獣医さんによるオンラインインフラ推進プロジェクト

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プロジェクト本文

      

 

 

 

 

 

はじめまして、

獣医師の前田と申します。

 

 

私の紹介は後回しにさせていただいて、

さっそくですが、みなさんには動物のご家族はいらっしゃるでしょうか?

 

そして、動物さんと暮らす中で、

 

・夜に様子がおかしくなり

 心配で眠れない夜を過ごした

・受診した方がいいのか分からない

・いつも診てもらっている先生に申し訳なくて

 なかなか他のところに相談できない…

 でも、このままでいいのかと不安になる

・他の獣医の意見も聞きたいが

 病院に連れて行くのがストレスになるので

 なかなか連れて行けない

・何かがおかしいと思うがうまく説明できない

・どんな病院に行けばいいか分からない

など、困ったり、不安になったりしたことはないでしょうか? 

 

 

そういったときに、

人間であれば、

行政の相談窓口や夜間/休日診療所、

重症で動けないときは救急車など、

医療や医療関係のアドバイスを受ける手段が整えられています。

それでも、いざ病気になると、

どうしよう?と不安になってしまった経験がだれしもあると思います。

 

一方で、動物さんの現状はどうでしょうか?

実は、人とは違い、動物の医療は100%私設の病院から成り立っています。

 

そのため、どうしても都市部に病院が集まりやすく、

公益性や社会的なインフラを意識して運営されているところはごく一部です。

 

つまり、

・今すぐどこかに頼りたくても

 どこも開いていないかも…?

・開いている病院には長時間移動が必要、

 だけどいったほうがいい?

・病院に連れて行くために仕事の調整を

 どうしよう?

・別の獣医に相談するために、

 また病院に連れて行かないといけない…

・悩んでいるうちに悪化しちゃった…

という事態が容易に起こりえます。 

 

みんなが困らないように、

全国に病院を配置できれば、時間帯によって統一した連絡先を確保できれば良いのですが、

現実には行政が介入しない動物医療の世界ではなかなか難しいです。

 

そこで、その解決方法の一つにオンラインという手段を獣医という立場で提案したいと考えています。

 

オンライン診療があれば、

・獣医師に今の状態をビデオ通話で確認して

 もらえる

・軽症であれば受診しなくても解決できる

・受診が必要なラインを判断してもらえる

・受診が必要な場合、

 最適な病院をおしえてもらえる

・動物さんを連れて行かずに、

 獣医のセカンドオピニオンが聞ける

・おかしいと思っていることについて

 ゆっくり相談できる

・必要に合わせた病院選びをサポートできる

といったことが、全国で可能になるからです。 

 

人ではコロナ禍で、オンライン診療の規制が緩和され、

2020年4月 9.1%の導入率だったものが2021年6月には15%まで拡大しました。

今もこの拡大傾向は続いています。(総務省、令和4年度情報通信白書P25)

 

一方で、動物医療でオンライン診療を行っている病院は

2024年3月の段階で300件に満たず(オンライン診療システムを動物病院に提供している2つのプラットフォームでの合計数)

全国の動物病院のうち2%弱しかないまだ未発達の分野です。(約12700件,令和5年度農林水産省動物診療施設開設届出状況)

 

ではなぜ、動物ではオンライン診療が一般的ではないのでしょうか?

 

それは、動物医療特有の難しさがあるからです。 

 

診療とは、診察を通して診断を行い、薬の処方など治療をする行為を言います。

 

人医療でははじめに受診する病院で、視診や問診だけ、もしくは簡単な触診で診断を受けて、薬を処方されるのは一般的で、

それでも治らなかった場合、検査のために総合病院を紹介されると思います。

 

はじめてかかる病院ではすることが限られているので、オンラインという形で代替しやすく、オンライン診療と親和性も高いです。 

 

 一方で、

 

動物さんは喋れない分、はじめにかかる病院ではじめから検査をして客観的なデータを集めて診断するのが一般的です。

 

 

そのため、診療をオンラインで行うのは難しく、オンライン診療を実施している病院でも、その病院に通える範囲の患者さんを対象としていたり、病院がお休みのお昼の時間のみの対応になっています。

 

 

そして、病院に来られる患者さんを診ることで手一杯でオンラインまで手が回らないため、実施している病院がなかなか増えません。

 

今は撤廃の方向で動いていますが、獣医師会のオンライン診療指針には、直接診察していない動物をオンラインで初診の対応はしてはいけないとされてもいます。

 

これらが、オンライン診療が広がらないことの原因となっています。   

 

ただ、動物医療の構造として、最初に受診する病院が検査機能を持っていることから、どうしても一つの病院の中で完結しがちになってしまい、

本当にその診断が最善なのか、他の選択肢がないのかがセカンドオピニオンとして別の病院も受診しないとわからない、

受診するのも動物さんを連れていく必要があり行きづらいといった特有の問題も数多くあり、問題になっています。  

 

 

現状では、オンライン診療では動物の診察を成立させるのは難しい、

 

それでも、閉鎖的な土壌や地域格差や医療の空白時間といったことから起こる問題や不安を解決できる可能性が十分にあると、獣医師として考えています。   

 

 

そこで、オンラインという手段に新しい使い方を提案したいと考えています。

 

 

実は、長年動物病院で勤務してきたなかで必ずしも、即受診が最善ではないのではと感じていました。

 

なぜならば、場合によっては様子を見ても大丈夫な動物さんを、様子を見て大丈夫ですよと言ってあげるのに長時間待ってもらったり、逆に重症なのに状況がうまく伝わらず、長時間待った上に検査できずに経過観察になってしまったりと、

 

 

動物さんと飼い主さんにストレスと負担をかけただけで本質的な検査治療にたどり着けない、

いわゆる『うまく受診できていない』ケースによく出会っていたからです。

 

 

それは、

状態のトリアージ、

受診の必要性の判断、

状態の整理、

どういう希望や気持ちを持たれているかの確認、

整理した状況の伝達が不十分だからだと思います。

 

 

 

実際に、ヨーロッパで実用化しているオンラインサービスでは利用者の70%は病院にいく必要がなかったという実績を出ています。

(Cathay Innovation.Nov 20, 2020の記事Behind the Term Sheet:How FirstVet’s Telemedicine for Pets is Revolutionizing Animal Careから抜粋)

 

 

その実績をみても、受診が必要なのかどうか状況判断することがとても重要なことだとわかります。 

 

ここで獣医さん側からの話も少し挟ませていただければと思うのですが、

みなさんは獣医さんという職業にどういうイメージを持たれているでしょうか?

私自身が獣医なのでなかなかイメージがわかないのですが、

 

実は獣医さんを続けるというのは、かなり難しいことで、特に女性は大半の人は途中でやめてしまうのが現実です。

 

 

知識の研鑽を続けること患者さんのことを考え続けること、自分の患者さんが亡くなったり、飼い主さんの悲しみを受け止め続けるのが大変なことが理由です。

 

 

逆にいうと、ずっと獣医さんを続けているのは、獣医であることにやりがいを感じている。

つまり、患者さんが元気になってくれることや、亡くなる悲しみを知っているということです。 

 

ではなぜその気持ちが『良い診察』につながらないのでしょうか?

 

それは、

・一人の患者さんにかけられる時間が圧倒的に少ない

・こなさなければいけないタスクが多い

・限られた中で飼い主さんの言いたいことを汲み取れない

・伝達の齟齬・獣医師として病院の方針に従う必要があるので、特別な配慮はしづらい

・病院のシステム上の問題

があるせいではないかと思います。  

 

獣医師側も患者さんのためにとは思っているものの、限られた時間の中で目の前のことをこなさなければならないという状況で、

後から配慮が足りなかったな、もっと話を聞いてあげたら…ということも多いのです。

そういった行き違いがあり他院から転院されてきたりということもよくあります。  

 

必要なのは、

・他のことにとらわれずに

 飼い主さんの話を聞くこと

・自分の病院で可能なことにとらわれず、

 獣医師として最適な提案ができること

・お住まいの地域の医療レベルにとらわれず、

 医療的な話をできること

・利害なく飼い主さまの立場に立てること

・診断の正誤にとらわれず、

 最善の意見を言えることです。

 

つまり、よりよくオンラインという手段を使うためには、

 

たとえオンライン診療をしている病院の数が増えても

実病院の診療もしつつ、来院も前提としてオンライン診療の患者さんも診るのは難しい部分があるのではないかとも感じています。

 

そこで、オンライン診療という形で全てをカバーすることを目指すのではなく、

オンラインで獣医が提供できる良い部分だけを抽出し

患者さんと病院の間にたって、

・時間や場所に関係なく、獣医とコンタクト

 を取れる

・病院というシステムにとらわれず、

 飼い主さまの立場で

 より良い選択を提示できる

・動物と飼い主さんのストレスを減らす

・相談という形に特化し、

 的確な診療機会や良い選択ができるように

 専門知識を持ってサポートする

・受診の必要性や状況把握、

 アドバイスのためにビデオ通話を用いる

・獣医が他のことにとらわれずに、

 相談の相手になって助言できる

・実店舗を持たないことで、しがらみなく

 セカンドオピニオンに関する相談ができる

ということに特化した、オンライン相談という形を提案したいです 。

 

そして、オンライン相談に特化したオンラインどうぶつ病院を立ち上げることで

 

より獣医として本質に近い形で

動物と人が、悩んで顔をくもらす日が少なくなるよう、もっと笑顔で過ごせるように獣医療を提供していきたいです。

 

この新しい動物医療の形の実現のために皆さまのご支援をぜひともお願いします。

 

 

*オンラインどうぶつ病院では

獣医療法、獣医師法、愛玩動物における遠隔診療の適切な実施に関する指針を遵守した運用を行います。

 

 

 

まだ何か困ったことが起きたときにオンラインという選択肢を思い浮かべる人は少ないと思います。

オンラインという手段がもっと認知されて、動物さんと暮らす上での必須のインフラになってほしいと考えています。

 

必要な人に、こういった選択肢があるということを知ってもらうには、日常の生活で目にする機会がなければいけないと考えています。

 

そのための広報活動として

・インスタグラムやFacebookへの

 広告転載

・インターネット記事の転載

・動物関連の媒体への広告

などを行なっていく予定です。

 

広告費は、何十万単位やときに百万円単位になると思います。

皆さまにご支援いただいた資金は、その費用の一部として使わせていただければと考えています。  

 

また、現状では夜に相談する先がない場所がまだまだ多く、

病院が多い都市部でも、救急病院に連絡しても電話だとわからないと言われるケースや具合の悪い動物を運搬する手段がなくタクシーなどを使って受診するべきかを迷うケースも多いです。

 

お家の中での不意な事故や動物さんは不調を隠す性質があるため急に不調が顕在化する場合もあります。

 

そういった場合に備え、なるべく早く24時間365日相談可能な体制を整えていきたいと思っていますので、

他の獣医にもこの活動を知ってもらい、協力してもらわないといけません。

 

このプロジェクトで集まった資金は、獣医さんに向けた活動にも使用させていただきたいと考えています。

 

 

今まで書いてきたのは動物さんの健康についての問題だったと思いますが、

 

もう一つ大切なことがあります。

それは、心の問題です。

 

獣医さんというと、動物さんの病気に対して検査や治療をしているように思われるかもしれませんが、

実はそれだけではなく、飼い主さんの気持ちと向き合うのがとても大きなウエイトを占めています。

 

動物さんは自分のことを自分で決断はできません。

何が一番いいのかを悩みながら、自分の小さな家族にどうしてあげたいかを決めなければいけないのは飼い主さんです。

その決断や気持ちをサポートすることが獣医として実はとても大切なことなのですが、普段の業務ではなかなか難しいことでもあります。

 

 

昔は、気持ちには蓋をして耐えないとだめだという風潮もありましたが、今からは変わっていく、もしくは変わっていっていると思います。

自分の家族のことで不安になったとき、その不安は今どんな状態かわからない

そして、これからどうなるかよくわからないことからということも多いです。

 

専門家に頼って、ビデオ通話で見てもらうことで不安を取り除いたり、不安を口に出すことで、人も笑顔に戻れる近道になるはずです。

 

 

ぜひ、相談してみてください。   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
前田千尋
プロジェクト実施完了日:
2025年1月10日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

獣医師によるオンラインサポートの推進を行う 早期に24時間化を目指し、ペットとペット飼育者さんがいつでも悩まず相談できるペットライフが送れるようサポートします。人材の採用、集まった資金は人材採用に向けての広告活動費として活用させていただく予定です。

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●クラウドファンディング限定デザインのマルシェバッグ
エコバッグシリーズ「MOTTERU」のマルシェバッグ(横幅51 縦幅35 マチΦ20  持ち手36  容量約18L ※単位:cm)
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①エコバッグシリーズ「MOTTERU」のマルシェバッグ(横幅51 縦幅35 マチΦ20  持ち手36  容量約18L ※単位:cm)
②Thank you for your donationステッカー 大(10×10cm)×1/We need your helpステッカー 中(7.5×7.5cm)×1
③PU素材を使用した6mm幅の罫線ノート(横幅9   縦幅14 厚さ1.2  ※単位:cm)
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