西岡民雄「いのちの謳」画集作りプロジェクトを終わるにあたって
二ヶ月間に渡り、展開して来た私のプロジェクトも、多くの皆様のご参加・ご支援をいただき成立することができ、誠に有り難うございます。お陰さまで150万5千円の浄財が寄せられました。
しかし、画集印刷以外の経費が70~80万円ほどかかることで、どうしても画集本体にまわす金額には制限が出てしまいますが、他の資金をプラスできるように工夫して、私の思い描いたものに近づけたいと思います。
私にとっては、この画集作りは、これまで50余年描いて来た作品を再度検証し、自分に問いかける作業でもあります。まだこれから詰めて行くことになりますが、私西岡民雄の世界を感じていただけるように有機的なものにしたいと思っています。
今後の、4月5月は画集作りに、その後の6月7月はリターンを予定しております。どうか気長にお待ち下さいますようお願い致します。
又リターンに関しては、ご支援金額5000円は画集。10000円は画集・小版画。30000円は画集・小~中版画+額。50000円は画集・絵画0号+額。100000円は画集・絵画3号+額を予定しております。
その際、0号、3号の画像をクラウドファンディングの新着情報で、又は封書にて紙コピーで見ていただきます。その際、希望される作品をご指定下さい。わかりやすく表示しますので。その場合はご参加・ご支援いただいた順に連絡させていただきます。どうかよろしくお願い致します。
なお、4号以上は該当される方はいません。
画家は時代の中で呼吸し生きています。クラウドファンディングを立ち上げてからでも、ロシアがというより、プーチンがウクライナを侵略しました。私達はこの上なく悲惨な光景を映像で見て、聞いて、自分は何も出来ないもどかしさを感じます。あの大震災の時の感情が甦ります。
絵は写真のように直ぐ反応出来ませんが、私は様々な感情が湧き、思いが込み上げます。 一方で絵は生な感情を抑制し、コントロールし、ある種の精神の支配する世界を創り上げなくてはなりません。
それは普遍性のようなものかも知れません。いつの時代にも、どんな感情にも左右されないような、はっきりした確固たる内実のメッセージを持つことが、私にとっての絵の理想です。
私は絵を描く一方、様々な思い、クダクダしたことを、メモ書きや文章にして、それらが山のように溜まっていますが、このプロジェクトで初めて読者を得たような思いがしています。
その意味でも有り難うございました。
皆様のご多幸を願いつつ、今回の私のクラウドファンディングでのプロジェクトを終了させていただきます。重ねて本当に有り難うございました。
但し、私の画集作りのプロジェクトは五合目です。今後とも宜しくお願い申し上げます。
西岡民雄拝