活動のご報告
ご報告。
プロジェクトを応援してくださった皆さま、こんにちは。お久しぶりです。田賀朋子です。
セネガルでの活動を終え、2020年1月2日に無事に帰国しております。
渡航中はReadyforへの投稿が現地のネットワーク環境からなかなかできず、ジャムタンのSNS(FacebookとInstagram)での報告のみになっており、こちらでの活動報告や帰国報告もできていなかったこと、大変失礼いたしました。
▼ jam tun ジャムタンSNS▼
Facebook: https://www.facebook.com/jamtun.africa/
Instagram: https://www.instagram.com/jamtun.africa/
2019年10月~11月に約50日間挑戦したクラウドファンディング、皆さまのおかげで開始10日で当初の目標金額を達成し、終了時には130名の方々から合計2,074,000円ものご支援金をいただきました。
誠にありがとうございました。
おかげさまで11月20日からのセネガル渡航では、到着後すぐにミシンや材料の購入など活動を開始することができました。
セネガルでの作り手のみんなもそれはそれは喜び、感謝し、やる気も増していました。
約1か月間の渡航期間中、ミシンの購入や作業場の整備、新たな仕立て屋の育成、新人の発掘、新商品開発、新たな作業場候補の検討など、たくさんのことに挑戦することができました。
ミシンの購入は現地で手に入る質の良いもの、壊れても部品が手に入るもの、自分たちで修理が可能なもの、などを基準に購入。
少しでも長く使えるように、砂ぼこりが多く傷みやすい環境への対策のため、使わない時間は布のカバーで覆うように指導と管理をはじめました。
作業場には新しく商品管理のための棚を設置し、砂ぼこりよけのカーテンも設置。
新しく仲間となった隣町の仕立屋さんのアトリエにもミシンの整備や商品管理のしくみを整えてきました。
布の購入も仕立屋さんと一緒におこない、日本人の好みや今までの売れ筋を伝えたり、商品づくりに適している布の質や種類なども伝え、
私がいない間もスムーズに布選びができるように。
新商品の開発では、初めてメンズの商品(シャツやハーフパンツなど)に挑戦したり、岡山県のパタンナーさんにご協力いただいた型紙をつかった初めての洋服づくりに挑戦したり。
作業場のすぐ近くで火事があり延焼の危機があったり、停電が頻繁におこり思うように作業が進まなかったり、ハプニングも多々ありましたが、
臨機応変に、限られた時間をめいっぱい使い活動に取り組んでまいりました。
ジャムタンに携わっているかどうかに関わらず、懐かしい人たちにも再会できました。
協力隊の任期終了(2016年9月)後にも、こうしてつながりを持ち続けられているのも、応援してくださるみなさまのおかげです。
本当にありがとうございます。
新しく導入されたミシンを、ジャムタンに関わっていない村人たちも見に来て
「ありがとう」
と感謝の言葉を口にしてくれる人までいらっしゃいました。
まだ大きなインパクトをシンチューマレム村には還元できていないことをもどかしく思うこともありますが、こうして少しでも喜んでくれることはとても嬉しく、励みとなっています。
直接縫製作業には携われない住民にも、何かの形で生活を支えられたり、社会還元できるようなしくみをつくれたらと考えを巡らせています。
皆さまからいただいたご支援金は、Readyfoへの【手数料456,280円】を差し引いた【1,617,720円】を活動費としていただきました。
渡航中の活動にて
・ミシンの購入5台、ミシン設置や輸送にかかる費用
・作業場整備(棚の製作費・設置費、砂避け布の購入費、ミシン用電源コードの新調、電球の購入と設置)
・新商品開発(材料費、人件費、輸送費)
・新人育成(材料費、人件費)
・つながる費用(現地発信用スマホの購入、通信費)
に使用させていただきました。
先日、渡航中にとりくんだ新作商品を現地より発送してもらい、近日中に到着予定です。(セネガルから日本へ商品が届くまで、およそ2週間かかります)
私の帰国後、現地制作リーダーのクイエが他の仕立てメンバーや新人たちに指導を続けてくれ、やっと発送の運びとなりました。
リターンで商品をご希望の皆さまには、荷物の到着後随時発送いたしますので今しばらくお待ちください。
(メンズのシャツご希望の皆様は、諸事情により別便にてまたセネガルから荷物が届く予定です。個別のご連絡いたしますのでお待ちください。)
いただいた活動費は少し残っており、完全なプロジェクト完結はしておりませんが、いったんこの現地からの商品発送のタイミング、この投稿を持ってプロジェクト終了報告とさせていただきます。
のこりの活動費では、2台のミシンの購入と設置費、作業場の整備(現在新たなスペースを探し中)、新人の育成費(人件費と材料費)、引き続きの新商品開発費用に充てる予定です。
まだまだやりたいこと、やるべきことがたくさんあります。
今後も挑戦は続いていきますが、どうぞ引き続きの応援をよろしくお願いいたします。
ジャムタンの活動については、現在もSNSで発信をしております。
Facebook: https://www.facebook.com/jamtun.africa/
Instagram: https://www.instagram.com/jamtun.africa/
帰国後もありがたいことに多くの販売や講演、ワークショップ開催の機会をいただいており、
それらの開催予定についても随時発信をしておりますので、どうぞチェックしていただけたらと思います。
こちらReadyforのページでも、時折ご報告をしたいと思っています。
活動へのご意見やリクエストなど、いつでもお気軽にお寄せください。
みなさまのおかげで、たくさんの可能性を感じられています。
改めて感謝申し上げます。
大切なのはまだまだこれから。
思うように計画が進まなかったり、想定外のハプニングが起きたり、日本での当たり前がつうじなかったり、困難も試練もこれからまだまだ出てくると思いますが、
私たちのペースで、しっかりと学び・経験をしながら一歩ずつ前進していけたらと思います。
どうぞ長い目で応援していただけましたら幸いです。
アフリカと日本が、世界が、やさしくたのしくつながれますように。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2020年3月吉日
jam tun代表 田賀朋子
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