事がわかりました。そういう子はそもそもサッカーをやりたいと思わないでしょう。まずその時点で女子サッカー普及には大きなハンデです。 

 

また低学年では男子とぶつかることを気にしなかった女子も「思春期特有の照れ」が5年生、6年生になるとプレーを躊躇させてしまうという事が起こり始めます。 

 

バスケットボールやバレーボールなどの接触プレーのない(少ない、軽い)スポーツでさえ、小学生のうちから男子と女子に分かれているというのに、接触プレーがあるスポーツが男女混合という状況がまず女子サッカー普及の大きな「壁」になっていると考えています。 

 

 

また男女混合のチームでは5年生から6年生に進級するタイミングでサッカーをやめる女子選手が多く(下のグラフ)、その理由は上記にあげたことの他に、パワーやスピードで男子にかなわなくなってくることが理由にあげられます。

 

これはある意味思春期初期に当たり前に起きることではありますが、実際に今までそん色なく男子とプレーしていた女子選手にとってはショックを受けるようです。

 

小学校卒業までなんとか続けたとしてもモチベーションが下がった状態で、中学生進学時にはサッカーをやめてしまいます(下のグラフ)。 

 

グラフは年齢別の女子サッカー選手の競技者数(2018年)
赤矢印の最初は5年生から6年生に進級する時点で選手数が下がっている。次の赤矢印で中学1年でガクンと減少している。

 

それでも中学に進学してもサッカーを続けたいという女子には、さらなる壁があります。女子サッカーという部活動が中学にはほぼ存在しない事です。これもそもそも小学生で「女子サッカー」が競技として確立されていない事が要因として大きく、実際中学でサッカーを続けるには圧倒的なフィジカルの差が生まれる男子と一緒に部活動をやるか、Jリーグやセミプロチームの下部組織に入団するしかなく、その場合かなり高額な費用を支払う事も少なくありませんし、そもそもそんなチームが近くにある方が圧倒的に少ないと思います。

 

 

プロジェクトの内容

 

このような経緯から今回私は中学以降の女子、女性サッカーチームの結成を思い立ちました。このチームでは他の高額な女子クラブチームとは異なる2つのアイデアを考えています。

 

まずチーム活動は月に1-2回ほどしか行わない予定です。それは無理なく参加、活動できることが最優先だからです。

 

またメンバーは、中学生だけ、高校生だけ等のカテゴリーを撤廃し、中学生以上(は誰でもOK)とします。サッカーは小学生の8人制と異なり、中学生以降は11人制サッカーとなります。そこで中学生だけ、高校生だけでチームをつくろうとするとメンバー集めに現状かなり無理があるからです。

 

しかし中学生以降のチーム、つまり高校生、大学生、社会人、母親などと一緒に「女性」チームをつくれば、比較的チーム結成の壁は低くなります。これはかなりフィジカルがカテゴリーで異なる男性ではまず不可能な事です。

 

このチームは昨年10月から募集をはじめ、現在小学校6年生(来年度の中1)が3名、中学生が5名、高校生が1名、大学生が4名、専門学生が1名、母親が3名程度で活動しています。活動時間は 月に一回、だいたい第4週の日曜日、17時から19時まで練習しています。

 

今回、皆様にご支援いただく資金をこのチームの活動継続のために使わせていただきます。

 

<資金使途>
選手登録料、チーム登録料、リーグ戦登録料の支払い、ユニフォーム制作代(20名)、応援Tシャツの制作

 

現在、小学校6年生、中学生、高校生、大学生、専門学生、母親が一緒に練習を行っている。

 

 

最後に

 

小学生時代に活躍できた女子サッカー選手が、中学や高校で部活動に女子サッカー部がなく、それ以外の部活動を選択せざるを得ない状況でも、月一回でもボールに触れる機会があり、かつ公式戦にも出場すれば、小学校で培ったスキルは少なくとも維持する事はできると考えています。更に年齢を重ねることにより、戦術理解度が深まり、よりスキルアップする事も私は可能だと思っています。

 

更にこのクラウドファンディングに挑戦した最も重要なポイントは、この我々の方法論で、小学生から高校生、それ以降までサッカーを続ける女子選手を増やす事ができるか否かを検証し、結果を全国に発信していく事です。 なぜならば日本全体に女子サッカーを普及させるための手段の一つを提示できるからです。

 

つまりこのチームが成功することは、日本女子サッカー界が活況となる可能性を生み出す可能性がひとつ増える、という事です。 そのためにこのプロジェクトを成功させ、日本女子サッカー界がもっともっと活況になり、元プロサッカー選手の宮間あやさんが発言された「日本に女子サッカーの文化」が根付くことを心から願っています。 

 

プロジェクト実行責任者:
岡本嘉一(ブルームスつくば)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

選手登録料、チーム登録料、リーグ戦登録料の支払い、ユニフォーム制作代(20名)、応援Tシャツの制作

リスク&チャレンジ

リターンを実施する上でのリスクについて
チーム加入希望者は目標に到達しているため、日本サッカー協会、茨城県サッカー協会、に支払う資金が必要。チーム備品とユニフォーム購入が必要。

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プロフィール

1999年筑波大学附属病院研修医 2007年より現職 2013年「春日学園少年野球クラブ」結成 同年「MRIを用いた野球肘検診」を開始 2016年より車載型MRI の開発を開始 2021年4月 小学生女子を対象にしたサッカーチーム「ブルームスつくば」を立ち上げ、2年弱運営している。 2023年1月 中学生以上の女子選手を対象とする女性サッカーチームの立ち上げを決意する。

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リターン

3,000+システム利用料


サンクスメール

サンクスメール

お礼のカードをお送りします。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

10,000+システム利用料


1. 活動報告書(2ヶ月に一度、6回)+2. 選手スタッフ全員のオリジナルお礼動画

1. 活動報告書(2ヶ月に一度、6回)+2. 選手スタッフ全員のオリジナルお礼動画

選手のお礼動画に加えて、このチームの結成その後を報告させていただきます。これが今後の選手増のヒントになれば幸いです。

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

30,000+システム利用料


1, 2+3 Team Cam 動画

1, 2+3 Team Cam 動画

チームに密着し、練習、ミーティング、その他の選手達の様子を収めた「Team Cam」をお送りします(4月から9月)。
これのみ少し発送が遅れます。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

50,000+システム利用料


1, 2, 3+4 チームオリジナルTシャツ(応援用)

1, 2, 3+4 チームオリジナルTシャツ(応援用)

チームオリジナルのTシャツで選手も練習時に使用します。機会があればこれを着て応援にきてください。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

100,000+システム利用料


ユニフォームにロゴを入れられる権利

ユニフォームにロゴを入れられる権利

スポンサー者としてユニフォームにロゴを入れることが可能です。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

プロフィール

1999年筑波大学附属病院研修医 2007年より現職 2013年「春日学園少年野球クラブ」結成 同年「MRIを用いた野球肘検診」を開始 2016年より車載型MRI の開発を開始 2021年4月 小学生女子を対象にしたサッカーチーム「ブルームスつくば」を立ち上げ、2年弱運営している。 2023年1月 中学生以上の女子選手を対象とする女性サッカーチームの立ち上げを決意する。

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