猛暑に苦労する・・・

こんにちは。コミュニティの湯澤です。

いつも、ご支援・応援・拡散などなど、ご協力本当にありがとうございます。

毎日、暑いと書いている気もしますが、今日も、昨日に負けず劣らず暑いです。

そろそろ、負けて欲しいなぁとも。

 

北海道の夏は短くはありますが・・・

それでもお盆ぐらいまでは続きますので、

日向食堂でも、扇風機を購入しました。

 

暑さに「耐え忍ぶ」のは仕方ないですが・・・

他罰的に「耐え忍ばされる」のは、まっぴらゴメンといいますか。

人に強いられる努力や我慢には時に「無駄」なことも多いのかと。

 

私がお会いしてきた、若い方の中には、

「生活環境」にストレスを強く感じる原因があり、

耐えに耐え、時にはお家を飛び出さなければいけない方も多く、時に暴力に発展してしまうこともあります。

原因を１つに特定するのは難しいですが・・・

よくお聞きするのが親子関係で

「就職しろ」と「お金の搾取」です。

 

お金の搾取を続けた親御さんに、

「いい加減、解放してあげて下さい。おかぁさんが亡くなった時、Mくん（20代前半）は５０代くらいになっていて、人生を棒にふる」とお話したことがります。おかぁさんは『私が死んだあとのMの人生までは知らない』とのことでした。

 

この数年後、Mくんのお家は水道がとまります。おかぁさんはMくんの給料を全部、引き下ろし逃げてしまいました。

Mくんは、残った兄弟と、真夏に、公園に水を汲みにいき、必死に生きようと頑張ります。食べ物を買うお金もありません。お風呂にも入れません。

家を引き払う責任は、Mくんに残ります。

 

私たちは何度も自宅に訪問し、家を出るよう本人に話しましたが、本人は母親を待つの一点張りでした。

Mくんは、母親を待ち、生きようと必死でした。

２月くらいした頃、Mくんから「母親が帰ってくるのを諦める」とありました。

若者専用の住宅はありませんでしたが、私どもの住宅に一時的に、身を寄せ、生活習慣・生活能力を身につける練習をしました。

 

Mくんのこの真夏に体験したこと、お金を搾取され続け「耐え忍んだ日々」は

一体、今後何の役に立つんだろうと思います。

 

私は、このような、しなくてもいい経験や苦労に「意味」を持たせたくはない

なぁと考えています。

 

ユースサポートハウスでは、本人が納得し、その後の目標につながる「経験」や「苦労」を提供したいなぁと。