島根松江の伝説を元に自主映画「源助の架け橋」を作り次世代に伝えたい

 

▼導入

 

はじめまして！水の都映画製作委員会の花田裕司と申します。今回、生まれ育った島根県松江の伝説をモチーフにした自主制作映画「源助の架け橋」を作る為、クラウドファンディングに挑戦します。松江に語り継がれる伝説の多くは、現在の私たちにも通じる人情や人々の絆や親子や家族の大切さなど普遍的なものがテーマになっています。次世代の子供達にも語り告げるような作品にしていきますので、どうぞクラウドファンディングの応援、ご支援宜しくお願い致します。

 

 

 

▼自己紹介

 

私は５８年前に松江に生まれ、宍道湖畔で育ち、以来５８年間この街で暮らしています。子供の頃にSF小説にどっぷりハマり、｢15少年漂流記｣、｢タイムマシーン｣などのジュール・ベルヌやH.Gウェルズの作品を読みあさってすごす少年でした。

 

 

中学生くらいからは映画の世界に魅了され｢スター・ウォーズ｣｢バック・トゥ・ザ・フューチャー｣などのSFものや｢小さな恋のメロディー｣｢ネバー・エンディング・ストーリー｣などのファンタジーものを中心にテレビの映画劇場や映画館の上映映画を夢中で観るようになりました。

 

 

 

 

社会人になり、当時全盛だったレンタル・ビデオで映画を借りまくり、さらに映画の世界への憧れは膨らんでいきました。そのうちに悪癖である妄想癖から、鑑賞した映画の続きのストーリーを自ら妄想創作して書き溜めるようになり、次第に執筆の魅力にもはまっていきました。

 

 

 

数年前からはSNS上で作品を公開するようになり、わずかながら閲覧していただく稀有な読者も

いらっしゃいます。

 

 

 

そして、中学の同級生で東京在住時代に俳優の経験のある曽田くんと、５年前に曽田くんが松江で営む串焼き屋｢ミス・アガサ｣にて再会、映画作りについて意気投合。２年前に水の都映画製作委員会を立ち上げ、松江を舞台にした自主製作映画を作っています。

 

 

 

 

 

現在では、｢嫁ケ島の伝説｣をはじめとする松江を舞台にした数本の作品を完成させ、ネット上で配信しています。

 

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

 

私が生まれ育った松江の街には「嫁ヶ島伝説」や「玄丹おかよの逸話」や「小豆とぎ橋の怪談」など古くから伝わる伝説や逸話や怪談が数多く残っています。

 

 

 

私が子供のころに親や学校の先生がよく話してくれ、そのどれもがとても興味深く、熱心に聞き入りました。そしてそれらのほとんどが現在の私たちにも通じる人情や人々の絆や親子や家族の大切さなど普遍的なものがテーマになっています。

 

 

 

 

その中でも僕が一番衝撃を受けたのが、小学生の頃、母に連れられて松江大橋を歩いて渡ってるときに母が話してくれた「源助柱」の伝説でした。

 

 

伝説の起源はおよそ400年前、松江城築城時までさかのぼります。当時の城主、堀尾吉晴は築城のための資材を運ぶために松江の街の中心を東西に流れる川に大きく頑丈な橋を架けます。

 

ところが川は流量が多く、そのうえ川底の下の岩盤は深く橋脚の基礎が届きません。なかなか橋脚が建たず万策尽きた城主は人柱（生きた人間を橋脚の底に沈め、神に捧げる行為）を建てるという強行に出ます。

 

その人身御供の白羽の矢が立った足軽の源助が、有無を言わさず橋桁の底に沈められ、ようやく橋が完成したというなんとも信じがたい伝説です。

 

 

この伝説を聞いた小学生の僕はとても衝撃を受けました。

時代が時代だったとは言え、わずか400年前の近代日本で、人身御供ともいうべきそのような事が行われたとはとても信じられなかったからです。

 

 

 

しかも、こんな大きな出来事だったにも関わらず、この伝説は一切書面としては記録されておらず、400年の間、人から人へ口伝えでのみ伝わってきたことも驚きです。現在、その内容は松江の街に伝わる伝説として様々な書物によって知ることができますし、大橋の南詰には源助柱の記念碑もあります。

 

 

人々が口伝えで400年も繋いできたこの伝説には、とてつもない人間ドラマとエネルギーが詰まってるように思えてなりませんでした。僕がこの伝説を映画の題材にと考えたのはそんな経緯からになります。

 

 

 

 

そして、伝説をそのまま映画にするのではなく、百数十年前にここ松江の地で小泉八雲が妻せつから聞いた怪談話を英訳し、再話として世界中に紹介したように、僕らもこの伝説を僕らなりの新しい解釈でとらえて表現しようと思いました。

 

 

 

その思いは、地元に暮らす現代の若い世代の人たちが、この悲しい源助柱の伝説を、意外と知らないという事実がわかったことで拍車がかかりました。この映画を通して、源助柱の新しい伝説として次世代に残していきたいと考えています。

 

 

 

街並みのようすや人の暮らし向きは時代と共に移ろい変化していきます。しかしながら、人が人へ伝えていく物語や伝説は、その表現方法は変われど、それらの持つテーマや本質は変わらないと思います。

 

 

 

変わり行くものの中で変わらないものの大切さを映画を通して伝えることができたらと考え、本作品の製作を企画しました。  　

 

 

 

 

しかし、なにぶん自主映画作品なので興行収入があまり見込めず、毎回制作費を調達するのに大変苦労しています。今までキャストや制作スタッフにはずいぶんと無理なお願いをしてきました。

 

 

 

そこで今回は、クラウドファンディングを利用して皆さんにご協力をお願いしようと思い、このプロジェクトを立ち上げました。夢はでっかく小泉八雲のようにこの松江の地から作品を世界へ発信していきたいと思ってます！どうぞよろしくお願いします！

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

 

今回、映画製作のために取り上げた題材は松江の街を南北に分断する大橋川に４００年前にかけられたこの街の象徴の一つともいえる松江大橋にまつわる伝説です。それは「源助柱」として伝えられる人柱の話です。

 

 

 

それをもとに、強固な柱を築くために人柱となった源助の真実を探ろうと翻弄する若者が主人公の現代劇になります。　

 

 

 

人々が伝説として４００年の間、口伝えにしてきたこの物語にはいったいどんな意味があるのか？悲しい伝説は本当にただただ悲しいだけだったのか？その謎を僕らなりに解釈して描き、鑑賞いただいたかたへのメッセージにしていこうと思っています。

 

 

 

 

映画製作の内容は、以下のとおりです。

 

 

・原案と映画のプロット（扱うテーマやあらすじ、主要キャスト、製作スタッフ）の決定（確定済み）

・シナリオ執筆のための取材（確定済み）

・事業計画の確定及び収支計画（確定済み）

・シナリオ完成（2022年７月）

・撮影開始（2022年７月）

・プロモーション活動開始（2022年10月）

・撮影完了（2022年12月）

・編集開始（2023年1月）

・作品完成（2023年3月）

・上映会＆配信上映開始(2023年3月公開予定）

 

 

 

▼資金の使途

 

今回、自主製作映画を制作します。制作にあたり、クラウドファンディング資金を、制作費用の一部（出演者の出演料、制作外注費、スタッフ人件費）に充てます。そして夏ごろまでに、自主製作映画の公開を目指します。

 

【プロジェクト全体資金使途】

自主製作映画製作費用：1,385,000円

 

～自主製作映画製作費用内訳～

クラウドファンディング資金調達：1,100,000円(出演者の出演料、制作外注費、スタッフ人件費)

自己資金： 285,000円 

 

～クラウドファンディング費用内訳～

自主製作映画製作費用の一部（出演者の出演料、制作外注費、スタッフ人件費）：725,000円

リターン費用(制作＆発送費用)：64,800円

クラウドファンディングサポート/チラシ制作：165,000円

クラウドファンディング手数料12%：145,200円

 

 

～今回のプロジェクト全体の資金詳細は下記の通り～

出演者の出演料・・・・・・・・・・・・・・・340,000円（クラファン調達）

制作外注費、スタッフの人件費・・・・・・・・385,000円（クラファン調達）

外注費撮影機材の購入・・・・・・・・・・・・40,000円

ロケ地の使用料・・・・・・・・・・・・・・・40,000円

各種保険料（撮影時傷害保険等）・・・・・・・20,000円

宣伝広告費（ポスター、チラシ制作費等）・・・150,000円

消耗品費（インク、用紙、記録メディア等）・・30,000円

クラファン等手数料・・・・・・・・・・・・・310,200円（クラファン調達）

リターン制作費用（DVD,CD制作費等）・・・・39,800円（クラファン調達）

リターン発送費・・・・・・・・・・・・・・・25,000円（クラファン調達）

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 

完成した作品の上映会及びネット配信を実施。自主映画コンペへの出展。松江に伝わる伝説や逸話をもとにした次回作品の着手。そして、数年後には松江を会場にした水の都映画祭の企画運営開催を目指す！

 

 

 

【実行者プロフィール】

氏名:花田裕司

出身・在住:島根県松江市

趣味:サーフィン(歴35年)  散歩(歴10年)　妄想（歴48年）

肩書き・水の都映画製作委員会 プロデューサー・Do the Sea(ボランティア団体) 代表・旅人