「ゴールした選手全員が勝者」

 「手つなぎゴール」とゴールアナウンス「おかえりなさーい」については、先にアップさせていただきました。

　１０年前の第３０回記念大会には特別ゲストとして、アイアンマンで前人未到の５連勝、第１回ITU世界選手権優勝者のマーク・アレン氏を招き、開会式にはディスカッションを開催し、大会当日はコースを回り選手の応援をされました。

　マーク・アレン氏は選手のフィニッシュに立ち会い、「今でもこんな笑顔でゴールラインをまたぐ選手がいるのか？！」と感動されました。スピードレースが人気となった今日で、こんなにゆっくりと穏やかにゴールをする皆生のフィニッシャーに本来のトライアスロンの精神がここにはあると感じられたそうです。

　初めてハワイアイアンマンを提案した海兵隊のジョーン・コリンズ氏は完走後、「ゴールした選手全員が勝者だ！」と名言を残しています。

　優勝者への「おめでとうございます」も最終ランナーへの「おかえりなさーい」も同じ勝者として迎えてくれるのが皆生大会です。

　来年、４０回大会が開催出来るようになったとき、選手の皆さんに「おかえりなさーい、皆生大会」と迎えていただける大会であり続けたいと思います。

　皆様のご協力をお願いいたします。

　タイムアウト寸前の選手をみんなで迎えるゴール付近。最終ランナーは多くの仲間、応援者、ボランティアと一緒にフィニュッシュします。