突然下半身麻痺を宣告された息子に社会とつながる場所をつくりたい。

久しぶりの更新になってしまい申し訳ありません。

 

11月初旬に皆様へのリターン品をお届けし、その時点ではリハビリ専門の病院へ転院し、退院の時期を見守っていたのですが、原因が特定できない発熱が続きました。

 

その間、引っ越し先の選定、障がいの区分認定の申請（これがないと退院後の訪問看護や介護用品の手配が開始できません。）に日々右往左往している状態が続きました。

 

12月に入り、やっと退院の許可がが下りました。

しかも退院は1週間後。

その間に慌てて引っ越し、区分認定の申請を進めました。

今、思い出しても怒濤の1週間でした。

 

引っ越しが退院の3日前。介護ベッドの納品が退院の前日。

晋君に退院を伝えたのも前日（というのも直前に症状が悪化して入院が伸びる危険があり、この数ヶ月、希望がすべて裏切られたと感じている晋君には

これ以上期待を待たすのは限界がありました。）

ホントに滑り込み。

 

12月8日、家族が待ちに待った退院日。

 

晋君の部屋だけなんとか片付け、他の部屋は段ボールだらけ。それでも久しぶりに家族四人が揃い、これからの生活を喜び合いました。

 

しかし、

晋君の自宅での生活は想像よりも大変で…。

 

まず、一日のスケジュールが朝10時の訪問看護から始まり、夜9時からの訪問介護まで一回1時間半の様々な介護サービスが一日3回から4回。

 

またその間、痛み止めの医療麻薬を服用しているため、常にうつらうつらしている状態です。ボク達はそれでも家に帰ってきただけでも幸せだと思うようにしておりましたが、晋君には入院時とはまた違うストレスが生じてしまいました。

 

そして家族での介護の大変さ。身体の向きを変えるだけでも一苦労です。

これは慣れていくしかないでしょう。

 

関わって頂いている訪問看護などの皆様には、心ある手当と家族に寄り添って言葉をかけてもらっており、心から感謝しています。

 

退院からあっという間もなく1ヶ月が過ぎてしまいました。

 

一日のスケジュールをこなし、思いがけずほとんどプライベートな時間がなく、この状態は退院するには早すぎたのでは…と弱音を吐く瞬間もありました。

 

 

ただあのときの退院のタイミングを逃すと、二度と退院できないのではという想いがあり、この判断は間違っていなかったと思います。

 

皆様には御礼を兼ねての年賀状も書けず、年を越してしまいました。

本当に申し訳ありません。

 

今、晋君は12月末の検査で症状は安定しております。

今一番の心配は褥瘡（床ずれ）の悪化です。

一度広がった褥瘡はなかなか手強く、時間をかけて手当てしていくしかなさそうです。

 

どうか次の報告ができるまでお待ちください。

この2ヶ月様々なドラマがありました。

 

今回応援頂いた方への報告。

同じ障害を持った方へ伝えたいこと。

たくさんの思いがあります。

 

またご連絡いたします。

どうぞ皆様よろしくお願いいたします。