この日はTrishuli Hospitalへと向かいました。
機材の調子が悪くなったため、中身のアップデートもかねて、再セットアップすることが目的です。

 

現在のASHA fusionはネットを通じて、遠隔操作で設定を変えるなどソフトウェア的なトラブルには対応できるのですが、ハードウェアに対するトラブルには対応出来ません。 そのため一度ハードウェアが問題を起こすと日本から何も出来ず、一時的にASHA fusionが使用出来なくなってしまいます。

 

これは大きな問題です。

 

そのため、前回は日本から持って行った機材を貸与しましたが、現地で購入し現地で修理ができるハードウェアと入れ替えることにしました。(ただし、不安定さを回避するため、徐々に入れ替えていく予定です。)

やはり現地で解決できることは現地で解決することが鉄則であり、Sustainabilityに必要なことだと痛感しました。

 

 

このように再セットアップを行う一方で、現地調査も行いました。

最近Trishuli地区では、震災後に建てられた政府の病院が住民にとってメイン病院となっているようです。

 

実際に政府の病院を見学させて頂きましたが、産婦人科をメインに多くの患者さんが来院されていました。建物も震災後に新築されたもので、非常に新しい建物でした。震災前はトタンの古い建物で、衛生面の問題があったのではないかと推測されますが、現在そのような問題はおおよそ解決されているという印象を受けました。

 

そのため、私たちのASHA fusionを設置しているTrishuli Community hospitalの患者の人数が減っています。設備面の強化に加え、Trishuli Community hospitalはコミュニティー病院(コミュニティーの人たちがお金を出し合う非営利の病院)のため、政府の病院より4倍の値段がするからです。

 

4倍の値段の中には高い技術の提供と必要なときにすぐ医療を受けられる(ネパールでは一般に、政府の病院に患者が殺到して、長蛇の列を作ることが問題となっています)するということが含まれているのですが、決して豊かではない地域住民は政府の病院へと行くのです。

 

Trishuli Community hospitalが無くなってしまうと、政府の病院ではできないことを受け入れる場がなくなってしまい、その場合住民は車で四時間かけてカトマンズまで行く必要があります。また、必要なときにすぐに医療を受けることもできなくなり、簡単な治療でも何時間も待たなければ行けなくなってしまいます。

 

こういった事態を回避するにはどうすべきか。

住民が安心できる環境には何が必要か。

 

非常に考えさせられる事態であり、十分に考慮しながら病院と連携していきたいと思います。
 

Trishuliから帰ると、IT企業、旅行会社、さらには教育系のNPOなどをたくさん運営するネパール人、ガネッシュ氏と教育支援やネパールと日本の交流を促進している吉川氏と夕食を共にしました。ガネッシュ氏には以前の渡航時に保健大臣まで紹介していただいており、吉川氏には運営面などで様々なアドバイスを頂いています。

 

今回はプロジェクトの進捗を報告させていただくとともに、今後の方向性についてのアドバイスを頂きました。お二人は幅広い経験をお持ちなので、今後のスケールアップのための戦略など様々なヒントをいただきました。
 
これからもいろんな方々と連携させていただきながら、プロジェクトを進めたいと思います!

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