FIP(猫伝染性腹膜炎)の治療費のご支援ご協力をどうかお願いします

FIP(猫伝染性腹膜炎)の治療費のご支援ご協力をどうかお願いします

支援総額

825,000

目標金額 800,000円

支援者
55人
募集終了日
2021年8月18日

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プロジェクト本文

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▼自己紹介

初めまして。4匹の猫と暮らしているナカジマユウコと申します。

数あるプロジェクトの中から当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。

9歳のしんのすけが、猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症してしまいました。

大切な家族のしんちゃんをなんとか治したい、その思いで皆様にご支援頂きたくプロジェクトを立ち上げました。

 

しんちゃんは2011年9月16日に、個人で保護譲渡活動をされている方から、獣医さんを通じて双子のはなちゃんと共にお迎えしました。他の兄弟はもう貰われていってこの子たちが残っているんですよと見せて下さって、とっても可愛くて二人とも連れて帰ったのがつい昨日のようです。

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

3月16日に例年のようにワクチンに連れて行きました。6キロあったのに4.7キロと減ってますね、心配ですねと言われ血液検査の結果を待ちました。すると「しんのすけちゃんはタンパク質の値が異常に高いです、うちでは白血病の検査しかできませんがしますか?」と言われました。白血病は陰性なのですがFIPの検査は外部に出すので時間がかかりますと言われました。

FIP?頭を殴られたようでした。なぜならその病気で2匹見送った過去があったからです。

でもその子たちは高熱が出ていたし、老猫の時は息も苦しそうで獣医さんへ連れて行った時には肺に水が溜まっていたのです。

しんちゃんは、たしかに最近カリカリを残したり一人でいる事があったけれど、とてもそんな恐ろしい病気とは思えなかったのです。

他の子もいるのでいったん家に戻り、検査の時には連れていく、24時間緊急医療とうたっている獣医さんへ行きました。

そこでも結果はやはりタンパク質が高い、FIPの検査は外部に出すので時間がかかりますと言われました。

 

帰宅して、FIPという病気を検索しました。

なんとか助ける方法はないのか、FIPを発症するのは子猫か老猫じゃないの?

しんちゃんはまだ老猫じゃない、本当にFIPなんだろうか。一人なのだから、私がしっかりしないといけないのだからとぐるぐる回る思いで必死に検索しているうちに、猫友さんがそういえば去年長いこと治療して寛解しましたとSNSにあげていたと思い出しました。そしてそのお薬を扱っている協力動物病院が県内に一軒だけあるのもわかり、すぐに予約を入れました。

検査の結果が出ましたと獣医さんから連絡があり飛んでいきました。

「しんのすけちゃんは猫コロナウィルスに感染していて、それは猫伝染性腹膜炎という病気です。段々臓器にお水が溜まって命を落とす病気です。今は対処療法しかありませんが、お母様のお考えを聞かせて下さい」

 

命を落とす病気と言われてしまった。考えたくなかったけれど現実を突きつけられた気がしました。泣きそうになったけれど、こちらでは未認可のお薬は扱っていらっしゃらないと聞きました。扱っている獣医さんへ連れていきたいと思いますので、検査結果をくださいと答えるのがやっとでした。そしてその足で協力動物病院さんへ連れて行ったのです。

 

若くて、治してあげたいという熱意が伝わる温かい先生でした。血液検査とエコーから、FIPと腎臓に腫瘍の二つの可能性がありますから、結果を待ちましょうとなりました。高熱はないし腹水が溜まっている様子もないとの事でした。腫瘍で手術となると専門の所になるけれどFIPなら治してあげられるからという言葉が本当に嬉しかったです。

 

そして結果が出ると、「やはりFIPのドライタイプの初期です。今日から84日間お薬を毎日同じ時間に飲ませて下さい。カプセルなので飲ませにくいなら投薬器がありますから」と説明を受けました。

また、体重に合わせてお薬の量が変わるので、良くなってくれば体重も増えますから、都度お薬の量も変えていきましょうとの事でした。

そのお薬は一錠4800円するとの事で、最初は一日3錠ですが体重増加とともに増えていく。それが84日間。

去年尿管結石になって2回手術をして一か月入院した子がいて、その子には150万円かかりました。人間よりずっとお金がかかると身に沁みていました。そして今回のしんちゃん。なんとしても助けてあげたい。本来なら親なのですから自力でなんとかしたい。お恥ずかしい話ですが、皆様にご支援をお願いして治療を最後まで続けたいと思い、プロジェクトを立ち上げた次第です。

 

猫伝染性腹膜炎(FIP)について

以前、FIPで愛猫を亡くした時は、詳しい説明も特効薬もありませんでした。どんどん進行して肺に水が溜まり瘦せていく子に、泣きながらシリンジで子猫のミルクを飲ませても何の助けにもならない、本当に恐ろしい病気だという思いしかありませんでした。

今回は必死になって調べました。

 

『コルディ研究所 猫伝染性腹膜炎(猫のFIP)-コロナウィルス感染、症状、改善・完治のヒント』より

「猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫コロナウィルス(FCoV)が原因で起こる病気です。

猫コロナウィルスに持続的に感染し、その一部が突然変異を起こし猫伝染性腹膜炎ウィルス(FIPV)になり発病すると予後は非常に厳しくなってしまいます。

 

しかしコルディなどを服用し免疫の働きを整えてあげることでFIPVウィルスへの変異リスクやFIP発病後の猫の予後改善も期待できます。

 

『猫伝染性腹膜炎(FIP)とは』

猫伝染性腹膜炎(FIP,エフアイピー)とは、コロナウィルス科コロナウィルス属猫コロナウィルス(FCoV)が原因で起こる病気です。

 

猫コロナウィルスは唾液や排泄物より感染するために感染が広がりやすく、日本の猫の半分が感染しているとも言われています。

 

この猫コロナウィルスには猫腸コロナウィルス(FECV)と猫伝染性腹膜炎ウィルス(FIPV)の2つの型に分類されます。

 

猫腸コロナウィルス(FECV)は腸管に感染することで、軽い下痢を引き起こしますが、無症状の場合もあり、比較的軽い病態で済みます。

 

しかし、このウィルスの一部が突然変異を起こすと猫伝染性腹膜炎ウィルスという、強い病原性を持つウィルスになってしまうのです。

 

この突然変異のきっかけは、ストレスによる免疫低下と言われています。

猫伝染性腹膜炎ウィルスは、血管に炎症を引き起こすことで炎症が全身に波及・様々な症状を引き起こします。

 

そして残念なことに現在も明確な治療法がない不治の病とされています。

 

一度変異したFIPウィルスは、元に戻る事はありません。

 

『FIPの種類』

猫伝染性腹膜炎ウィルスはウェットタイプ(滲出型)とドライタイプ(非滲出型)の2つの型に分類されます。

どちらも感染初期は食欲低下、体重減少、発熱、嘔吐、下痢と言った他の疾患でも起こりうる症状を呈します。

 

ウェットタイプ(滲出型)

FIPの2種類のうち、症例が多く見られるのがウェットタイプ(滲出型)です。ドライタイプ(非滲出型)と比較して進行が早いのが特徴です。

症状として、脱水や貧血、腹水による腹部膨満、胸水による呼吸困難、黄疸があげられます。抜去した腹水や胸水は、黄色でとろみの付いたものになります。

 

ドライタイプ(非滲出型)

FIPのドライタイプ(非滲出型)は、ウェットタイプ(滲出型)と比較して進行が穏やかなのが特徴です。

様々な臓器に肉芽腫を作るのが特徴で、腎臓や肝臓、脳、眼などがあります。

 

出来る部位によって症状が代わり、腎障害や肝障害、脳に腫瘍が出来た場合には神経症状(てんかん、性格の変化、異常な行動、歩行困難、排泄の麻痺、顔面神経の麻痺など)が見られます。

 

『FIP(猫伝染性腹膜炎)の診断』

猫伝染性腹膜炎ウィルスに感染しているか否かを調べるためには血液検査でウィルスの抗体価を調べるという方法があります。

しかし、これは猫伝染性腹膜炎ウィルス(FIPV)だけでなく猫腸コロナウィルス(FECV)にも反応してしてしまうため、「高FCoV抗体価=FIP確定」ではありません

●症状がある場合、血液検査で高蛋白血症を確認し、FIP抗体価が陽性と出ればほぼ猫伝染性腹膜炎が確定します。

●症状がない場合、FIP抗体価で陽性が出たら約1か月後に再検査をし、そこで陽性か否かを診ます。もしこの再検査でFIP抗体価が下がっているということであれば、一時的に猫腸コロナウィルス(FECV)に感染していたと考えられます。

つまり、FIP抗体価検査は猫腸コロナウィルス(FECV)感染の有無をスクリーニングする(ふるいにかける)ため、またFIP診断の「補助」としては利用ができます。

 

『猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療』

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、完治させる治療法はありません。延命するための治療となります。

 

一般的には血管炎を抑えるための抗炎症剤(ステロイド剤)に、免疫力を高めるためのインターフェロン(抗ウィルス剤)を併用します。※これらに抗生剤がプラスされる場合もあります。

 

また、ウェットタイプ(滲出型)で腹水・胸水が溜まってしまう場合には、貯留の程度によって水を抜くこともあります。

ただし、腹水・胸水には栄養素が溶け出しているので、その水があることで体の恒常性(バランス)が保たれていることもあります。

 

そのため、過度に腹水・胸水を抜いてしまうことで余計に衰弱してしまう場合もあります

先生により考え方も様々ですので、しっかりとお話を聞いたうえでどの程度抜くのかを決定されると推奨します。

 

『猫のFIP対策』

FIPと診断されてしまうと、「お先真っ暗」な気持ちになってしまうと思います。

たしかに、FIPは難治性の病気であっという間に病気が進行して死に至るケースが多い病気です。

しかし、免疫対策。肝機能対策・抗炎症対策をしっかり行うとともに身体に必要な栄養素の補給を行うことで長期に生存できる可能性も出てきました。

どこまで反応するかわかりませんが、少なくとも食欲がでて元気を取り戻せる可能性は十分あります。」

 

(監修獣医師:林美彩先生 コルディ研究室 https://lab.cordy.monolith-japan.com/cat-overcoming-fipよりご許可頂き抜粋しました)

 

 

調べている間に、症状を見て、しんのすけは確かに食欲が落ちていて体重も減っていたけれど、発熱もなかったので、まさかFIPを発症していると思いませんでした。ワクチンをうちにいって血液検査をして本当に良かったとあらためて感じました。

また、過去に2匹、見送った子たちはウェットタイプで、胸水がたまり息も苦しそうだった、本当に可哀そうだった姿を思い出して涙が止まりませんでした。

そして今は未認可ではあるけれど、緩解を望める薬がある、その事に本当に感謝しました。

 

▼プロジェクトの内容

調べているうちに、まだ未認可だけれど寛解するお薬にたどり着いたのです。扱っている協力動物病院さんへ連れていき、まだ初期だから治してあげられるという先生の言葉が本当に本当にありがたかったです。

 

ただ、私がしてあげられるのは、84日間お薬を同じ時間に飲ませる事。もし1時間以内に吐いてしまったら、同じ量を飲ませる事。体重に合わせてお薬の量も増やしていくこと。

高価な薬ですが、亡くなるしかないと言われた子を助けてあげたい。

子猫ではないし、体重が戻ればお薬だけで200万円近くかかるかもしれない。

どうか皆様へご支援をお願いしたい。その思いでプロジェクトを立ち上げました。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

妹はイラストレーターです。しんのすけの可愛いイラストでカードとエコバッグを作りリターンの手助けをしたいと言ってくれています。

私は手芸が得意で、以前は羊毛フェルトで猫達を作って作品展へ先生と出品したりもしました。その手芸も使ってリターンとしてご支援頂いた方へお礼をしたいと思っています。ただ、手作り品なので時間はかかってしまいますが、ひとつひとつしんちゃんへの思いもこめて感謝の気持ちで作らせて頂きたいと思います。

 

また、コロナ禍によりプロジェクトやリターンが遅延する可能性も高いと思われます。遅延した場合も必ず日程をお知らせしてリターンはお送り致します。もし中止になった場合でも、集まった資金はすでに支払った治療費へ補填させて頂き、必ずリターンはお送りしたいと思います。

 

今は毎日日記でしんのすけの症状と様子を残していますので、経過とかかった費用等はこちらでご報告させて頂きたいと思います。

 

※万が一、このプロジェクト期間中に不幸にもしんのすけが亡くなってしまった場合、これまでにかかった治療費に補填させて頂きますのでご了承ください。

 

▼しんのすけの症状と経過

 


【プロジェクト終了要項】

●治療・手術対象    
猫のしんのすけ

●治療・手術内容    FIPの投薬治療

●治療・手術完了予定日    
2021年6月18日 投薬完了日

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プロフィール

保護猫4匹と暮らすナカジマユウコです。 保護した当時は家族がいましたが、今は一人で頑張っています。 しんちゃんのFIP闘病生活のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

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しんちゃんのイラストのカード

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プロフィール

保護猫4匹と暮らすナカジマユウコです。 保護した当時は家族がいましたが、今は一人で頑張っています。 しんちゃんのFIP闘病生活のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

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