霞ヶ浦からニホンウナギを守る!「ウナギの湖」復活へのチャレンジ

霞ヶ浦からニホンウナギを守る!「ウナギの湖」復活へのチャレンジ

支援総額

344,000

目標金額 300,000円

支援者
42人
募集終了日
2022年2月10日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

プロジェクト達成しました!

たくさんの方にご支援いただき、目標金額30万円のご寄付を集めることが出来ました!ありがとうございました。

 

みなさまからのご支援は、ウナギの湖「霞ヶ浦」を保全してほしい、ウナギがたくさん捕れる霞ヶ浦に戻してほしいという願いだと思います。一生懸命に活動を展開していきます!

 

掲載期日まで残り時間は少ないですが、プロジェクトに関わってくださる方を1人でも増やしたい、霞ヶ浦のウナギについて知ってもらいたいという想いでネクストゴールを掲げたいと思います。よろしくお願いいたします!

 

ネクストゴールの金額 :100万円

 

ネクストゴールで集める金額の資金使途

ニホンウナギに関する調査研究費(文献購入費:30万円、たかっぽ設置費用等:20万円、交通費:10万円)およびニホンウナギの棲む場所を増やすための植生帯を復元作業(40万円)。

※2023年3月末までに研究成果報告を行い、また、「ニホンウナギ杯 第2回 葦舟世界大会」終了をもってプロジェクト終了とする。

 

▼自己紹介

私たちは、茨城県にある霞ヶ浦の環境保全活動に取り組む市民団体です。

 

子どもたちを対象とした環境教育や、ニホンウナギ復活に向けた研究活動など、市民として霞ヶ浦の環境保全のために取組んでいます。

 

活動の様子

 

2020年には研究成果として「ニホンウナギ減少原因に関する新しい仮説」と題した学術論文を水産増殖学会に投稿し、霞ヶ浦からニホンウナギを守るため、研究活動を継続しています。

 

また、2017年からは、霞ヶ浦の植生帯保全のため、葦を刈り、その葦を活用して舟を作る体験プログラムをスタートさせました。

 

さらに、2021年4月には葦の刈取りから、舟の製作、そして舟を使ったレースまでを競う「ニホンウナギ杯 第1回 葦舟世界大会」を開催しています。

 

ニホンウナギは2014年に国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧1B種としてレッドリストに掲載されました。霞ヶ浦を含む利根川水系は、1960年代まではおよそ 1000トン前後のウナギの漁獲量があり、国内の30%の漁獲量を誇るウナギの産地でした。

 

ニホンウナギ

 

しかし、霞ヶ浦における開発が進み、全国的な漁獲量も2018年には過去最低となる68トンを記録し、利根川・霞ヶ浦における漁獲もわずかなものになっていました。 今、ニホンウナギは危機的な状況にあります

 

「ウナギの湖」霞ヶ浦復活のため、研究を前に進め、また市民活動を推進していくため、クラウドファンディングに挑戦することに決めました。

 

このクラウドファンディングを通して、皆さまとともに、「ウナギの湖」霞ケ浦を復活させたいと思っております。

 

▼みなさまからのご支援で出来ること

 

わたしたちNPO法人霞ヶ浦アカデミーは、霞ヶ浦の環境保全活動を行っています。

 

ニホンウナギの保全のために行っていた研究成果として、2020年に水産増殖学会の学会誌に「ニホンウナギ減少原因に関する新しい仮説」を発表しており、霞ヶ浦開発が国内のニホンウナギの減少原因であるという仮説を提唱しました。

 

ニホンウナギはマリアナ海嶺で産卵することは解明されていますが、産卵するウナギは“どこから”“どのように”マリアナ海嶺に行っているかは明らかになっていません

 

ニホンウナギ

 

私たちは、霞ヶ浦のウナギの漁獲量と、全国のシラスウナギの漁獲量に相関関係があることに注目し、研究活動を進めてきました。しかし、市民団体の活動には、資金面で課題もあり、研究を前に進めるのことの障壁となっています。

 

 

工事の7年後から漁獲量が下がる。成長に7年かかることから、稚魚が遡上できなくなったことがわかる

 

また、ニホンウナギが棲む場所になる、植生帯を保全する活動は、体験プログラムにすることで参加者を集める工夫をしてきました。アシ原を整備しながら、湖とつながる人を増やすことを目的に、葦舟を製作するプログラムには、5年間でのべ150人が参加しています。

 

葦の刈取り

 

霞ヶ浦の湖岸線の96%は、人工的な護岸堤になったため、アシなどの水生植物の植生帯(アシ原)はきわめて減少しました。離岸堤が植生帯を作るために建設され、いくつかの場所でアシ原が復活しつつありますが、手入れがなされないため、植生帯の十分な復活につながっていません。

 

アシ原は、ニホンウナギをはじめとした生き物の「棲む場所」になり、あるいはコイやフナの産卵場であり、さらには水質浄化の機能を持ちます。アシを刈り取ることで、葦原の陸地化を防ぎ、生き物の「棲む場所」を守ります。また、アシが吸収した栄養塩を湖から取り除き、アシ原が陸地になるのを防ぎ、植生を維持します。

 

 

私たちは、2017年から葦舟の製作をスタートさせ、親子向けの体験プログラムとして実施してきました。また、葦を使う文化をさらに定着させるため「ニホンウナギ杯 第1回 葦舟世界大会」を開催しました。しかし、第1回大会は、予算が制限される中で開催となり、参加チームも3チームに留まるなど、課題が多い大会となりました。

 

葦舟世界大会

 

今回、クラウドファンディングによりみなさまからのご支援いただくことで、ニホンウナギの減少原因に関わる研究活動を推進するとともに、霞ヶ浦に残された葦原の整備を行います。葦原の整備に関しては、「ニホンウナギ杯 第2回 葦舟世界大会」も開催し、環境保全活動の醸成に努めます。

 

プロジェクトの概要第1目標目標金額:30万円

資金の使い道:ニホンウナギに関する調査研究費(10万円)およびニホンウナギの棲む場所を増やすための植生帯を復元作業(20万円)。

※2023年3月末までに研究成果報告を行い、また、「ニホンウナギ杯 第2回 葦舟世界大会」終了をもってプロジェクト終了とする。

 

プロジェクトの概要第2目標目標金額:100万円

資金の使い道:ニホンウナギに関する調査研究費(文献購入費:30万円、たかっぽ設置費用等:20万円、交通費:10万円)およびニホンウナギの棲む場所を増やすための植生帯を復元作業(40万円)。

※2023年3月末までに研究成果報告を行い、また、「ニホンウナギ杯 第2回 葦舟世界大会」終了をもってプロジェクト終了とする。

 

▼ニホンウナギについて

 

ニホンウナギ(学名:Anguilla japonica)は、ウナギ科ウナギ属のウナギの一種で、日本・朝鮮半島からベトナムまで東アジアに広く分布しています。2014年に国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧1B種としてレッドリストに掲載され、保全が求められています。

ニホンウナギ

1960年代には国内3,000トンが漁獲されていましたが、2000年代になると600トンの漁獲になり、2018年には68トンにまで減少しました。

 

かつて「ウナギの湖」であった霞ヶ浦では、多くのウナギが漁獲されていましたが、その漁獲も全国のウナギ漁獲量に先駆けて減少していきました。 とくに霞ヶ浦北浦を含む利根川水系のウナギの生産量は 1960年代終わりには 1,000トンを越える漁獲量を示していましたが、2000年代には 60トン前後にまで低下して、その後も減少を続けています。

 

 

2006年、東京大学などの研究チームが、ニホンウナギの産卵場所がグアム島やマリアナ諸島の西側沖のマリアナ海嶺のスルガ海山付近であることを突き止め、その後、孵化後2日目の仔魚の採集や、成熟したニホンウナギの捕獲に成功しています。しかし、ニホンウナギが、どこから、どのようにマリアナ海嶺に産卵に来るのかは未だ分かっていません

 

▼NPO法人霞ヶ浦アカデミーについて

 

霞ヶ浦の環境は、1963年の常陸川水門の完成と共に悪化していき、ヤマトシジミの大量死、アオコの大量発生などにつながりました。さらに霞ヶ浦総合開発も進み、霞ヶ浦の湖岸線の96%は、人工的な護岸堤となり、アシなどの水生植物の植生帯もきわめて減少しました。

 

2008年に、霞ヶ浦に北岸に面する地から、霞ヶ浦の環境保全活動を行おうと、市民や地元の事業者、研究者らが集まって、NPO法人霞ヶ浦アカデミーを立ち上げました。

 

 

設立当時、大学生だった参加者が、現在では事務局を務めるなど世代交代しつつ、設立時の想いを引き継ぎ、市民活動を継続しています。 具体的には以下のような活動を中心に、霞ヶ浦の環境保全に取り組んでいます。

 

  • ニホンウナギの調査研究

霞ヶ浦のウナギの漁獲量と、全国のシラスウナギの漁獲量に相関関係があることから、霞ヶ浦がニホンウナギ保全のための重要な地であると考え、研究活動を進めています。2018年に茨城県で開催された世界湖沼会議では「A New Hypothesis for the Declining Cause of the Japanese Eel.」の口頭発表を行い、2020年に「ニホンウナギ減少原因に関する新しい仮説」を水産増殖に発表しました。

 

  • 親子向け環境プログラム

団体設立前の1999年から霞ヶ浦の環境を学ぶことができる親子向けのプログラム「生き物アカデミー」を実施しています。実際に霞ヶ浦にどんな魚がいるか調べたり、伝統的なウナギ漁の道具「たかっぽ」の製作を体験しています。

 

  • 葦舟の製作

霞ヶ浦に残された葦原を整備するためには、「葦を使う文化」を定着させる必要があると考え、2017年より葦を刈り取り、舟を作る体験プログラムを実施しています。

 

葦を刈り取ることで、ニホンウナギをはじめとした多くの生き物の住処が守られ、また水質浄化につながる取り組みで、これまでに150名を超える参加者が、葦を刈り取り、舟を作る体験に参加しています。 

 

 

プロジェクト実行責任者:
菊地章雄
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

NPO法人霞ヶ浦アカデミーが、ニホンウナギの資源研究を進め、且つ霞ヶ浦の植生帯整備を目的に使用する。

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プロフィール

私たちは、茨城県にある霞ヶ浦の環境保全活動に取り組む市民団体です。 子どもたちを対象とした環境教育や、ニホンウナギ復活に向けた研究活動など、市民として霞ヶ浦の環境保全のために取組んでいます。2020年には研究成果として「ニホンウナギ減少原因に関する新しい仮説」と題した学術論文を水産増殖学会に投稿し、霞ヶ浦からニホンウナギを守るため、研究活動を継続しています。 また、2017年からは、霞ヶ浦の植生帯保全のため、葦を刈り、その葦を活用して舟を作る体験プログラムをスタートさせました。さらに、2021年4月には葦の刈取りから、舟の製作、そして舟を使ったレースまでを競う「ニホンウナギ杯 第1回 葦舟世界大会」を開催しています。

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リターン

1,000


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0
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

3,000


活動を応援

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会報 1部

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年5月

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2022年5月
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プロフィール

私たちは、茨城県にある霞ヶ浦の環境保全活動に取り組む市民団体です。 子どもたちを対象とした環境教育や、ニホンウナギ復活に向けた研究活動など、市民として霞ヶ浦の環境保全のために取組んでいます。2020年には研究成果として「ニホンウナギ減少原因に関する新しい仮説」と題した学術論文を水産増殖学会に投稿し、霞ヶ浦からニホンウナギを守るため、研究活動を継続しています。 また、2017年からは、霞ヶ浦の植生帯保全のため、葦を刈り、その葦を活用して舟を作る体験プログラムをスタートさせました。さらに、2021年4月には葦の刈取りから、舟の製作、そして舟を使ったレースまでを競う「ニホンウナギ杯 第1回 葦舟世界大会」を開催しています。

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