支援総額
目標金額 60,000円
- 支援者
- 14人
- 募集終了日
- 2023年5月19日
経過報告(5月度)
今回、クラウドファンディングにて「ご寄付」を得て、資金調達を達成した「あかつき」には、いよいよプロジェクトが始動します。
以下、3つの側面で、プロジェクトは進行してゆく予定です。
1)私自身が所属している教会内にて「双極症」への理解度を深める
→2,023年4月に資料配布済み、終了
2)各教団、教派に向けて「精神障がい」について知らせてゆく
→2023年5月に資料(レポート)作成済み
※ファンディングによる資金調達を待って、郵送費を確保したら逐次配布
3)「精神障がい者」のための自助グループを作ってゆく
→2023年6月に資料作成予定
※※ファンディングによる資金調達を待って、郵送費を確保したら逐次配布
今回は、2)にて使用予定の「資料(レポート)」、その一部について、ご紹介させて頂きます。
以下、長文になりますが、全文になります。
わたしの所属する教会にて「うつ病」という精神疾患を持つ信徒の方が書いた文章です。
※こちらに転記するに際して、ご本人了承済みです
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⑴ はじめに
家族や大切な友人が病気や障害者になった時、
その病気や障害の事を調べないでしょうか?
私は、母が『進行性核状性麻痺』という聞いた事もない難しい病名の難病になった時、ネットであちこち調べました。そして、調べてもよく解らず、患者会(自助グループ)や家族会に参加して少しでも情報を得ようとしました。
教会...クリスチャン同士が本当の神の家族であり兄弟姉妹ならば、その家族内に病気や障害を持った方がいたら、まずは、その病気や障害を知り理解する事からはじまるのではないでしょうか?
そうして初めて具体的に祈る事が出来たり、その人と関わる事が出来ると思います。(※その人の支障がわかるので配慮しながら交流する事が出来ます)
例えば、『統合失調症』の方の場合、一般的な例ではありますが、TV やラジオから幻聴が聞こえてくる事があるので、あまりそういう話題をこちらからするのを控えたりします。
また、サタンや悪霊といったような露骨な言葉も、幻聴や被害妄想につながる場合があるので配慮する場合があります。これはひとつの例ですが、病気や障害の症状(特性)を知って、初めてその方に配慮が出来るのだと思います。
私が20 代で今よりも『うつ病』が酷かった時に牧師に相談したら「あなたの信仰が足りないから」「落ち込みはサタンの誘惑」などと叱咤激励をされ、『うつ病=信仰の弱さ』と捉えられました。
今でもそういう教会は決して少なくないと思います。
そうして、よりによって助けを求めに行った教会(クリスチャン)によって、傷ついて、去っていく人が多いです。(私の周りにもそういう沢山のクリスチャンの病友がいます)
私が若い頃お世話になった、故 平山正実氏〔キリスト者の精神科医。北千住旭クリニック初代院長。CMCC 元理事。ベテスダ聖書の集い主催〕はハッキリと、信仰と心の病(精神疾患)について正しく分別しておられました。
心身(脳・精神)=魂(霊)ではない。心(精神)は病んでいても健全な魂(霊)の状態は有り得るのだと。
平山先生はたくさんの良書を残しておられます。中でも、『心悩む者に神宿る』 『心病む人々に教会ができること』 『聖書と精神医療』 などはお勧めです。
(2) 福祉とは
一般的に、【高齢者福祉】【児童福祉】ばかりがよく知られていますが、【障害者福祉】の事も、もっと同じくらい(福祉職の人だけじゃなく)皆が知るべきだと私は思っております。
【障害者福祉】
⑴身体障害 ⑵知的障害 ⑶精神障害の三障害に区分されていますが、現代では ⑷発達障害なども加わっております。
※発達障害は昔は知的障害者の区分でした。
※LGBTQ も最近までは性同一性障害という精神障害の区分でした。(今は障害者ではなく健常者の扱いとなっています)
発達障害や LGBTQ などが今社会で注目されていますが、もっと古く昔からある三障害についても(たくさんの差別や偏見に苦しんできた歴史があります)まずは知るべきではないでしょうか?
『障害者』の私たちにとって 『健常者』の方々は、存在自体がすでに「強い者」です。
私達は、1日を生きていくのが精一杯です。
当たり前の日常が、とても尊く、なかなか手に届きません。
キリスト者の精神障害者福祉で有名な「浦河べてるの家」の本に、『降りていく生き方』 という著書があります。
一般社会や健常者は上へ上へと 昇っていく生き方が常識ですが、イエス様はこの『降りていく生き方』をなされました。
(3) 精神疾患と脳の病気
《器質性精神障害》
もっとも身近な精神障害として「認知症」も昔から精神科の領域でした。
1 血管性認知症
2 アルツハイマー型認知症
などが主に多いですが、これらは脳に損傷や萎縮などの目に見えるダメージがある「器質性精神障害」です。
《機能性精神障害》
一方で、脳に目に見える損傷やダメージはないが、脳内の神経伝達物質(ドーパミ ン、セロトニン、アドレナリン、ノルアドレナリン、etc)の異常過多 or 過小による精神障害は「機能性精神障害」といいます。
1 統合失調症(精神分裂病)
2 双極性障害(躁うつ病)
3 うつ病
などが主です。
なので決して、
「心の病気=気の持ちよう」ではありません。
厳密にいえば、心や精神ではなく「脳や脳内物質の病気」なのです。
そして、統合失調症、双極性障害に関しては、『遺伝性』が多くの要因となっています。
古代から、100 人に 1〜2人の割合で必ず居られます。これはある意味、本人のせいではなくて産まれ持った病気─先天性疾患のようなものです。
(※なので優生保護法のようなものが施行されてきた歴史があります)
(4) 病者と孤独
病気の種類問わず、病気を抱えた人の一番のつらさは、病気そのものよりも「孤独」や「理解されない淋しさ」だと思います。
そして、「孤独」のもたらすものは「自死」です。
イエス様はよく、寂しい場所に行かれました。
病人のもとを訪ねられました。
『 苦しみを体験したことのない人は、無邪気である。つらい目に合ったことのない人は、鈍感である。自分が鈍感だから、敏感な人がそばにいることに気が付かない。そうして無邪気に他の人の心の傷に触れる。無遠慮に他人の胸の痛みを刺激する。』(永井 隆)
教会は、 元気な健常者だけが通う楽しい『サークル』ではなく、悩みを抱えた人々も訪れる場所ではないでしょうか‥?
私の周りには、病気の友人がたくさんおられます。動ける時はこちらから会いに伺ったり、メールやお手紙などで安否確認をしたり、孤独にならない様になるべく努めております。
また、ふっとした時に立ち寄れる『居場所』が必要だと思います。
自助グループや患者会まではいかなくとも、コロナ以前に開催されていたティールームのような「集い」など、外部の方が気軽に立ち寄れる『居場所』があればいいなと思っております。
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上記、文章を複写して、他資料と合わせて同封、日本全国に点在するキリスト教の「教派」「教団」の本部、その住所へ、送付の予定でおります。
ここで云う「他資料」とは、2023年度6月に作成を予定しております、自助グループの紹介資料も含みます。
以上、資料的な「ご紹介」が主を占めましたが、5月度、プロジェクトの経過報告となります。
当クラウドファンディングは、5月19日(金)23時にて、〆切となります。
「All or Nothing方式」のため、もし目標金額である「6万円」に到達しなかった場合には、現在、既にして「プロジェクト」は進行中ですが、肝心要の「郵送費」に充当する資金調達の目途が立たなくなってしまい、プロジェクトそのものが瓦解してしまいます。
皆さまからの、あと少しの「押し上げ」が必要となります。
※現在、クラウドファンディングの達成率は85%、残り9,000円まで来ました。
さらなる応援、ご支援を、心より、お願い申し上げますm(__)m
リターン
1,000円+システム利用料
絵葉書3枚の寄贈
「世界双極性障害デー」が、毎年3月30日であり、画家ゴッホの誕生日にちなんでいることから、今回は、30種類のポストカードの中から、3枚を「リターン」として送ります。
※事前に絵柄は選べませんので、その点は、ご了承くださいませ。
- 支援者
- 12人
- 在庫数
- 20
- 発送完了予定月
- 2023年7月
10,000円+システム利用料
ゴッホの絵画(レプリカ)
ゴッホ作「サン=レミ療養所」という作品のレプリカです。
「世界双極性障害デー」が、画家ゴッホの誕生日にちなんでいることに、今回はあやかりまして、油絵のレプリカを、ご用意致しました。1万円の高額寄付を下さった方に、リターンします?
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2023年8月