コラム#3 「笑顔」

「なんで私は人間なのだろう？なんで日本人なのだろう？なんで日本に住んでいるんだろう？」
と、小学生の頃から考えていました。
そんなこと普通考える？笑
っと鼻で笑われてしまうこともありました。ですがなぜか、そんな漠然とした疑問が浮かんでしまったんです。少し変な子どもでした。

中高生の頃、世界は決して平等ではないことを知りました。紛争、差別、貧困、饑餓…
その日の命も保障されず、食べることも、学ぶことも、私が当たり前にしていること全てが何一つ当たり前じゃないことに気付きました。

大学に入ると同時に、国際協力に携わるサークルに参加しました。それまで、本で読んだり、ニュースで見たり、人から聞いたりするだけだった様々な「問題」が、ぐっと身近なものになりました。
実際に支援しているスラム街に住む子ども達に会いに行き、そのキラキラな笑顔に心動かされたのを今でも忘れません。

一方で、自分の無力さも痛感しました。世界では、選択の余地無く苦境に置かれている人々がいます。そのことを、先進国途上国関係無く、人間全員で共有でき、助け合えたらいいのですが、そうはいかないのが現実です。国境の壁は高い。しかし私1人がなんとかしようとして解決できる問題でもない。

1人ではできなくても、同じ志を持った仲間と一緒ならできると信じています。
微々たる額かもしれない。それでも1人でも多くの方が、このプロジェクトを通して笑顔になってくれることを願っています。支援を受ける側も、支援をする側も！！