長野で3000人が障がい等を越えて感じあえるイベントを開催

特に積極的に選んだ訳でもなく就いた高齢者介護の仕事。
人生の答えを捜しているのだけど、それが分からず、子供達が大きくなるまではと、ただ何となく働く日々が続きました。

そんなある日、職場に養護学校の障がいを持つ生徒さん達が奉仕活動にやってきました。

何のつながりも無いお年寄りと、障がいを持つ子ども達が手を取り合い笑い合う姿を目にした時、彼女が人生で探がし求めていた答えがそこにあるんじゃないかと思ったようです。

答えはとてもシンプルなんじゃないか．．．彼女はそう感じたそうです。

帰りがけに、子供を引率していた先生が彼女に声をかけたそうです。

「子ども達、歌や踊りの練習もしていますが、なかなか発表の場が無いんですよかったら、いつでも呼んでください！」

彼女はその時は、まだ新人ですぐに返事ができる立場ではなかったそうですが、この出会いと先生の言葉が活動をはじめるきっかけになったそうです。

でも、いざ、活動を始めようとしたら、答えはシンプルなんだけど、これをどう他の人に伝えていいのか分からなくなりました。

頭の中がいっぱいになり、眠れないときもあったそうです。

しかし、とにかく動かなければと話を聞いてくれそうな友達に電話をかけて、喫茶店に呼び出しました。パソコンが出来なかった彼女が用意した資料は、想いを書き綴った手書きの紙１枚。

『気持ちは何となくわかったけれどイメージがうかばない』

呼び出した友達からはこう言われたそうです。

しかし、それでも何とか数名の賛同者が集まり、グループを作るところまではこぎ着けました。

続く．．．