支援総額
目標金額 710,000円
- 支援者
- 31人
- 残り
- 42日
応援コメント

プロジェクト本文
▼自己紹介
私は工藤忠継と申します。現在80歳の元気いっぱい老人です。
1965年に八幡製鉄(後の新日本製鉄)に入社し社会人になって以降、自分なりに、日本という社会を背負って一所懸命に生きてまいりました。高度成長期にあたる「JAPAN as NO.1」の日本を背負って、世界中を闊歩もしてきました。
48歳のとき、経済音痴で日本の伝統文化に無知である自分を恥じ、伝統文化の大切さに目覚めて、新日本製鉄を退社し、1997年に同世代の心ある実務家150人を糾合して、文化サロン「ニューミレニアムネットワーク(NMN)」を創設し、今日まで主宰してまいりました。
NMNはこれまでの26年間、日本文化の勉強を重ね、伝統文化の中に継承されている「日本人の自然観」や「生きるリズム」の真髄をいろんな形でメッセージ発信してまいりました。
そして80歳のいま、私は、伝統文化の真髄…日本人のDNA…の真髄を、若者たちにぜひとも伝えたい想いに駆られ、「日本人が生きる七つの知恵」を執筆した次第です。
日本が「失われた30年」で塞いでいる間に、世界は激変してしまいました。そしていま、日本は世界から、新しい世界の枠組み創造に向けて、その識見・役割・貢献が厳しく問われています。若者たちは、この厳しい世界の中に生きていかなければなりません。若者たちがこの厳しい環境の中で大きく羽ばたいていくためには、まずは自分自身の中に流れている確かな財産であるDNAを見つめ直し、日本の立ち位置をしっかりと見極めることから始めていただきたい、との思いを込めて綴りました。
すでに当書は世界中の日本人学校250校、世界の日系人360万人の交流拠点20カ国120カ所に寄贈されています。
そしてこの度、JETプログラムという場で交流する、世界と日本の若者たちのお役に立ちたく、寄贈プロジェクトを立ち上げようとするものです。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
■来日する世界の若者の三分の一がカルチャーショックに陥っている!
ふとしたことから「JETプログラム」の存在を知る機会がありました。JETプログラム(注)
とは、世界の若者を毎年2,500人~2,000人日本に招致し、全国の自治体で、国際交流の業務や外国語教育に携わってもらうことにより、地域レベルでの草の根の国際化を推進することを目的としているもので、世界各国から大規模な国際交流として高く評価されているものです。
(注)JET=Japan Exchange and Teaching Programmeで、
一般財団法人「自治体国際化協会」が、総務省、文科省、
外務省の協力を得て、推進しているプロジェクトです。
たまたまこのJETプログラムの研修資料を読んでいましたら、次のようなメッセージが眼に入ってきました。「これまでの参加者のうち、三分の一の皆さんがカルチャーショックを受けています。どうか頑張ってこれを克服して日本に慣れるよう努力してください。」…と。「えっ!参加者の三分の一もの人たちが、慣れない日本でカルチャーショックを受けているんだ!」とビックリしました。
そしてすぐに、私たちが作った著書…日本の年中行事や一生の儀礼の真髄をやさしく紐解いた「JAPAN How we breathe」を、地域に赴任する前に楽しく学んでいただければ、カルチャーショックを受ける人の数を大幅に減らすことができると思い立ち、この「プログラムの主宰団体である「自治体国際化協会」を訪ね、著書の寄贈を申し出ました。
同協会の担当の方は、このプログラムで来日していたアメリカとドイツの若者で、「この本を頂戴できればとてもありがたい!座右の書にして大切にします」とおっしゃってくださり、寄贈案件を正式なプロジェクトとして成立させてくださいました。
この時以降これまで、篤志家や企業や財団等のご協力も得て、以下のように寄贈を継続してまいりました。 ■2018年~2020年:2,500冊/年
■2021年~2022年:2,000冊/年
(この写真は、「JAPAN How we breathe」を寄贈したときに、自治体国際化協会から
提供されたもので、掲載の同意を得ているものです。)
そしてこの度は、毎年来日する2,000人の中でも特に、高い日本語能力を持ち、CIR(Cordinator for International Relations)として活躍してくれている若者たち約150人と、全国の自治体から派遣されて、世界の若者たちを受け入れてくださっている日本人スタッフ約50人の方々に、
より深い交流の実をあげていただくためのツールとして、「日本人が生きる七つの知恵」を寄贈しようと思い立った次第です。
なお、寄贈にあたりまして、JETプログラムの主宰カ所で、若者たちのお世話箇所である、一般財団法人「自治体国際化協会」から、2018年から2022年までの「JAPAN How we breathe」本の寄贈プロジェクトと同様に、寄贈を歓迎する旨と名称掲載についてのご同意を頂戴いたしております。若者たちには、同協会から、オリエンテーションの場で支給してくださることになっています。
■(外国人をお迎えする)
日本人のほとんどが、伝統行事・儀礼の意味をまったく知りません!
日本を訪れる外国人が日本の慣習の意味が分からずに戸惑うのは当然だとも言えますが、外国人をお迎えする側の日本人のほとんどが、日本の風習や慣行の意義にまったく無知であり、行事・儀礼の意味がわからないまま「形だけを真似」ているだけという実態があります。
以下の「なぜ?」は、訪日した外国人の心に素朴に浮かぶ疑問です。しかしほとんどの日本人には、残念ながら、これにきちんと答えることはできないでしょう。日常におこなっていることなのに…です。
*お正月の門松は何のため?
*京都「祇園祭」の山車の上に高くそびえる「鉾」は何のためなのでしょう?
(出典:photo library 使用の許可を得ています。)
*お祭りで「ワッショイ、ワッショイ!」って、何を言ってるのでしょう?
*日本人が満開の桜の木の下で宴会をするのはどうしてでしょう?
(photo library, kimonostyle,Tomo.Yun,iStock,photoACなどのすべてから、使用の許可を得ています。)
*「ねぶた」は何の祭りなのでしょう?その祭りの真骨頂は、街頭の練り歩きにではなく、海の中の「ねぶた流し」にあるのをご存知ですか?しかしそこで一体何をしているのでしょう?
(青森観光コンベンション協会、photolibraryから、使用の許可を得ています。)
*赤ちゃんの産着も花嫁衣裳の白無垢も死装束のどれもが「白色」なのはどうして? 等々
ほとんどの日本人がまったく知りません。
(写真でみる日本生活図引、photoACから、使用の許可を得ています。)
伝統行事や儀礼の「型」には、日本人の自然観や生きるリズムの真髄が滔々と流れています。
私たちが創った「日本人が生きる七つの知恵」は、これらをカラー写真付きでわかり易く紐解いています。
JETプログラム参加の世界の若者たちにも、彼らをお迎えする日本人スタッフの方々にも、この書を楽しみながら読んでいただき、国際交流の度合いを一層深めていただきたいと願ったのが、プロジェクトを立ち上げたきっかけです。
▼プロジェクトの内容
■プロジェクトの概要
JETプログラムに参加する世界の若者たち2,000人の中で特に日本語能力が高く、Coordinator for International Relationsの役割を果たして活躍する150人と、彼らをお迎えする日本の若者たちスタッフ50人の合計200人/年に、国際交流の実を一層深化させ得るツールとして、日本の行事・儀礼の真髄を紐解いた「日本人が生きる七つの知恵」を、2023年から2025年までの3年間の継続的な制度として3年間にわたり、毎年200冊を寄贈したいので、ご支援いただきたいというお願いです。
■JETプログラムのご紹介
1987年のプログラム開始から現在まで、77カ国から75,000人が参加しているビッグプロジェクトです(現在の毎年の参加者は、約2,000人)。
(自治体国際化協会から、上の2写真の使用許可を得ています。)
■クラウドファンデイングの仕組み
【必要総費用】-----------------------------------------1,710,000円
【ファンデイングで支えていただきたい金額】------------ 710,000円
【内訳】
① 著書寄贈費用:
*JETへの寄贈:2,200円/冊×200冊/年×3年=1,320,000円
*ファンダーへのプレゼント:2,200円×100人=220,000円
*合計:---------------------------------------- 1,540,000円
*発行元でありますニューミレニアムネットワークは、国際交流への貢献を願い、著書を
定価2,200円の35%の770円(=製作費用)で提供させていただくことといたしまして、
残りの定価2,200円×65%×(200冊/年×3年+100冊)=1,001,000円の分は、
ニューミレニアムネットワークが負担させていただきます。
*従いまして、1,540,000円ー1,001,000円=539,000円が要ファンデイングとなります。
② JETオリエンテーション会場への一括送料:--------------------60,000円
10,000円/回×2回/年×3年
③ ファンダー個人への郵送料:200円×100人--------------------20,000円
④ファンデイング手数料: 710,000円×12%×1.1 90,000円
【ファンドの単位】1口:5,000円
■ファンダーへのプレゼント
ファンデイングに応じてくださった方々にも、日本の行事・儀礼の真髄をお楽しみいただきたく、1口のファンドにつき1冊、著者の名前を入れて無料でお届けいたします。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
JETプログラムに参加した若者たちは、プロジェクトを終えて帰国した後も、JETOB
・OGとして、日本との国際交流に継続的に貢献してくれています。
JETAlumniAssociation(JET元参加者の会)という、OBやOGたちが自主的に設立した組織が世界53カ国にあり、22,000人の会員がいます。
OBやOGたちは、各国自治体の「絆大使」として、日本文化の紹介活動や自治体代表団の海外派遣の現地における側面支援活動などを行ってくれています。
すでに「JAPAN How we breathe」の寄贈を受けた9,000人のOB/OGに加えて、今回の著書の寄贈で日本文化を深く学んだ世界の若者たち600人は、帰国後もこのJETAA会員として、日本と世界の交流活動を続けてくれますので、今回の寄贈案件は、末永い国際交流活動として実り続けてくれると確信いたします。
■ニューミレニアムネットワークのご紹介
1997年に工藤が思い立ち、150人の心ある方々が賛同して創設された文化サロンは、26年の歳月を経てきました。その間、いろんなことに挑戦してまいりましたが、一貫して、「日本社会のあり様」に向き合って来たように思います。
次のURLをご覧いただければ嬉しい限りです。
- プロジェクト実行責任者:
- 工藤忠継(ニューミレニアムネットワーク㈱)
- プロジェクト実施完了日:
- 2025年7月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
■JETプログラムに参加する世界の若者と彼らを受け容れる日本の若者、合計200人/年に、毎年7月に開催されるオリエンテーションの会場で、「日本人が生きる七つの知恵」を、2023年から2025年の3年間にわたり毎年寄贈します。■寄贈のお世話は、JETプログラムの主宰カ所である「自治体国際化協会」が行ってくださることになっています。■寄贈にあたっては、運営主体のニューミレニアムネットワークが、合計700冊(JETプログラムへの寄贈600冊+ファンダーへのプレゼント100冊分)を、著書の製作原価(定価2,200円の35%)でプロジェクトにご提供いたします。残りの「定価100%ー製作原価35%」分の100万円は、運営主体としての貢献として、ニューミレニアムネットワーク負担させていただきます。■ファンダーには、この製作原価分(2,200円×35%=770円)×700冊の54万円に、諸郵送費8万円と手数料9万円を足した71万円をご支援いただきたいと願っております。■クラウドファンデイングの募集は、2023年3月10日に開始し、2023年5月8日で終了する予定にいたしております。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- ■当寄贈案件完結のための目標金額は71万円で、ぜひともファンダーの皆さまのご厚意で達成できることを祈っております。■この目標金額の71万円は、運営主体のニューミレニアムネットワークが、定価2,200円の著書を製作価格の770円(定価の35%)でご提供することで、残りの65%分の100万円を自己負担させていただき、ファンダーの皆様に、この製作価格分(770円×700冊=54万円)に郵送料の8万円とファンデイング手数料の9万円を合わせた71万円のご援助をお願いするものです。 ■しかし、万が一62万円の目標金額が未達になっても、当寄贈案件は実施させていただく覚悟です。■運営箇所として、すでに必要な書籍数700冊は確保いたしております。目標金額が未達になった分は、運営箇所としてのニューミレニアムネットワークが責任とって、自己負担させていただけば、プロジェクトは、滞りなく実施できる段取りになっております。