プロジェクト終了報告

2016年11月14日

ご支援・ご協力してくださった皆様へ

 この度は『ネパールの医療をITの力で支える!ASHA fusion導入プロジェクト!!』を応援いただき、心より感謝申し上げます。105名の支援者の皆様から、合計1,425,000円のご支援をいただきました。

 

 2015年10月にサッキャが任と声をあげてから、約1年。本年8月下旬から9月上旬にかけて、第1回の渡航を無事に終えました。現地の医師や看護師から、ソフトウェアの使いやすさ・情報管理の効率化についてとても前向きな意見をいただくとともに、今後も継続して意見交換を重ねる関係を築くことができました。

 

 ここまでプロジェクトを前進させられたのは、皆様から頂いた温かいご支援のおかげです。応援メッセージの中には「ネパールの人に役立つものを作ることの重要性」「医療情報管理の必要性」に強く共感してくださるものもあり、私たちが活動を続ける大きな励みとなりました。

 

 今のASHA fusionが現地の医療にとって最高のものとは言いません。むしろ現場の人と今後改良していくことに意味があると考えています。人々の健康や生活の質に深くかかわるソフトウェアだからこそ、慎重にかつ革新的に、導入から活用へつなげていきたいと思います。

 

 ご支援いただいた皆様のお気持ちに応えられるよう、小さな積み重ねを大切にして進みます。これからもどうか応援してくださいますようよろしくお願い申し上げます。

【結果報告】

 現在は2回目となるネパールへの渡航を終え、Dhulikhel病院とTrishuli病院の2つの医療施設においてソフトウェア”ASHA fusion”の導入に成功し、現在も試験運用を行なっています!

 

「第1回渡航」

 9月の1回目渡航では、WHOや大学病院、看護施設など、さまざまな組織・さまざまな立場の人と意見交換をしましたが、なによりの成果は、Trishuli病院で試験的な導入を行ったことです。

 

 Trishuli病院では、実際に病院スタッフの方々に使って頂いて、大きなトラブルなくキャンプを運営することができました。

 

 

 一般医による普段の診察と、時折開催される数人の専門医が集中的に診察をするメディカルキャンプをつなぐべく、ASHA fusionを院内各所にデバイスを設置してネットワーク化し、スムーズに情報の共有と保存ができる仕組みを整えました。

 

 また、細かな点も専門医4人および当直担当者数名とともに、PC・ タブレットを動かし、細確認しました。 項目に過不足は無さそうでしたが、病院がもともと使用しているフォーマットと比較し、病院に残す情報・患者さんに伝える情報の優先度の明確にする必要がありました。若い医療従事者も多く、 操作が円滑だったことが印象的です。

 

 このとき、エンジニアが現場で直接コミュニケーションをとりながら、実際に使ってもらうことで、今後活かせる知見も多く得られました。

 

 

 そして、経営者や医師だけでなく、看護師や受付の方々も含め、今後も継続して使って頂けることになりました。現地で現地の人が使っていく実地運用が開始したのです!

 

「第2回渡航」

 11月の2回目の渡航では、Trishuli病院だけでなく、Dhulikhel病院にも行き、導入を行いました。

 

 Trishuli病院ではASHA fusion導入の経過確認と、ソフトウェアのバージョンアップ、そして全体のフォローを行いました。医師は前回と変わっていましたが、看護師や受付員は前回と同じメンバーでした。ASHA fusionのタブレットはしっかり活用されており、記録を確認してみると400人以上の患者の記録がされていました。しかし、受付記録しか残されていない場合も多く、新しいバージョンを導入しながら、新機能及び記録の取り方を説明しました。

 

 

 また、話し合う中で、病院の名前・電話番号・住所が表示できるとさらに良くなることが分かりました。至急、日本のエンジニアに連絡をとり、速やかにソフトウェアをアップデートし、対処することができました。

 

 そしてTrishuli病院だけでなく、ASHA fusionを導入するもう一つの施設を決めるため、Dhulikhel病院という現地の私立大学病院を訪問しました。Dhulikhel病院は複数の地方部の診療所を保有している、ネパール国内でも有数の総合病院の1つです。

 

 

 病院では、地域保健部門と情報管理部門の職員と意見交換をさせていただきました。彼らとの話し合いの結果でBaunepatiというDulikhel病院が運営する地方の診療所で、新たにASHA fusionを導入していただけることが決まりました。Dhulikhel病院からさらに車で2時間強かかる自然豊かな田舎に位置します。

 

 

 診療所のスタッフは医師、助産師、検査技師、管理人の4名でした。医師のサントスさんはとても優しい人で、診療所を案内してくれました。診療所では出産から簡単な手術まで行っており、限られた資源と設備の中で最大限の医療を提供しようと奮闘されていた。

 

 実際の診療を見せていただいた後にASHA fusionの導入を行いました。受付でのシステム導入はスムーズに行うことができました。医師の診療への導入は、初めのみ私サッキャが補助を行い、次に医師自身で入力してもらいました。この日は3時間で30人の患者さんが訪れており、とても忙しい中でのシステム導入となりました。

 

 活用してくださったスタッフの方々からはASHA Nepalプロジェクトは非常に大事な取り組みであるとのお褒めの言葉をいただきました。また、今後もASHA fusionがより使いやすいものになるよう、ご協力をいただけることお返事をいただきました。


【収支報告】

 現時点で、ReadyForへの手数料の他、航空券代約30万(3名分)、滞在費として日本円換算にして10万円(国内交通費、宿泊を含む)、使用させていただきました。
今後、現地事務局運営費として、年度末までに10万円、必要機材購入に10万円、3月予定しているフォローアップのための渡航費として50万(3名分)を使わせていただきます。

【リターンの発送状況について】
 リターンにつきましては、第二回渡航が終了した現在、準備中でございます。
ぜひ順々にお返ししていきたいと思います。

【今後について】
 READYFORでのプロジェクトはこれで一区切りつきますが、今後も新着情報(https://readyfor.jp/projects/8953)

、Facebookページ(https://www.facebook.com/ashafusion/)

でプロジェクトの進行を随時ご報告させていただきたいと思います。
 

 引き続き、応援よろしくお願いいたします!