違法山砂採取の大穴に、ゼロから育ててきた苗木の森を守りたい!

違法山砂採取の大穴に、ゼロから育ててきた苗木の森を守りたい!

寄付総額

816,000

目標金額 450,000円

寄付者
102人
募集終了日
2021年11月6日

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プロジェクト本文

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9月8日よりスタートした本クラウドファンディングですが、9月19日に目標金額である45万円を達成しました。皆様の温かいご支援に支えられて達成することができました。本当に感謝申し上げます。

しかしこの45万円という金額は今本当に困っている問題の1つにすぎません。本文にも書きましたように3つの大問題の1つを第一目標にしたのです。募集の期間がまだ48日ほどございますのでネクストゴールを設定させていただくことにしました。 次の目標金額は185万円といたします。

なお、これからいただくご支援は下記の内容に充てさせていただきます。

散策路のチップ舗装の補修(約83万円)

簡易トイレの買い替え(約57万円)

皆さまからの想いを無駄にしないよう努めてまいりますので、残りの期間、引き続きのご支援のご協力、そして、拡散・広報のご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

▼自己紹介

初めまして、緑の環・協議会代表の金井章男と申します。

このプロジェクトを一言で表せば環境破壊からの復活です。

我々の活動地は、違法な山砂採取により森が伐られ、すり鉢状の大穴となった2ヘクタールの土地です。

そこに産廃を埋め最終処分場にするという案がパブリック・ヒアリングにもかかりましたが、住民による反対運動が止めました。

 

樹木が育つための栄養素もない荒れ果てた大穴に、ゼロから苗木を植え元の水源涵養林に戻すという活動を苗木の森プロジェクトと呼び、その努力を10年以上に渡って継続してきました。今ようやく約3000本の苗木が育ちつつあり大人の背丈を超えるような木も散見されて、苗木ばかりですが将来の森の形が見えてきたところです。

この間、千葉県・千葉市の公的な支援、先進的な私企業の環境保護プログラムによる支援をいただきながらここまでたどり着くことができました。しかしながらこれらの支援の対象にされにくいコストも多々あります。

 

この苗木の森を本格的な水源涵養林に育て上げ周辺を本来の里山としていくには、一部に残った病気のスギの高木が倒れて人や苗木に被害がでないうちに伐採して片づけることや、場内一周のチップ舗装の散策路の修理など重機を使った専門家の作業費や仮設トイレの買い替えに185万円という大金が必要です。

まずは、苗木や人に危険を及ぼす可能性のあるスギ8本(ミゾグサレ病です)を伐採して処分する作業費45万円を目標にファンディングいたします。

元の水源涵養森に戻したい! この地区の住民の悲願を叶えるのはあと一歩のところなのです。

どうかお力をお貸しください。

 

■特定非営利活動法人緑の環・協議会の経緯

 2006年8月 任意団体として緑の環・協議会をスタート

 2014年11月「いきものにぎわい市民活動大賞」の一つである「アステラス賞」を受賞

       

 2015年11月 特定非営利活動法人緑の環・協議会として改組

 2021年2月 認定NPOとしての認定を取得

■HP:  https://g-cycle.sakura.ne.jp/index.html

■Youtube:  https://www.youtube.com/watch?v=PdXyxmMk7zg

■Facebook:  https://www.facebook.com/gc.for.forest.recovery

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

私が、このプロジェクトと関わりあうことになったのは私の自宅の近くに産業廃棄物の最終処分場を作るというパブリック・ヒアリングからです。

大規模開発の新規造成地ですが、昭和の森公園、創造の森公園、水辺の里公園と多くの公園があり周囲には水田と畑が美しい緑あふれるこの場所に住まいを定めたわけです。ところが、そこへ寝耳に水の産廃施設という話です。さらに驚いたことに、その場所は違法な山砂採取で森が全て伐られ大穴が空いた土地ということです。(当時の様子は2005年Googleマップ航空写真と千葉市撮影の航空写真をご覧ください。)

周りは森に囲まれていて大穴になっていたことなど一部の人を除いて知らなかったのです。

 

   

違法ですから原状復帰命令が出てましたが業者が逃げてしまい時間ばかりが過ぎて困っていました。そこへ、別の業者からその穴をさらに拡げ産業廃棄物を埋めて仕上がりを綺麗な山に戻すという提案が出てきました。

千葉市は、違法状態に始末をつけたいし新しい産廃処分場もほしくて、一石二鳥のつもりでパブリック・ヒアリングにかけたのでしょう。

周辺コミュニティをあげての反対運動で反対署名も6,000筆以上も集まり、処分場計画の中断が長引いた結果、この土地は競売にかかり産廃業者と地元の板倉・大椎土地改良区(現オーナー)との一騎打ちとなりましたが、現オーナーが買い取ることができ処分場計画はストップしました。パブリック・ヒアリングにかかった産廃処分場計画がストップされるのは全国的に見ても稀だと聞いています。

 

この土地に産廃が入ることは避けられたものの、残ったのは表土を全く失った大穴だけが残ったのです。買い取った目的は、この土地周辺で農業に従事している改良区の人達にとっては産廃処分場になることを止め元の水源涵養林に戻すためであり、周辺住民にとってはその結果として美しい里山で緑がキープされることでした。

大きな問題は二つあり、第一に表土が全て削り取られて苗木を植えても全く育たないのではないかといわれた事、第二はオーナーの中にいる山林の所有者も自分の山の面倒を見られていないのに誰がどうメンテナンスするという事でした。

緊急避難として産廃処分場となるのを止めただけでは情けない、地域エゴなどと言われないためにも何とか元の森にというのがこの地区の住民の悲願でした。

しかし、反対運動の結果が全くの荒れ地を残すだけかもしれず、現実はまったくの八方塞がりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

土地の買い取りが行われて1年以上も何もできない期間が続きましたが、この土地に鳥や風が運んだ実生の苗木が自生しているのを見た時に我々は苗木を植えてみる決意をしました。

2007年5月に寄付のスギ苗350本を植えることから始めましたが、養分のない劣悪な状態のせいで多くの苗が枯れ、殆どの苗は真赤になってしがみつくように生きていました。

  

それでも、チップ堆肥の寄付をいただくなど多くの支援に勇気づけられ、翌年3月にも152人の参加をいただき植樹祭を催し、毎年少しずつの植林を続けることができました。

これも土地オーナーである改良区からの参加者と周辺住民のボランティアの力を合わせることができているからです。農業のプロである改良区からはトラクター、チェーン・ソー、刈払機など機械を使っての参加や、土地の一部を使っての野菜栽培にはノウハウを教えてもらい参加者を引き付けるため芋ほり、トマト、シイタケなど収穫の喜びを共有しています。

各方面からの協力を得るため様々な企画を実行してきました。

1. 「1000の苗プロジェクト」

参加者に地元の公園や裏山でドングリと落ち葉を拾ってもらいました。ドングリは苗ポットに播いて参加してくれた子供さんに持ち帰ってもらい苗として育てる里親になってくださいという企画でした。潜在自然植生である地元の樹木のドングリから1000の苗を育てて植えましょうという企画です。一方落ち葉は堆肥場に敷き詰め落ち葉のプールにして遊び、できた堆肥で不足する養分を補おうという試みでした。翌年の5月にはたくさんの苗木を持って多くの親子がかけつけてくれましたし、落ち葉堆肥の中からはたくさんのカブトムシの幼虫がみつかり子供たちに喜んでもらえました。

  

2.「グリーンウエイブへの参加」

国連の提唱するグリーンウエイブに毎年参加してきました。グリーンウエイブとは生物多様性の日(5月22日)に世界中で現地時間の10時に植林や水遣りを行うことで祝おうという運動です。時差によって世界中の人による活動が地球を一周する緑のウエイブに例えられているものです。また国連のHPにこのページがあり参加団体はツリーを登録し地球上にウエイブが起こる様子をバーチャルですが目の当たりにすることができるようになっています。ツリーごとに写真や報告もアップされるようになっています。毎年のグリーンウエイブ活動で参加者に呼びかけているのは、この活動は千葉の片田舎の活動だけれど、世界中で行われているウエイブの中の一環であり、地球全体でサステイナブルな社会を作ろうという活動の一端を担っているという誇りを持ってやりましょうという事です。

 

3.「プレイパーク」

そんな活動をやっていて発見したのは何もないこの場所が子供たちにとって最高の遊び場だということです。広いだけですが危険なものがなく、少しずつ豊かさを取戻し始めた自然が素晴らしい場を提供しています。子供達が自分で遊びを作り出すのを見ていると子供は遊びの天才だと思いますし、お仕着せの遊び道具のないこの場所の方が楽しげに見えます。素のままプレイパークです。そんな点もアピールし子育て世代の親御さんという比較的若い世代からの継続的参加者も増えています。

 

現在は約3,000本の苗木が植えられ、場所によっては間伐が必要な状況にまでなってきました。自然の回復力と人の力が合わさって、2005年のGOOGLEマップの航空写真と比較すれば以下のように、その差は歴然としていますし、すり鉢の中に降りて行けば若い苗木の香りを味わうことができます。

出典   グーグルマップの航空写真から取ったスクリーンショットを比較したものです。

         Maps Data : Google, © 2005   Maps Data : Google, © 2019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

苗木しかない森ですが現在約3000本の苗木が植えられ、違法山砂採取の跡地という荒れ果てた状態からは抜け出すことができました。

しかしながら、たいへんなのは植樹そのものよりもメンテナンスです。植樹は基本的に年1回ですがメンテナンスは毎月1回やっていても追いついていきません。活動日が雨天にあたる等の理由で1か月活動がなければクズなどの雑草が生い茂り、2か月なければジャングルになってしまうような自然の力の前に、これからも山あり谷ありです。

そして以下のような大きな課題もいくつか残っています。今回のファンディングを通じてご支援いただき課題を少しづつ改善していくことで、 破壊された自然の再生を通して、明るい未来の可能性を示す場所づくりを目指してまいります。 多くの方々に支えていただけたら、こんな嬉しいことはありません。 どうかよろしくお願いいたします。

【今回の達成目標】

重機を利用したスギの高木の伐採約45万円

第一に北の端にはスギの高木が20本以上残っていますが、このうちの8本がミゾグサレ病でいつ倒れるかわからない状態です。違法な山砂採取の時にも残ったもので残念なのですが、これが倒れると人にも危険ですし、周りの苗木が潰されてしまいます。重機を使ってプロにやってもらわないと危険な作業です。危険は感じていてもお金がないのでずっと先延ばしになってきました。自然環境保護の補助金プログラムにも何度か応募してきているのですが、この部分は何度も削られてきました。いつまでもこのリスクを放っておけないので今回クラウドファンディングの対象として皆様にお願いしています。 

既に折れてしまった2本のスギ

  

 

【NEXTゴール】

散策路のチップ舗装の補修(約83万円)

場内を一周する散策路のチップ舗装の補修です。これは凹んでしまっている大穴の底への降り口の坂から場内を一周する幅2mほどのチップ舗装です。舗装がないと雨などでぬかるむと昇り降りがたいへんですし、場内を奥まで手入れするには機械を運んだり残材を運んだりに軽トラを入れるのに必要です。また老人や車椅子の障碍者にも森を味わってもらうことも考えています。これは東部産業さん、東京ガスさん2回の3回の補助金で作られたものですが、すでにだいぶチップが磨滅と腐食で傷んできています。今回チップを足して転圧を再度かけたいと思います。これも重機を使ったプロへの依頼が必要です。 

 

 

 ③ 簡易トイレの買い替え(約57万円)

現地は水も電気もない場所で、現在は産廃業者が残して行った簡易トイレを使用していますが、老朽化が進み買い替えが必要になっています。参加者が気持ちよく作業するにはきれいなトイレが不可欠です。特に親子参加されるお子さんの使用が多いので是非実現したいと思います。 

 

長くなりましたがここまでページを読んでくださり有難うございます。この苗木の森は水源涵養林となり、市民の憩いの場となって、持続可能社会の1実験場となることを目指しています。どうか後押しのほどよろしくお願いします。

 

 

 

■特定寄附金による税制優遇について

本プロジェクトを通じて寄附を行う場合には、以下の税制優遇を受けることができます。詳しくは自治体や所轄税務署、国税庁のウェブサイト等をご覧ください。

寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。

寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です)

■注意事項:このリターンについては、こちらhttps://legal.readyfor.jp/guidelines/others/terms_of_service/#appendix  の「命名権、メ ッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください

■新型コロナの事業への影響について

コロナウイルスの蔓延が、樹木の伐採という事業計画に影響を与えることは専門業者さんへの外注であるためほとんどないと考えます。 しかし万一、樹木の伐採計画に支障がでるようでしたら、集まった資金は発電機とチェンソーの購入という物品購入に当てるさせていただきたいと考えます。

 

 

【プロジェクト終了要項】

●オープン完了予定日    
2022年3月31日

●建築・改修場所    
千葉県千葉市緑区小山町観音地

●建築・改修後の用途    
敷地の端に残るスギの大木8本に病気が入っていて危険なので伐採して、その跡地は新たに苗木の植樹をおこなう。

 

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