熱帯林コミュニティの慣習地保護活動をするNGOへ、四駆車を！

SADIA Mukahへの四輪駆動車購入にご支援いただいた皆さま、ご無沙汰しております。久しぶりの投稿となりますが、現地の近況報告を簡単にさせていただきます。

今年4月以来、SADIA Mukahはサラワクのシブ近郊のイバン人コミュニティのためにコミュニティマッピングの作業をつづけてきました。

下の画像は出来上がったマッピングのデータをコミュニティリーダーに渡しているところです（背後のクルマは支援したハイラックス）。これから、かれらの土地を守るための裁判で証拠に使われる予定です。

三枚目の画像は、今月初めに、サラワクの先住民ダヤックにとって一年でもっとも盛大なお祝いの儀式、ガワイと呼ばれる収穫祭のためにSADIAのメンバーたちかが久しぶりに実家のあるムカーの町に戻ったところです。

昨年、SADIAのマテックと一緒にボルネオ島インドネシア領西カリマンタンの熱帯林開発の現場を視察しました。マテックの国境を越えたダヤック人ネットワークでつながった現地の先住民グループも同行してくれ、現地調査ではたいへん実りある成果を得ることができました。

現地の企業による熱帯林の皆伐にともなってオランウータンの生息地が破壊され、ダヤックが大切に守ってきた聖なる森も半分奪われてしまいました。こうした破壊的な履歴をもつ木材製品が大量に日本の建設市場に流れ込んでいることから、現地の窮状を一人でも多くの日本人に知っていただきたいと急遽、報告会とセミナーを下記の要領で開催することにしました。どうぞ、ふるってご登録、ご参加ください。

【7/2(火) 緊急報告会】インドネシアの熱帯林開発と脅かされるボルネオ・オランウータンの生息地

https://jatan.org/archives/9037

【7/5(金)セミナー】オランウータンの森からやってくる≪合法≫木材製品 ー 森林破壊に連なる木材サプライチェーン

https://jatan.org/archives/9059