プロジェクト概要

障害をもつ私だからこそもつ強い想い。
施設に通いたいという方々の夢を叶え、笑顔の輪を広げたい。

 

私の自己紹介

 

こんにちは。NPO法人蕗の薹、多機能型事業所ふきのとう、理事長の栗木宏美です。私は生まれつき脳性小児麻痺により、軽い手足の障害と言語障害がありました。障害があることによって、いじめや悔しい思いも多々経験してきましたが、「負けてなるものか」と強い気持ちをもって、一人の人として当たり前の人生を送ってきました。

 

そして大学時代、福祉を専攻していたこともあり、自分自身の経験を生かしながら、どんな重い障害を持っている方でも、輝ける場を作りたいという夢を持つようになりました。その後、養護学校に勤めていた夫と、友人たちの支えのもと、11年前に市民団体「蕗の薹」を立ち上げ、2年前、念願の「多機能型事業所ふきのとう」を開所しました。

 

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現在の私です

 

今回の挑戦の概要

 

愛知県岡崎市にある多機能型事業所ふきのとうは、生活介護(デイサービス)と就労継続支援B型の施設で、caféも併設しています。小さな小さな施設ですが、だからこそ献身的なサービスを行うことができ、暖かなコミュニケーションが生まれています。利用者さんは身体に重い障害を持つ方が中心です。目の不自由な方も、耳の不自由な方もいらっしゃいます。

 

ここ最近は大変有り難いことに、噂を聞きつけてふきのとうを利用したいという方々がとても増えてきました。しかし、残念ながら、ふきのとうにはお出迎えできる設備を伴った福祉車両が足りておらず、お断りをするしかありません。
 

「1人でも多くの方をお受けしたい」

 

この想いから、新たな福祉車両の購入を検討してきましたが、運営開始にあたり6,000万円以上の費用がかかっており、とても手が回らず、悔しい想いをしてきました。そこで今回、クラウドファンディングを通して資金を募集し、車イスが2台入る福祉車両を購入したいと考えています。ふきのとうに通いたいという方々の夢を叶え、多くの利用者さんの笑顔を広げたいのです。

 

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現在の利用者さん。指一本のピアニストさんです。

 

 

「多機能型事業所ふきのとう」について

 

冒頭で、私は生まれつき障害があったとお伝えしましたが、実は現在、また別の重い障害を抱えています。

 

私は年子の娘たちの手が離れた20年ほど前から、さまざまな社会貢献活動に励むようになりました。市民団体「蕗の薹」を立ち上げてからは、一年後にNPO法人を取得し、福祉講演会やコンサート、募金活動、会報の発行等、多岐に渡って活動を行なってきました。

 

講演会時の様子

 

しかし、ある活動の最中に転倒してしまい、脊髄を損傷、一時は寝たきりの状態の日々もありました。5度にも渡る大手術を繰り返し、現在、重い障害は残ったものの、なんとかヨチヨチと少し歩けるまでには回復しました。

 

身体は以前より動かなくなってしまいましたが、障害をもつ方々を笑顔にしたい想いは強くなり、ふきのとうの開所に至りました。

 

 

 

ふきのとうはどんな施設?

 

ふきのとうでは朝8時過ぎからみなさんをお迎えに行きます。岡崎市の端から端まで、近隣の市町村と走り回ります。そして9時半過ぎに事業所につき、バイタルチェックを行った後、朝の体操、今月の歌を歌います。今月は岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」を歌っており、岡村孝子さんは知ってるけど「あみん」は知らな~い!なんて会話が生まれています。年齢層は広いのですが、そこがまたおもしろいところです。

 

午前中はみんなでいろいろな活動に挑戦しています。絵画、クラフト、キャンドル作り、習字、ハーバリウム等々。カラオケなどで楽しむときもあります。みなさん文才に優れており、個性豊かな仲間が勢揃い!利用者さんや職員と共に、同人誌「言音」(ことね)も年1回発刊しています。

 

詩や短歌、エッセイは大作です。長い入院生活や、大手術、障害や病の中に本当の笑顔を見いだした方々の作品は、激しく胸を打たれます。

 

キャンドルづくりに熱中している様子

 

ときにおしゃべりに花開き、時間を忘れ、お菓子を食べながらず~っとしゃべってしまうときもあります。ものすごく重い言語障害をもつ方もいますが、「文字盤は使わなくていいよ。ちゃんと口で話して、わかるから」と。

 

目の不自由な方が手探りで何かを探していると、声かけしてくれたり、みんなが支えあいながら過ごしています。主婦や母親の方も多いので、障害や病に対する苦しみの共有だけではなく、ご主人様の愚痴、子育ての悩みなども話せる良き仲間です。

 

若いときは身体も動き、仕事もし主婦業も母親業もこなしてきた方々、それが出来なくなってしまった悔しさ、歯がゆさ、障害に対する怒りや不安、痛みや痺れ、心も身体も破裂しそうな時もしばしばだけれど、ふきのとうに来れば、「そうそう」「うんうん」と心が軽くなるのです。

 

午後は入浴。機械浴により寝たまま入浴ができます。長年シャワーだけで過ごしていた方が、ふきのとうに来てやっと湯船につかれたと、涙を流された方もいました。

 

ふきのとう最大のイベント「春待通り2018」 詩の朗読

 

 

皆さまからご支援をいただくことができれば、新しい福祉車両を購入することができます。

 

いまの利用者さんに寄り添いながら、通いたいと言ってくださる方も受け入れたい。もし皆さまからご支援をいただければ、リフト付きの福祉車両を購入をさせていただきます。新たな利用者さんの送迎はもちろん、季節に応じてみんなで出掛けたいと思っています。新車はとても高くて買えませんので、中古で年式の新しい物を購入したいと思っています。

 

障害の重い方々の車イスは特注の物が多く、普通の車イスより随分大きいです。そのため、車一台に対して、1名ないし2名の方しか乗ることが出来ません。マイクロバスで、決められた場所を周り、みんなを迎えに行くということは、絶対に出来ないのです。先日も急に車両の調子が悪くなり、大パニックとなりました。何があってもお迎えに向かわないと、ご家族の方も仕事や学校に出られ、お一人では命の危険さえもある方々だからです。

 

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購入を予定している車両のイメージ

 

 

皆さまから受け取った想いを、必ず、笑顔に繋げていきます。

 

障害は、決して、生まれつきのものだけではありません。昨日までは元気だった方が、突然の事故や病で、重い障害を抱えてしまうこともあります。ご本人も、家族も一瞬のうちに、日常を奪われてしまうのです。私自身一時は寝たきりの生活を余儀なくされ、車イス生活を送ったため、それは重々わかっていたつもりです。でも、そのような方々があまりにも多く、路頭に迷っている現実に心乱されました。

 

この車両は送迎だけではなく、みんなを乗せていろいろな場所に出掛け、笑顔を広げていくことにも使用させていただきます。

 

みんなでいきたいところリストを作りました。世界こども美術博物館や竹島水族館、コストコなども出てきました。ケーキやパンをみんなでいっぱい買って、わけっこしたり、主人の好きなステーキを安くいっぱい買いたい。夢は広がります。もちろん難しいところも多々ありますが、みんなで話しているだけでも楽しいのです。でも、ひとつずつ現実になっていくといいなあと思います。

 

皆さまからのご支援は、責任をもって、利用者さんの笑顔に繋げてみせます。

皆さまの暖かなご支援を、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 


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