子どもたちに「馬（サラブレッド）とのふれあい体験会」を提供したい！

私たち馬術部をサポートしていただいている大学の新津理事・事務局長様から応援メッセージをいただきました。私たちは、たくさんの方々からの支えと励ましによって活動できていることを忘れてはならないといつも考えています。

≪応援メッセージ　　愛知教育大学理事・副学長・事務局長　新津　勝二≫

　先日、朝７時に馬術部の朝練習を見学に行きました。気温２度程の寒い中、手綱に引かれた大きな馬を見た時の私の印象は、「想像したよりも大きく、毛並みがきれい」というものでした。思い返してみればこんな近くで馬を見たことがありません。その後の練習では、大きなストライドで目の前を馬が白い息を吐きながら走り去りました。その美しい走る姿、そして、大きな体を支える４本の足首の細さとその柔軟さに驚きと感動を隠せませんでした。
　また、昨年は厩舎の馬に人参を与える機会がありました。馬の口はとても大きくて私の手の平も一緒に食べてしまうのではないかと一瞬不安になりましたが、行儀よくきちんと食べてくれました。その時に部員の学生さんから、「それぞれの馬には個性があって性格も違う」ということを教えていただきました。大きな瞳と人懐っこい性格、私は、馬は大きいけれどそれ以上にかわいいということに生まれてはじめて気づきました。
　本学の馬術部は現在部員５名で活動しています。授業前の朝練習のほか、１日３回のエサやりと厩舎の掃除、馬たちのケアを毎日毎回交代で行っています。そして、馬たちのエサ代をはじめとするメンテナンスにかかる経費を、アルバイトをしてやりくりしています。部員の学生さんは、そのような努力をして世話をしているからこそ気づく、「生命の尊さ」「生きる力」「家族の大切さ」などたくさんのことを学んでいるのだと思います。

　大人の私でさえとても感動したこのような体験を子どもたちにも味わってほしい、そして伝統ある馬術部のため、『子どもたちの笑顔のために』・・そんな思いで私は馬術部の活動を陰ながら応援しています。