音楽デリバリーin石巻｜石巻の子どもたちにほんものの音楽を届けたい

　　　　　

 

・ありがとうございます！初めてのクラウドファンディング、目標を達成することができました！

 

　この度、皆さまからの温かいご支援のおかげで、第一目標金額の３５万円を達成することができました。
    本当にたくさんの方々が私たちの想いを汲んでくださっていることがわかり、奏者一同大きな喜びに包まれています。　

    初めてチャレンジしたクラウドファンディングでしたので、初めは不安でいっぱいでしたが、皆さまのおかげで勇気をいただき、また、その分責任も感じ、気持ちが引き締まる思いでおります。　

   ご支援をいただいた皆さま、あたたかな応援コメントをくださった方々、S N Sでこのページをシェアしてくださった皆さま、お一人お一人に心からの感謝を申し上げます。

 

・ネクストゴールへのお願い

　さて、皆さまのおかげで当初の目標金額を達成することができましたが、このプロジェクトにかかる全費用をカバーするために、更なるネクストゴールを設定させてください。　

　次のゴールは、６０万円です。　

　今回は、このクラウドファンディングに挑戦することが初めてでしたので、全く様子がわからず、初めの目標金額を低く設定していました。新たに６０万円をネクストゴールとし、皆さまにご理解とご支援をいただくことができれば、関東地方に住む奏者たちの、リハーサルが行われる関西への大型楽器運搬費用を含む国内交通費と、リハーサル地への日帰りが不可能な奏者たちのための、４日間のリハーサル期間の宿泊費などをカバーすることができます。　

　いただいたご支援は、責任をもって、このプロジェクトを行うために大切に活用させていただきます。また、このネクストゴールを達成できなかった場合も、自己資金をもとに実地はさせていただく予定ですが、皆さまからの多くのご支援をいただければ幸いです。　

　

　残り２９日となりましたが、引き続き皆様からのご支援、お力添えをいただきますよう、心からお願い申し上げます。

 

 

 

自己紹介　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　

　私たちは東日本大震災が起こった一年後の２０１２年からご縁をいただき、年に一度、宮城県石巻市を中心に、『日本とドイツ・絆コンサート』という名前で、保育所、幼稚園、小・中・高等学校、公民館、仮設住宅集会所、病院などでクラシックの室内楽（少人数の合奏）コンサートを続けてきました。

　奏者には、ドイツ各地の第一線で活躍中の演奏家、並びに日本のクラシック界でプロの演奏活動をしている演奏家が有志として参加しています。

 

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　これまでの私たちの活動は、ドイツと石巻に関連のある方々からの経済的ご支援で続けることができていましたが、今年度２０２３年からは、震災後１２年を経たことで、このご支援が打ち切られることになりました。

　私たちはこれまでのご支援に感謝し、このご意向を受け入れるしかありませんが、一方で、毎年の私たちの訪問を楽しみに待っていてくださる方々がいらっしゃることも確かです。

 

　

　ここ数年は石巻も復興が進み、立派なコンサートホールも建ちました。がその反面、さまざまな面での格差が進み、一般に行われるコンサートに出向くことができない方々が存在します。その影響は、石巻に住む子どもたちやお年を召した方々に、特に及んでいることが昨今の訪問で感じられました。

 

▼プロジェクトの内容

ー私たちが今年チャレンジしたいこと、そして続けていきたいことー

　そういったことから、私たちは、これまでの経験をもとに、新しいプロジェクトをスタートさせることにしました。さまざまな方にお聴きいただけるよう、一つでも多くの演奏会場を廻りたいとは思いますが、今年第一年目はまず、子どもたち（小学生）対象のコンサートを確実に実現させたいと思い、計画を立てています。　

 

 

　具体的には、関西に集まって４日間のリハーサルをし、飛行機で仙台空港へ。そこからはレンタカーで石巻市内を動きコンサートで演奏、一泊二日ののち、奏者各自日本の住まいに戻るという計画です。　

 

 

 

　今年開催予定のこのコンサートは、「放課後こどもクラブBREMEN」様のご協力を得て、マルホンまきあーとテラス（石巻市総合文化施設）小ホールでの無料コンサートを予定しています。対象は石巻市内に住む小学生とそのご家族、またネーミングも新たにし、『音楽デリバリーin石巻』といたします。

 

 

　日本全国の学校には文化庁の派遣でオーケストラがやってきます。大勢の人数で奏でられる大きな音はダイナミックで、とても印象に残ることでしょう。

　でも、もっと近くで演奏され、演奏者と子供たちが向き合える、一人ひとりに届くコンサート、奏者と子供たちが近いコンサートも、大箱で聴く大きなオーケストラのコンサートと同じくらい大切です。なぜなら、私たちが開催するコンサートが、奏者と子供たちという近い距離での人と人を介した交流であるからこそ、それがまたオーケストラの演奏とは違った形での子供たちの可能性への種まきになると思うからです。

 

　今の子どもたちは、家庭で、または学校で、日常的にテレビやゲームによる電子音に触れることが多いと思います。でも、そこから少し離れて、ヨーロッパで３００年以上も続く文化であるクラシック音楽を、そのために特別に作られた音響の良いコンサートホールという環境下で、ドイツと日本のクラシック界の第一線で活躍中の奏者による『生の音』を聴く、ということは、子どもたちがそれぞれの感受性のある未来を築くことへの第一歩となることでしょう。

　さらに、普段は日常的に生で音楽を聴く機会が少ない子どもたちだからこそ、敢えて「一流のもの」を聴いてもらいたいと思います。

 

 

　なぜそこにこだわるかは、先に書いた「私たちが蒔く種」が一流でなければ、一流の芽は出てこないからです。幸い、さまざまなコネクションにより、このプロジェクトに賛同し、自身の有給休暇や日本への帰国時を利用して参加してくれる、日本を、世界を代表するクオリティーを持つ音楽家の有志たちがいてくれます。

 

　一人一人はいわゆる日本のテレビに出演するような有名人ではないかもしれません。でも彼らが日々追って（おって）いる音楽は、例えば、ヨーロッパ音楽発祥の地であるドイツの『今』であり、また、ヨーロッパから遠く離れた日本においてもそれを求め、実現できている音楽です。

 

　私たちの演奏を聴いてくれる子どもたちは、そのほとんどが震災後に生まれた世代の子供たちです。震災後の復興がひと段落し、物質的なものの供給は一見充実しているかのように見える中、私たちの演奏をきっかけに、目に見えないものも大切にし、またそれを楽しむことを体感しながら、人と人とのつながりや、芸術や文化を大切に、次の世代を支える世代へと成長していってほしいと思っています。

 

 

 

▼プロジェクトの展望・今後へのビジョン

　このような、結果がすぐ出ず、効果が見えにくく、華々しさのない活動は、すぐに評価を下すことが難しいため、昨今の日本では実現させることを躊躇することが多いと思います。でも、だからこそ誰かがやらなければならないと、私たちは考えています。

 

　私たちは、継続の力を実感した２０１２年から２０２２年の経験をもとに、『音楽デリバリーin石巻』の一年目のチャレンジとして、さらに「子どもたち一人ひとりの感受性にアプローチする体験」に特化した活動を続けていきたいです。

 

　そのためには、経済的な基盤が必要不可欠です。今年新たなプロジェクトとして初めの第一歩を踏み出そうとしている『音楽デリバリーin石巻』へのみなさまからのご支援を、心からお願い申し上げます。

 

▼２０２３年の演奏者

・田島綾乃/ヴァイオリン/ライプツィッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団フォアシュピーラー

・吉田馨/ヴィオラ/ドイツ・オスナブリュック交響楽団首席奏者

・宮地晴彦/チェロ/元ドイツ・プフォルツハイム市立歌劇場首席奏者、現在は日本を拠点にソリスト、室内楽奏者として活躍中

・渡戸由布子/コントラバス/大阪交響楽団コントラバス副首席奏者

・中井由貴子/ピアノ/京都光華女子大学非常勤講師　アルスノーヴァ音楽教室主宰

 

 

 

▼これまでの「日本とドイツ・絆コンサート(２０１２−２０２２)」の活動

✳︎これまでに演奏した場所（延べ１８ヶ所）

渡波保育所（２０１６、２０１７、２０１９）

石巻市立雄勝小学校（２０１８）

石巻市立湊小学校（２０１５）

女川町立女川第二小学校（２０１２、２０１４）

石巻市立雄勝中学校（２０１８）

石巻市立渡波中学校（２０１７）

石巻市立渡波中学校（２０１７）

石巻市立北上中学校（２０１２）

石巻市立石巻高校（２０２１）

石巻専修大学（２０１２〜２０１９まで毎年）

石巻赤十字病院（２０１３、２０１４、２０１５、２０１６）

渡波仮設団地（２０１６）

門脇東復興公営住宅 東集会所（２０２２）

新蛇田第一集会所（２０１７、２０１８、２０１９、２０２２）

万力ささえあい拠点センター（２０１７、２０１８）

渡波公民館（２０１９）

まちの寄り合い所「うめばたけ」（２０２１、２０２２）

石巻中央公民館大ホール（２０２１，２０２２） 

 

✳︎これまでの出演者　注）肩書きは参加年度のものを記してあります。

・ヴァイオリン　

フランツィスカ・ホルシャー/ドイツ在住、ソリスト、室内楽奏者。プラハ放送局コンクール第１位

佐野槙子/ドイツ・ダルムシュタット州立歌劇場コンサートマスター

レナ・ノイバウアー/ドイツ在住、ザールブリュッケン音楽大学教授

宮田英恵/大阪フィルハーモニー交響楽団第二ヴァイオリン首席奏者

田島綾乃/ドイツ・北ドイツ放送交響楽団契約団員、ドイツ・ライプツィッヒ歌劇場第二ヴァイオリン奏者

平山慎一郎/フリーランス、室内楽奏者

岡本伸一郎/大阪交響楽団アソシエイトコンサートマスター

・ヴィオラ

吉田馨/ドイツ・オスナブリュック交響楽団首席奏者

・チェロ

長谷川彰子/九州交響楽団首席奏者

増山頌子/大阪交響楽団副首席奏者

宮坂拡志/N H K交響楽団チェロ奏者

バーリント・ゲルゲリー/ドイツ在住、プレンツラウ室内管弦楽団首席奏者

坪井大典/ドイツ・ザールブリュッケン音楽大学在学中

宮地晴彦/元ドイツ・プフォルツハイム市立歌劇場首席奏者、現在はソリスト、室内楽奏者として活躍中

・コントラバス

飛田勇治/元ドイツ・南ヴェストファーレンフィルハーモニー副首席奏者、現在広島交響楽団コントラバス奏者

・ピアノ

中井由貴子/京都光華女子大学、大阪成蹊大学各非常勤講師、枚方演奏家協会副代表 

 

✳︎これまでに演奏した主な曲目

モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲KV423

シューベルト/ピアノ五重奏曲「鱒」

ブラームス/ピアノ三重奏曲第１番

ブラームス/ピアノ四重奏曲第２番

シューマン/ピアノ四重奏曲

フォーレ/ピアノ四重奏曲第２番

R.シュトラウス/ピアノ四重奏曲

ヴォーン・ウィリアムス/ピアノ五重奏曲

ヘルマン・ゲッツ／ピアノ五重奏曲ハ短調

サラサーテ/チゴイネルワイゼン

サン＝サーンス/動物の謝肉祭より「象」「白鳥」「プロローグ」

ロッシーニ/弦楽のためのソナタ第１番

ロッシーニ/弦楽のためのソナタ第３番

サンサーンス/白鳥

エルガー/愛のあいさつ

シューベルト/菩提樹

シューマン/トロイメライ　

グノー/アヴェマリア

マスネ/タイスの瞑想曲

ブラームス/ハンガリアン舞曲

メンデルスゾーン/歌の翼に

バッハ/主よ人の望みの喜びよ

クライスラー/愛の喜び

チャイコフスキー/ワルツスケルツォ

バルトーク/ルーマニア舞曲　

ブラームス/ハンガリアン舞曲第５番　

シューベルト/セレナーデ

黛敏郎/文楽

R.シュトラウス/小さな愛の歌/セレナード/アラビア風舞曲/行進曲/明日に

ビゼー/カルメン

モンティ/チャルダッシュ

ヨハン・シュトラウス/美しく青きドナウ

ヨハン・シュトラウス/アンネンポルカ　　　　　　　　

ブラームス/ハンガリー舞曲第４番、第５番

ドボルザーク/スラブ舞曲集より

シューベルト/アヴェマリア

グノー/セレナーデ

シューマン/トロイメライ

ピアソラ/グラン・タンゴ

ドビュッシー/ヴァイオリンソナタ　　他 

プロジェクトに必要な金額と目標金額に差があった場合について

プロジェクトの目的が大きく変わらない範囲で、規模を縮小し、対応いたします。よって、返金は致しかねます。

プロジェクト実地日程

２０２３年８月１３日ー１６日(リハーサル）
２０２３年８月１８日ー１９日（石巻）

 

プロジェクト実地場所

関西（リハーサル）

マルホンまきあーとテラス（石巻市総合文化施設）小ホール

 

プロジェクト概要

石巻の子どもたちに、石巻市に新しく作られた本格的なコンサートホールのクラシック音楽に適した環境下で、ドイツと日本のクラシック界の第一線で活躍中の奏者による『ほんもの』のクラシック音楽を届けたい。

 

注１）プロジェクト成立後、天災などやむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む）によりコンサートが開催できなかった場合、２０２４年度の夏に延期いたします。いただいた支援金は延期した際の費用として使用させていただきます。

 

注２）全ての写真においては、過去の出演者全員より、掲載許諾取得済みです。

注３）放課後こどもクラブBREMEN様から、プロジェクトを行うこと、また、名称掲載を行うことへの許諾を取得しております。

注４）皆様からいただいた支援金は団体会計の飛田勇治が受け取ります。プロジェクトとリターンは吉田馨が実地します。