「3.11オモイデツアー」スタッフである長谷川あきこさんのFBより転載しました。

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わたくし長谷川あきこは3.11オモイデツアーにスタッフとして関わらせていただいています。と同時に、被災者として(この言い方は好きではないのですが)、このツアーに支援をしていただいている立場でもあります。

 

震災から6年がたち、おかげさまで日々の生活を普通に過ごすことができています。

普通に生活はできていますが、住んでいた中野蒲生地区が災害危険区域となり、再び同じ場所へ居をかまえることはできなくなってしまいました。

残っていた建物が解体され、子どもたちが通っていた小学校が閉校し、ご近所さんはそれぞれ違う土地に移り、中野蒲生地区の風景は大きく様変わりしてしまいました。

 

雑草もなく無機質に赤土が広がり、重機の音だけが響く風景を見ると、ここで過ごしていた時間が夢か幻だったのではないか?という気持ちになります。自分の40数年間の歴史から、中野蒲生で過ごしてきた時間だけがすっぽりと抜けおちたようなとてつもない喪失感におそわれるのです。

被災直後から、国内外ののかたがたにたくさんのご支援(お金も物も)をいただきました。みなさんのご支援のおかげでここまで生き延びることができました。ありがとうございます。

 

たくさんのご支援をいただきましたが、一つだけどうしても心の喪失感だけはうめられなかった。3.11オモイデツアーはそんな心の喪失感を唯一うめてくれるあたたかい支援でした。

沿岸部に一日滞在して、地元の人とよそ者が交流するこのツアー。特別なことは何もしない。地元の人の昔話を聞いたり、町歩きをしたり、一緒に芋煮やピザを作って、一緒に食べて。自分の背丈ぐらいのセイタカアワダチソウを投げて誰が一番遠くまで飛ばせるか競争したり。貝殻ひろったり、虫捕まえたり。

なんでもないようなことなんだけれども、他所から来てくれた人たちが、一生懸命話を聞いてくれること。今は見ることができない以前の風景を知ろうとしてくれること。何気なく些細な、他所からきた人との交流が思い出の共有に繋がり、被災したわたしたちはそこに住んでいたんだ、そこに存在していたんだということを証明してくれるのです。

 

思い出を共有してくれること=心の喪失感をうめること

 

被災者として3.11オモイデツアーにわたしも支えられました。

そしてスタッフとして中野蒲生地区、荒浜地区の地元の人たちの役に立ちたい。3.11オモイデツアーのような交流型の支援は、心の復興にとても有意義な活動だと強く感じます。

 

ここでお願いです。

仙台市との震災メモリアル協働事業として活動してきた3.11オモイデツアー。先月3月をもって仙台市との協働事業を終了しました。

この有意義な活動を継続していけるよう、3.11オモイデツアーは150万円のクラウドファンディングにチャレンジ中です。5月17日PM11時までのチャレンジです。

 

この活動で心が救われるひとたちが大勢います。

沿岸部にたくさんの笑顔を咲かせるために、みなさんのご賛同ご支援ご協力をどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

 

 

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