プロジェクト概要

 

認知症の方やその家族の方にも旅の素晴らしさを!

 

 はじめまして、加納彰と申します。私は病院で作業療法士として勤務させて頂いている中、プライベートでは認知症の方の旅行をサポーターとして関わらせていただいています。実際の旅行先にて、入浴・移動・食事等の支援をさせていただきながら、ここ10年間に様々な観光地へ赴き、認知症があっても家族や仲間と旅をすることの素晴らしさを痛感しております。また、旅を通して日常の生活では得ることのできない「特別の時間」を共有できると感じております。

 

しかし、一方でまだ旅行先などで認知症がある方は、一般のお客様から受け入れていただけないことも多々有ります。また、宿泊先の従業員の方も、そういった方への対応の仕方がわからないことが多いのではないかと感じております。認知症の方を支える家族や仲間、サポーターが配慮するのはもちろんなのですが、宿泊施設側がある程度知識を持っていただだけると、認知症の方だけではなく、一般の方もより良い旅の時間を過ごせるのではないかと考えました。

 

そのため、今回は宿泊施設側の研修も含めた認知症の方のモデル旅行を行いたいと思います。伊豆市にあるホテルワイナリーヒルズをお借りし、従業員の方への研修とサービスプランの立案、そして認知症の方その支援者の方にお泊まりいただき、対応・環境・福祉用具等についてご意見をいただきたい、ひとつの宿泊モデルを提案したいと考えております。今回、福祉用具の購入費用や会場代等が足りていない状況でございます。どうか皆様のご支援お願いいたします。 

 

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認知症の方もそのご家族も笑顔にしたいです!

 

介助者だけではまかないきれない部分をサポート。

 

このプロジェクトを立ち上げたきっかけは、旅行中の宿泊先でのクレームとそれに対する女将さんの対応でした。私たちはいつも通り細心の注意は払っていたのですが、認知症の方の入浴において、介助をする人も含め通路の邪魔になってしまいました。そして、その方から「ああいう人(認知症の方)とは別にしてほしい」との発言が聞かれました。私はショックでしたが、それ以上にそのクレームをくれた宿泊者の方や認知症の方、その家族の方に申し訳ない気持ちになりました。また、私の経験不足・力不足を強く感じ、クレームを出してしまったことへの後悔の気持ちでいっぱいでした。

 

しかし、そんな中、そこの女将さんがとても良心的な対応をしてくださいました。注意をしていただいたその宿泊者の方と私たちの間に入って、すべての注意やクレームを受け、対応してくださったのです。さらには、どちらも否定せずに、この宿泊施設では認知症の方でも受け入れる方針である事も言ってくれたのです。その親切かつ協力的な対応に感謝するとともに感動しました。

 

サポーター、介助者である私たちが気をつける事はもちろんなのですが、どうしても限界があるという事をこのクレームを受けて感じました。この女将さんのように、宿泊施設側もある一定の理解があると、認知症の方やその家族の方がより良い旅行がする事ができ、もっと特別な時間が過ごせるのではないかと感じました。また、宿泊施設側も事前に知識があることで、クレームも最小限に抑える事ができるので、そのような方たちでもお客様として迎え入れることができ、お客様の層を広げることができます。超高齢化社会になりつつある日本においては、かなり必要性の高いものではないかと思っております。

 

一番のくつろぐ空間の温泉でのクレームだったため、大変申し訳なく感じました。
合わせて、女将さんの真摯な対応に感謝してもしきれないです。

 

研修から実際のモデル旅行まで。宿泊サービスを提案します!

 

今回は、私の今までの経験と先のクレームの話を活かし、宿泊施設の従業員の方への研修と環境の整備、実際に認知症の方に宿泊いただくモデル旅行、その旅行後のアンケートを踏まえたサービスの提案を考えております。具体的な内容は以下の予定です。

 

開催場所:中伊豆ワイナリーヒルズ内 ホテルワイナリーヒル

開催日程:2018年4〜6月予定

宿泊日数:1泊2日

対象者:認知症およびその家族(未定)

具体的内容:

 

<不安な点を取り除く:アンケート>

まずは、宿泊施設の従業員の方へアンケートを実施します。今まで障害者や認知症の方を受け入れた際、どのように対応したのか、何に困ったのかを聞きます。

 

<認知症への理解を深める:研修>
認知症の方の対応をするためには、それに対する理解や知識が必要になります。今回はホテルのスタッフの皆様に、認知症の基礎的な知識から対応等をご理解いただくように研修を実施します。合わせて、アンケートでいただいた困った点や質問点など、その宿泊施設特有の問題も解決していきます。

 

<施設、福祉用具の使用方法:実習>
既存に備わっている福祉用具の使用方法やその宿泊施設の気をつけなければならない点ををレクチャーします。また、既存の設備で足りない部分は、新規の用具を取り入れます。今回導入予定のものとしては、簡易取り付け式の手すりやシャワーチェア、シャワーキャリーです。

 

<実際の環境での対応:モデル旅行>

上記の研修と実習を踏まえて、実際の認知症の方に対応していただきます。


<次回以降の環境整備:サービス提案>

上記の全てのを行った後に、良かった点や改善点、この施設特有の注意すべき点などをまとめ、それに対してさらなる提案をする予定です。具体的には、入浴や排泄、徘徊、食事等への配慮、サー ビスを検討・立案します。

 

どんな方々でも笑顔で受け入れられるような環境にしたいと思います。

 

温泉地伊豆から誰もが安心して旅できる世界へ!

 

プロジェクトを通して、ただハード面の設備を強化するだけではなく、受け入れる側の宿泊施設の特にソフト面(認知症に対する認識)のユニバーサル化を図ることに力を入れられればと思っています。それにより、認知症で外出機会を失った方々が気軽に旅行を楽しめることに繋がるのではないかと思います。また、宿泊施設側も事前に準備がある程度できていることで、不要なクレームはなくなり、様々な方が快適に過ごせる環境を作れると思います。

 

今回の研修やモデル旅行で得た情報は、他の宿泊施設 で展開する際の一つの参考となり、伊豆から全国へ認知症の方が安心して宿泊できる施設が広まることを目指しています。 その重要な一歩となります。ぜひ皆様のお力をお貸しいただければと思います。

 

中伊豆ワイナリーヒルズでは乗馬も可能です。
将来的にはこのような施設でも認知症の方が楽しめるようにしたいです。

 

資金用途

 

・福祉用具購入費用 200,000円

・モニターツアー費用 150,000円

・研修講師招待費用 100,000円

・手数料 150,000円

 


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