神戸高専オタゴ・ポリテクニック短期留学費の支援事業

▼自己紹介

　神戸高専は、わが国の「ものづくり」を支える実践的な技術者を育成するために、昭和38年に設立された５年一貫教育の高等教育機関です。本校では、「人間性豊かな教育」「実践的で創造性豊かな技術者教育」「国際性を育む教育」の教育方針のもと、機械工学、電気工学、電子工学、応用化学、都市工学の５学科で約1200名の学生が学んでいます。

　昨今のグローバル化を受け，産業・経済や技術が国際的な広がりを強める中、高専においても国際的に活躍できる能力を持った技術者を養成する教育が求められるようになりました。

　本校では、教育・研究面でのさらなる学校間国際交流や、国際社会で活躍できる技術者人材を育成するために2014年に国際協働研究センターを発足させ、トビタテ！留学JAPANプログラムや日本国際協力センター(JICE) 派遣プログラムへの参画等の国際交流や、イングリッシュラウンジの開設、ホストファミリーバンク制度の導入等を進め、国際社会で活躍できる人材の育成を目指しています。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　本校の教育方針の柱の一つ「国際性を育てる教育」では、「国際・情報都市神戸にふさわしい高専として、世界的視野を持った、国際社会で活躍できる優秀な技術者を育てる」ことが謳われています。

　本校では、これを実現するために平成28年度より、ニュージーランドのオタゴ・ポリテクニックへの短期留学を実施してきました。参加した学生からは、

「普段の高専生活だけでは得られない経験をすることができた」

「これまで以上に視野が広がった」

「後輩にも続いて欲しい」

など非常に満足度の高い声が寄せられています。この留学体験が契機となって、海外の大学に進学したり、海外企業で技術職に就く卒業生も出てきています。

　本プロジェクトは、本校の国際交流のメインプログラムでしたが、令和元年度以降コロナ禍で中断となりました。今年度より活動を再開する方向で調整を進めておりますが、費用高騰（3割増）により参加者の負担が大変大きくなっています。志願する学生の保護者からも

「素晴らしいプログラムなので我が子にもぜひ経験させてやりたい。円安による留学費用の高騰分をサポートする手立てはないか」

といった相談を受けているところです。

　本校の教育目標にご賛同頂ける方からの金銭的支援により、将来ある学生の夢を実現したいと考えております。ぜひ皆様に本プログラムを通じて神戸高専と日本の未来へのご支援をいただければと思います。 

▼プロジェクトの内容

2023年度 Otago Polytechnic 短期留学プログラム

　ニュージーランドの提携校（Otago Polytechnic）への短期留学プログラムの参加者を募集します。 2020年3月に予定されていたプログラムが新型コロナウイルス感染症の影響で中止となって以来久しぶりの再開で、今回が5回目の実施になります。

日程：2024年3月7日～22日

募集定員：14名

募集対象：神戸市立工業高等専門学校に在校する本科1～4年生、専攻科進学予定の5年生

募集・決定方法：書類選考

参加費用：65万円前後（一人あたり）

目標金額：300万円（全体）

目標金額の使途および実施する内容：留学費用の補助

プログラム内容：ホームスティをしながらOtago Polytechnicに通い、工学系基礎科目（実験実習体験を含む）の高専生向け英語による授業、及び一般の英語のレッスン

※本プロジェクトは、期日までに集まった支援金額に関わらず当初予定していた規模のプロジェクトを実施します。  

▼プロジェクトの展望・ビジョン

　留学する当人はもちろんですが、留学先で受けた気づきや刺激を学内に持ち帰り共有することで、多様性への理解やコミュニケーションの大切さなど、学校全体としての国際化についてのビジョンを広める契機にしたいと考えています。

▼寄附金の優遇措置について

　神戸市公立大学法人神戸市立工業高等専門学校に対する寄附につきましては、所得税法、法人税法等による税制上の優遇措置が受けられます。

■個人の場合

〇所得税《所得税法第78条第2項第2号》寄附金の合計額（寄附金の合計額が総所得金額等の40％を超える場合は、総所得金額等の40％）が2,000円を超える場合、その超えた金額が当該年の所得から控除されます。所得控除額 = 寄附金額 − 2,000円

〇個人市民税《神戸市市税条例第23条の2第1項第3号》神戸市では、所得税の寄附金控除の対象となっている寄附金の中で、市長が指定した団体に対する寄附金を、個人市民税の寄附金控除の対象としています。本学は、この指定を受けています。神戸市にお住まいの方で、寄附金の合計額（寄附金の合計額が総所得金額等の30％を超える場合は、総所得金額等の30％）が2,000円を超える場合、その超えた金額に8％を乗じた税額が控除されます。税額控除額 = （寄附金額 − 2,000円）× 8％ 

〇個人県民税兵庫県にお住まいの方で、寄附金の合計額（寄附金の合計額が総所得金額等の30％を超える場合は、総所得金額等の30％）が2,000円を超える場合、その超えた金額に2％を乗じた税額が控除されます。税額控除額 = （寄附金額 − 2,000円） × 2％

■法人の場合

〇法人税《法人税法第37条第3項第2号》全額損金算入が可能です。優遇措置を受ける手続きについて、確定申告期間に、神戸市公立大学法人が発行した「寄附金領収書」を添えて税務署に申告してください。なお、「寄附金領収書」は、寄附金の入金が確認され次第、大学から送付されます。

■寄附金領収書の発行について

　ご寄付いただいた方には、後日「寄附金領収書」を送付致します。※寄附金領収書のお名前は、ご寄附時に入力いただいたお届け先にご登録いただいたお名前となります。READYFORアカウントにご登録の「リターン／ギフトの発送先の氏名」を宛名として作成します。確定申告の際は、ご本名と現住所（住民票に記載のご住所）、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収書が必要となりますので、ご注意ください。

　寄附の受領日（証明日）：READYFORから神戸市立工業高等専門学校に入金された日となります。

　証明書の発送日：2024年9月末までにお送りいたします。発行までお時間をいただきますが予めご了承ください。なお、寄付金領収書がご不要の場合は事前にご連絡くださいませ。

▼その他

　プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む）によりイベントが開催できなかった場合、返金します。

　頂いた寄付金は、留学支援費として校内で選抜されたプロジェクト参加者に支給します。