ありがとうございました
プロジェクト終了のご報告
この度、私どものプロジェクトが紆余曲折がありながらも、不登校の子どもと若者の交流については5人のお子さんとの関わりが生まれ、ひきこもり支援のサポーター作りについては、はたらくための体験先となる企業様、団体様を7つ作り、サポーターも12人(熟慮の末に、「はたらけるまちづくり研究」のサポーターということで、ひきこもりの当事者、経験者も含む形としました)の方にお願いすることができました。
ありがとうございました。
サポーターに関しては、当初の予定よりも大幅に内容が変わったのですが、これは自助グループが行う就労に関わる支援とは何かという問いにこだわったために変更を余儀なくされた部分が大きいです。
自助グループである以上は、就労そのものが目的というわけではなく、回復の過程で自分で大切なことを自己決定できるようになることのほうがより重要な目的であるのですが、その部分をサポーターを担っていただく方々に理解してもらうことは、かなりの時間を必要とすることが今回よくわかりました。
実際には、サポーターとして活動していただく前に、働く場を提供していただくことが先行したのが現実でした。これがよかったのか悪かったのかは微妙ですが、とにもかくにも
ひきこもり経験者のはたらく場が複数できました。
サポーターの皆様のご協力でできた「はたらく場」は以下になります。
ワイン工房での雑務全般
フリーペーパーの発行元での冊子の仕分けと配送業務
通信販売会社でのデータ入力および顧客電話対応
自治会のお祭りでの露店販売
公共施設での本の整理
果樹園での農作業
演劇公演のお手伝い
この中で、はたらく体験をした方の数は、21名になります。
継続的なバイトとしてはたらき続け活躍している方は2名になります。
サポーターという役割をあまり意識しないでやっていただくほうが、受け入れる側も体験をさせてもらう側もよい関係が築きやすいという発見や、一番多用できる当事者側の工夫というものは、「苦手なものを除外した作業をちょっとだけ試してみること」だという発見もありました。苦手なものを除外すると案外うまくいってしまう場合が多かったです。
実施内容の変更もあり、一部のリターン(研修冊子と研修資料)が滞ってしまい大変申し訳ありませんが、実施上で得たノウハウを加えた形で改めてお届けをしたいと考えております。
皆様のご協力に深く感謝するとともに、慣れぬゆえの不手際も多々ありましたことお詫び申し上げます。




















