地域ネコ動物病院存続にご協力お願いします

大家畜の獣医の頃は　鑑定殺と言って病死した家畜の対照群として衰弱した家畜・著変が見られない家畜も同時に解剖・検査することがあります

 

さすがに牛ではないですが（経済損失、デカいので）豚や鶏ではあります

 

残酷ですね

でも　現実です

 

そういう犠牲の上に私たちは生きてます

恩恵を受けています

まさに命を頂いてます

 

一方、小動物の安楽死は 実は 私はしたことがないのです

 

このプロジェクトをするか迷ってた昨年は１４頭の猫と暮らしてましたが

プロジェクトを開始する直前、１頭が天国へ逝きました

共に暮らして１年も経ってません

外の子で高齢猫を保護したんです

食欲廃絶して１０日くらいで亡くなりました

天寿を全うだと思うけど、外で長く苦労した子なので不憫でした

 

なのでプロジェクト開始時は１３頭になってました

 

ですが

昨日、１３歳の乳癌の子も虹の橋へ渡りました

なので、今 １２頭になっています

 

１年に４頭の猫を看取った年もありましたが　堪えます

いつも辛いです

 

どの子にも出会いと別れにドラマがあるので 慣れることなく　悲しいですし

自分は出来うることをしたであろうか？

もっと こうすれば良かった

ああすれば 結果は違ったのでは？

と後悔があります

 

その子の死を受け入れ　感謝して見送ることが　最後の愛情だと思う事にしています

 

乳癌の子は昨年５月と８月に切除したけど、ダメでした

リンパにも転移していました

年明けから自壊が始まりました

腹水も３回位 抜去しましたが

恐らく、あちこちに転移してたでしょう

 

食欲廃絶してるので皮下補液を。。と思いましたが、皮膚を摘まむと皮膚が紙のように脆く あっさりとベロリと剥げるのです

 

もう体が　組織が　細胞が崩壊していってるんだ・・・と思いました

亡くなる最後の日まで歩こうとしてました

 

静かに最期を迎え、私に安楽死という選択をさせずに逝きました

最期まで親孝行な子でした

 

若い時のように愛猫の死に 大泣きする事がなくなったのは

自分も年を取って　近い将来、再会できるのだ・・・と思うようになったからでしょう

 

今夜は満月です

３月の満月はワームムーンと言うそうです

🌕　🌗　🌖　🌙　🌒　🌔　🌓　🌑　

私は地上から

愛猫は空の上から　

共に満月を見ることでしょう