技術力を結集した日本製の真鍮ボールペンで 町工場を盛り上げたい！

▼自己紹介

はじめまして　武田 周麿と申します。

私は高齢化などにより営業が厳しい町工場様の技術や商品について販路拡大事業をメインに活動をしております。

1990年 モノづくりの町、東大阪市に生まれました。

家の隣にはネジ工場があり、優しい社長と遊んでもらった思い出が今も記憶に残っています。

しかし、そのネジ工場は私が小学生の時、社長や職人さんの高齢化により廃業をしました。

その時はなぜ工場が無くなったのか分からない状況でしたが、

その理由は歳を重ねる事により知る事となりました。

 

大学卒業後は機械系商社にて営業を行い、町工場さんとお仕事をしておりました。

その際に町工場が高齢化により廃業していく姿を目にします。

この負の連鎖を止める為に何かできないか考える中で、町工場の技術力を絶やさない為に町工場に特化した販路拡大事業をしようと2021年に独立し、今に至ります。

 

 

武田　周麿

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

現在、後継者不足の悩みを抱える日本の町工場。

高齢化により、廃業している町工場が年々増えています。

 

 

私、武田は、町工場に囲まれた東大阪の地域で生まれ育ちました。

自分の身内が経営する町工場も高齢化により廃業してしまうなど、そんな様子を間近で見て育った私は、この状況を改善したいという思いを強く抱き続けてきました。

 

また、町工場は他の町工場と相互関係にある場合が多く、取引先が廃業することによって受注の減少にも繋がり、連鎖的に影響が広がってしまいます。

 

 

 

(世界に通ずる技術力の継承に対する悩み)

そんな町工場には世界へ通ずる技術力があります。

 

・東大阪市の町工場が集まり開発した宇宙ロケット

・塗装技術をAPPLEに認められてiPhoneのケースを作る町工場

・海外ブランドも使う世界一軽い織物で世界シェア100%の町工場　etc…

 

その貴重な技術力も、若い後継者が少なくなっていることで下の世代に継承することができない問題があります。

大手メーカーの下請けの案件が多いことで“部品”や“パーツ”の作成に終始してしまい、町工場で作るものが魅力的に写りにくい現状があります。

その現状を打破するため、町工場で働くことの魅力を上げることが、喫緊の課題となっています。

 

だからこそ、下請けではなく町工場が1メーカーとして立ち上がるお手伝いがしたいと今回のプロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

(メーカーとしての商品づくり)

町工場さんの技術力を活かし、下請けではなくメーカーとして一つの商品を作り上げようとしている町工場さんも散見されます。

メーカーとして商品を作り上げることで、若い人が「この商品を作りたい」と思えるような環境を作り出し、町工場に魅力を与えると信じているからです。

 

自社製品を開発する町工場さんとの出会い成光精密株式会社さんもまさにそういった町工場のひとつです。町工場の魅力を高めたいという想いで、成光精密株式会社さんがボールペンを開発されているタイミングで私、武田が訪問して意気投合し、今回のプロジェクトに繋がりました。

 

成光精密株式会社　代表取締役 高満 洋徳（中央左）　営業部 飛田 孝美（中央右）

 

(打ち合わせ風景)　左奥  武田　右奥 成光精密株式会社 代表取締役　高満 洋徳

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

大人の品格を上げるボールペン真鍮製ボールペン"BRASS BIRO(ブラスバイロー)"

 

昨今、文字を書く機会が減っている中、貴重な「書く」という機会を彩のある時間にできるようなボールペンをイメージしました。

こだわりのある文具用品として妥協のない設計で、町工場の機器（切削機械やレーザー加工機）を駆使して、すべて真鍮素材の削り出しで製作しました。非常に重厚感・高級感のあるボールペンです。

 

 

 

“BRASSBIRO(ブラスバイロー)”は書くことだけを目的としたボールペンとは一線を画す重厚な作りで、安定した書き心地を提供するボールペンです。

 

所有する歓び、使うことの歓びを日常のふとした瞬間に実感できることで、生活に彩を添えることができます。

シンプルながらも存在感があるので使っていると目に留まりやすく、ビジネスシーンにおける話題作りとしても最適です。大切な人へ送るプレゼントとしてもおすすめです。

 

 

 

▼オリジナル本革レザーケース付き

 

BRASS BIROのロゴが刻印されたオリジナルの本革レザーケースも付属します。保管の際にご利用ください。

 

真鍮素材とは？

真鍮は銅と亜鉛を混ぜ合わせた金属です。サックスやトランペットなどの管楽器、アクセサリーなどによく使われます。身近なものだと5円玉も真鍮で出来ています。

 

 

▼真鍮の特徴

①経年変化

真鍮製品の魅力のひとつとして「経年変化」があります。真鍮は革製品と同じ様に、使っていくほどに色が深くなり、光沢が霞んでいきます。経年変化をすると味わいのあるアンティークな風合いになり、その変化を楽しむ方も多くいます。※経年変化とは、真鍮が空気に触れることで酸化をすること。

 

②重量感

真鍮はずっしりとした重さのある素材な為、書くときに重心が低くなることで安定感が生まれ、最高の書き心地を提供します。

 

 

デザインについての詳細

 

▼商品の特徴

・高級感のあるスタイリング

・伸びやかな美しい曲線のフォルム

・削り出しの質感を生かした、鮮やかな色合い

 

▼レーザー加工による刻印日本のものづくりを応援するにあたり、日本古来のものづくりに何かヒントがあるのではないかと思い、古い資料を調べました。

 

 

その中で目に止まったのが、文政6年（1823年）に刊行された「北斎今様雛形」です。

この書物は、稀代の浮世絵師“葛飾北斎”が櫛（くし）とキセル（煙管）のために描いた装飾図案集で、動植や草花、四季の風景、幾何紋などの模様が大胆かつ繊細に描かれています。

当時の職人はこの図案から引用して、実用品である櫛とキセルに装飾を施していました。

この図案を、時代を越えて現代の実用品であるボールペンに落とし込むことで、日本のものづくりに対する想いの一端を、引き継いで表現できるのではないかと考えました。

 

▼キャップの内側へのこだわり

ボールペンのキャップの内側に図柄を入れ込むことで、着物の裏地など見えない部分をさりげなくこだわる日本古来の価値観を表現しました。

また、持ち手に凹凸があることで摩擦が生まれ、滑りにくく手に馴染みやすい合理的なデザインとなっています。

 

 

画像提供／男着物の加藤商店

 

 

 

町工場の持てる技術を尽くした一本

ボディーパーツは全て無垢材より削り出しで作られており、図柄部分は一本一本丁寧にレーザー加工で装飾されています。

キャップのネジはクイックな脱着が可能な“多条ネジ”を採用しています。

コンマ数ミリ単位で削りを調整して、フォルムと使いやすさにこだわり、町工場の持てる技術を余すところなく出し切った、一生モノの逸品です。

 

仕様品名／BRASS BIRO（ブラスバイロー）

サイズ／直径×全長 12㎜×122㎜ （直径は最太部、全長はキャップを付けた状態）

重さ／約83グラム

材質／真鍮

初回セット済み芯／三菱加圧ボールペンSJP-7黒色替え芯／三菱加圧ボールペンSJP-7、SJP-10 三菱ジェットストリームSXR-80 （0.38、0.5、0.7） が使用可能となります。

 

●替え芯用アダプター付属

●オリジナル本革レザーホルダー付属

●ジュエリーポリッシュクロス付属

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト起案者紹介

今回のプロジェクトでは、ロゴやレザーケースなどデザインの部分や、ブランディングに関わる部分を協力させていただきました。

ボールペン本体を作るにあたっては形や角の丸み、持ち手の刻印の仕方など細かい所まで指摘させていただきましたが、完璧に調整していただけました。

そういった気になるところがあっても、もし忖度してしまっていたらうまく指摘できなかったかも知れません。

無事に完成まで漕ぎつけられたのは、そう言った指摘に応えてくれるスタッフさんとの信頼があったからこそに他ならないと思います。

この場を借りて御礼申し上げます。皆の力が合わさって出来上がった真鍮ボールペン“BRASS BIRO”が多くの人の手に渡り、生活に彩を添えられたら幸いです。

 

 

 

 

武田 周麿 （たけだ しゅうま）

1990年04月　モノづくりの町、東大阪市に生まれる

2013年04月　サラリーマン時代に町工場が高齢化により廃業していく姿を目にする

2021年08月　町工場の技術を絶やさない為に町工場に特化した販路拡大事業をしようと独立し、今に至る　

 

デザイン担当　河合 一輝 （かわあい いっき）

1984年08月　大阪府生まれ。幼少時に岐阜県へ転居し、物作り等に興味を持つ

2010年04月　上場企業の制作部にて、広告や販促物の作成に約10年携わる

2021年07月　個人での活動を開始。

Stork japan　武田と二人三脚で商品のプロモーションや開発にも携わる。

趣味は蚤の市等に足を運びアンティーク雑貨の収集をすること。

 

 

支援金の使い道

・真鍮ボールペン"BRASS BIRO(ブラスバイロー）"製作費  50万円

・撮影費、送料等　　　　　　　　　　　　　　　　　　  12.8万円

・クラファン利用手数料　　　　　　　　　　　　　　　     7.2万円

 

 

最後にたくさんのプロジェクトの中、私共のページを閲覧頂きありがとうございます。日本の技術力は厳しい時代に入っておりますが、この真鍮のボールペンを新たな起源とし、更なる発展を遂げられるよう努めます。是非、お力添えをよろしくお願い致します。