飛鳥の地、竹林整備で景観アップと特産品の製造
多くのご支援者の皆様のおかげを持ちまして、このプロジェクトは成立することが出来、その後、予定通りの活動をしてまいりました。
ご報告が遅くなったことをお詫び申し上げます。
現在の進捗などを報告させていただきます。
タケノコが生えてくるのが、孟宗竹が、4月から5月中旬で、真竹が、5月下旬から6月に掛けてということになります。孟宗竹の採取は、4月17日から5月18日までの間に19日間の作業を3名から5名で行い、約1トンを漬けることが出来ました。真竹は、5月31日から6月20日までで8日間の作業を3名から5名で行い、約0.4トン漬けました。
4月に漬けたメンマは、2か月後から食することが出来るので、6月には、返礼品のメンマの味付け加工を開始し、メンマ返礼と、メンマと竹炭の返礼は、7月に完了いたしました。
また、その他の食事券、コーヒーなどの返礼品に関しましては、予定通りお送りさせていただきました。もし万が一、お届けできていない方が、いらっしゃいましたら大変ご迷惑をお掛けしてしまいましたが、ご連絡いただければ幸いです。
タケノコが生えて幼竹となり、竹に成長する過程で幼竹で採取すること自体、竹の増えるを抑える竹林整備の一環になる訳ですが、クラウドファンディングの写真でも掲載しておりました「高松塚古墳」近くの民有地に関して、7月から弊社、地主様そして「IVUSA」(NPO法人国際ボランティア学生協会)と連携し、枯れ竹の伐採、搬出を中心に月1回のペースで進めていっております。11月からは、その枯れ竹を利用した「ポーラス竹炭」の製造にかかる予定です。竹林整備をした場所は、写真で見る限りそんなに進んでいないように見えます(写真参考ください)が、作業場所へ持ち帰った枯れ竹は、2tダンプで、10杯を超えており、置く場所にも困るぐらいになってきております。今後については、ポーラス竹炭の製造だけではなく、他の利活用も検討し具体化していく必要があるとも考えております。
整備前の高松塚古墳遊歩道近く
整備途中
IVUSAのメンバーと作業後
作業場に集積した枯れ竹(2トンダンプ約10台分)
また、皆様からご支援いただきましたご支援金につきましては、次のように使わせていただいております。
ご支援金:114万円
使用目的及び金額
1.返礼品費用 15万円
2.アルバイトなど人件費 50万円
3.竹林整備のための道具購入費(電動工具など) 20万円
4.メンマ製造関連(漬物桶、重り、塩等) 25万円
5.残金 4万円
皆様にご支援いただき活動を進めてまいりましたが、試行錯誤することも多い中で、メンマも商品化できJAの販売店などでの販売と通信販売をすることが出来ました。また、明日香村の「ふるさと納税」の商品として登録作業をしているところです。明日香村の特産品として多くの方に食していただくことにより、竹林整備の資金としても利用できるものとなります。
このクラウドファンディングは、「世界遺産登録に向けた飛鳥の地、竹林整備で景観アップと特産品の製造」のタイトルで実施しました。この世界遺産登録は、2025年を目標にしておりましたが、今年の6月に1年延びました。我々の活動は、まず、世界遺産登録されるまでに、世界遺産登録された暁には、多くの観光客に来ていただき「古墳だけの整備ではなく竹林も綺麗だ!」と言っていただけるような整備が出来ればと思っております。その為には、継続的な活動が必要で、一時的なものしてはならない筈です。それを支えていく上でもメンマ作り、竹炭作りを精力的に実施し、活動資金を捻出できるようにしないと、継続は不可能です。
メンマのことについて、少し報告させていただきます。
「純国産メンマプロジェクト」と言う団体が有ります。その団体が主催する「純国産メンマサミット」が、本日(2023年11月4日)福岡県糸島市で第5回が開催されます。「新たな竹林整備~純国産メンマ、未来の息吹~」として「不要な竹の発生防止、里山再生・地域興し・タケノコ・メンマの国産化、食料自給率up」等について全国で活動されている方々の講演をお聞きし、飛鳥の地での活動に生かしていきたいと思っています。将来的には、このサミットの誘致も出来ればとの思いを持っております。色々な方の協力が無いことには実現しないことでもあります。
以上を持ちまして、ご支援いただいた皆様へのご報告とさせていただきます。
本当にありがとうございました。
我々のこの活動をこれからより多くの方に知っていただき、協力していただく輪を広げていきたいと思っております。
これからも見守っていただければ幸いです。
合同会社VHC 代表 津本 雅章