救命措置と旅立ちと4

レオ君の妹、ソラちゃん家から頂いたお花をドライフラワーにしました。

 

ずっとれおくんのそばに。

 

 

 

 

あの日から二週間が経ちました。

 

2021年4月26日16時08分。

 

レオ君がいなくなってしまったあの日から。

 

 

 

🏥へ到着した時刻は16時58分でした。

 

レオ君を迎えに行ってあげないと思ってはいるけれども、身体が一ミリも動かなかったことを覚えています。

 

 

 

少し時間が経ち、電話が入りました。

 

『れおくん、、れおくんは・・・』

 

その声に急に現実に引き戻され、何度も心臓が突き刺されたように痛みました。

 

 

 

伝えなければならない言葉。

 

発したくない言葉。

 

声に出して伝えなければならないのに…言葉にはならず…

 

嗚咽が入り交じってしまう中、一言、二言と伝えました。

 

 

 

レオ君がいなくなってしまったことが分かる言葉を。

 

 

 

 

そしてゆっくりと…早くお家に連れて帰ってあげなきゃと話しました。

 

そこからは少しづつ身体も動き始め、車のいつものレオ君の場所へ迎え入れる準備をしてから受付に向かいました。

 

 

みんなで病と闘おうと何度も何度も通った待合室。

 

思い出と映像が深く残り、、なぜ今ここにと頭をよぎり、一瞬でも見ることはできませんでした。

 

多中心型リンパ腫は頑張って乗り越えたのに、、、なぜと。。

 

 

 

個室に通されるとと仲良くしていた飼主サポートの方がいらっしゃいました。

 

この方もコーギーを飼っていたことがあり、レオ君をとても温かく見守ってくれていた方です。

 

 

そして少し経ち、レオ君が入って来ました。

 

とても長く苦しいたたかいを終えて、ゆっくりと眠るレオ君。

 

対応して頂いた獣医の方からも説明があり、少しの間、2人きりに。

 

 

『よく頑張ったよ。来るのが遅くなってごめんね。』

 

まだほのかに温かく、ただ深く眠っているように見えるその手を握り、たくさんたくさん撫でました。

 

そして少し目ヤニや血の跡が気になり、早く温かいタオルで綺麗にしてあげたいなと思っていると、先程の飼主サポートの方がいらっしゃいました。

 

 

この状態でレオ君をお家に返すのは私が嫌なので、お時間大丈夫ですか？と。

 

 

 

そしてレオ君はまた出掛けていきました。

 

今度は僕が待たせる番だよ🐶、と。

 

 

 

そこから一時間ほど待機をしていると、トリマーさんの手で颯爽とした表情のレオ君が帰って来ました。

 

とても凛々しく、毛はサラサラでふわふわでとても柔らかいバンダナがかっこいいレオ君。

 

 

涙が止まりませんでした。

 

 

 

その中で担当獣医さんも駆け付けていただき、最後の挨拶と診断をお聞きすることが出来ました。

 

レオ君はさらに致死性不整脈という厄介な心臓病に罹患していました。

 

 

心臓が徐脈＝遅過ぎ、また、頻脈＝早過ぎが繰り返されてしまい、薬でのコントロールがとても難しい厄介な病。

 

徐脈へは昇圧剤で対処をしていたが、頻脈になってしまい…

 

降圧剤は心停止の危険があり、昇圧剤を減らしていたが、その中で心臓が疲弊してしまい、心停止を起こしてしまった。

 

そして繋ぎ止めようと気道挿管と人工心肺を繋ぎ、昇圧剤の追加と心臓マッサージを行ったが心臓の鼓動は戻らず、脳波も停止してしまった、、と。

 

 

思えばそれは積み重ねの結果なのかもしれません。

 

抗がん剤治療で安静が続く中、運動も自然と少なくなり、心肺機能が落ちてしまう。

 

副作用で食餌が摂れなくなり、身体中の栄養バランスが崩れ、基礎体力が落ちてしまう。

 

レオ君の場合はそこにDMで動きが取りづらいことやmrsa感染症からの肺炎が重なり…

 

 

 

 

ただ、あまりにも急過ぎだよ、レオ。

 

 

 

 

 

続きはまたご報告いたします。

 

 

 

2年前のGW。元気に歩き、花々の匂いを楽しむレオ君。

GWにまた楽しい世界へ一緒に行きたかったよ。