バス停完成のご報告
こんばんは。
NPOゴンジロウの矢野です。
この度、安房塩見バス停が完成したことを、ここにご報告させていただきます。
11月はじめから現場での施工が始まり、約1ヶ月ほどゴンジロウに泊まり込みながら作業を行いました。休日や、雨の日も作業を行ったものの、予定よりは少し伸びてしまいましたが最後まで完成させることができました。
先日、定例的に行われる協議会の際にバス停のお披露目会を行いました。どのような形で行うか議論になりましたが、近日コロナの動向も気になることから、最低限の人数でひっそりと行わせていただきました。
ここでは、第二期バス停施工のプロセスを写真とともにご紹介していきたいと思います。
施工は大きく、基礎、柱、ベンチ、屋根の作業に分けられます。その中でも特に時間のかかった作業が基礎になります。
基礎は手掘りで行いました。敷地隣は道路であるため、重機を使うことはあまり相応しくありません。地域の方にも協力いただいたり、通りすがりの職人の方にアドバイスをいただいたりしながら、せっせと掘っていきました。一番大きい独立基礎に合わせ、90cmほど掘り込みました。
今回独立基礎の設計でしたが、地盤が柔らかく砂が崩れてしまうことから、一度敷地全てを掘ってしまい、そこに独立基礎の型枠を置いていくという方針を取りました。ゴンジロウ塾第一期に作った、配筋、型枠を配置していきます。
コンクリートの打設は、①独立基礎、②土間、③立ち上がり、の3段階に分けて行いました。①では型枠がずれるのを防ぐために、コンクリートを近くまで手運びをして打設していきました。②は、土間配筋をしっかりしきつめ結束した上で、生コン車から直接入れています。③は、立ち上がり部分を丁寧に揃えながら進めていきました。
続いて丸太を建てる作業です。第一期に垂直に切った丸太を実際に立てていきます。
単管パイプを貫入させるようの穴あけ、ホールダウン用の切り欠き、など丁寧な作業が重要な場面でした。
一本一本、微調整を行いながら立てていました。全て一気に立てた上で、水平に切り出していきます。水平器を飛ばしながら同じ高さで切り出していきました。
ベンチは今回バス停の主要構造を担っているため、複雑な施工を必要としました。丸太にそった曲線への断面の加工、断面接点の加工、金具の取り付け。丸太の形状に合わせて曲線を加工する際には、大工の技であるひかり付け作業を行いました。
屋根は、まず梁の墨出しを行い、あらかじめノミ欠きを行った上で、垂木を固定していきました。その後、野地板、ルーフィング、波板の順に貼りつけていきます。屋根上は大人数ではできない作業なので、ベンチと並行して進めました。
今回、みなさまからいただいたお金は全て余すところなくバス停施工に使わせていただきました。怪我なく、最後まで完成させることができたのは、ご支援、応援してくださったみなさまのおかげです。本当にありがとうございました。
リターンはこれから準備に入りますので、もうしばらくお待ちください。
また、はじめの目標であったバス停は完成しましたが、ネクストゴールである、コーヒースタンドや復興作業はまだまだ続きます。これからも頑張りますので、応援、よろしくお願いします!!
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