平塚から来たハルちゃんとタッキー君

６月９日のlineが最期でした

13日に飼い主さんが亡くなりました

 

遠いところからの依頼なので、

何度もお断りしました

「もう私の命は少しなのです、

どうか、ご飯を上げている２匹を

お願いしたい」

 

そんな依頼でした

そして、１匹20万円をお支払いします

私は、これしかありませんが、

もう必要がないお金です

２匹の為に使って下さい

 

そこまで言われるほどの決心

ご自分の命の最期のお願いでした

もう、お断りする事など出来ません

 

 

１ヶ月掛けて、このケージの中で、

ご飯を食べるまでにして頂きました

ご不自由なお身体で大変だった事でしょう

「今日、決行します」

 

命がけの捕獲作戦でした

もし失敗したら、もう私に託せません

必死だったと思います

 

12年もご飯を上げていたのです

ご自分の命はわずか、

肺気腫で長くない命と宣告させています

 

今度入院したら、生きていられない

とも言われていました

そして、入院されたのです

 

猫の命も大切ですが、

飼い主さんの命も大切です

タッキー君は５年でした

 

今日のハルちゃん

 

 

ハルちゃんに買いました

とってもお気に入りで入ってくれます

ケージの中なのに、扉を閉めても

開けても気にならないようです

 

タッキー君の今朝のご飯

タッキー君は、まったく、動かないので、

このままでは病気になってしまうと

お外に居た子なので、お外に

 

 

外ご飯の猫はタッキー君とサカイ君だけです

タッキー君は、サカイ君に最初は、

威嚇していましたが、

今では仲良く並んで食べるように

 

 

こんな写真を喜んで見て頂ける飼い主さんは

もう居ない

ハルちゃんとタッキー君を私に託した思い、

どれほど私を信じて頂いたか、

いまだに涙になります

 

お空に向かって、元気にしているよ～

と叫びます

誰も聞いていないド田舎のシェルターです