『落研/学園春歌考』
支援総額
目標金額 3,500,000円
- 支援者
- 124人
- 募集終了日
- 2021年5月9日
龍谷大学校友会のFacebookにアップされました(^^)
「学園春歌」という言葉を聞いて、「懐かしい」と思われる方はこのFacebookをご覧いただいている方の中で、どのくらいおられるでしょうか。
昭和40年代(1960年~1970年代)、全国から学生が集まり、大学は地方の大衆文化が融合する場所でした。そして、主にコンパの席で好んで歌われたのが、「学園春歌」です。
その歌詞は、洒脱な言葉遊び。謎かけ、駄洒落、同義語、同音語、同音異義語、対句、畳語、重ね詞、七五調の韻律、譬喩法、進級法、あるいは方言など、あらゆる日本語の修辞テクニックが満ち溢れています。
今の時代では人前で表することがしづらい言葉も、なんとも巧妙な言葉のテンポとオチがあるため、逆に洗練された新鮮ささえ感じます。
この「学園春歌」を当時、龍大の落語研究会所属の「きぬ乃家布t」さんこと谷口幸璽さん(1973年文学部卒)が、「皆で歌う楽しい言葉遊びの文化を伝えたい!」という想いで、「落研/学園春歌考」の出版を目標に編集されています。
心の暗い霧を払うには、笑顔になること。それはまた、「人生思うようにはならない。それでも朗らかに生きようじゃないか。」という開き直りに似た人生哲学を培うことになる。ユーモアが不幸を忘れさせてくれるように、つらいこと苦しいことを笑い飛ばす逞しさ、そういう人生観が春歌(笑い歌)にはあります、と谷口さんはこの出版への想いを語られます。
「春歌」を楽しんでいたおおらかな時代の気持ちの持ち方を、今だからこそ尊びたいと思います。(原文一部修正)
リターン
3,000円
『落研/学園春歌考』
春歌の源流には民謡・俗曲・流行歌など、あらゆる歌謡が流れ込んでいます。長年に亙(わた)って練られてきた歌の文句の粋(すい)を集めた歌集も添えています。歌の伝承を考慮し、楽譜を添えてもいます。どうぞ、春歌の桃源郷(ユ─トピア)に遊んでください、笑ってください。
全国各地の古い民俗芸能の写真を見るだけでも、昔の人々の高らかな笑い声が聞こえてきそうです。明治・大正・昭和初期の日本人は斯くも大らかだったのかと、溜息が出ます。
ご協力いただいた方には、『落研/学園春歌考』を1冊贈呈します。
写真は、昭和四十五年頃、龍大落研の旧ボックス前にて。
- 支援者
- 124人
- 在庫数
- 786
- 発送完了予定月
- 2021年12月