【操南中・断熱改修ワークショップ2022】を開催・成功させたい！

５月３１日（火）給食時間、生徒会役員と第２学年SDGs環境実行委員会は、「操南中・断熱改修ワークショップ2022」についての概要と当日参加生徒募集（一般公募枠）について、校内放送しました。

放送では、平賀生徒会長はじめリーダー生徒たちは、これまでの「操南中学校SDGs宣言」や「四番川プラごみ回収大作戦」や「プラ肥料殻モザイクアートづくり」などの取り組みを振り返った上で、気候変動問題や断熱について、倉敷市の小学校で実施された断熱改修ワークショップの様子とともに紹介しました。ワークショップ当日は、校内実行委員と公募の有志生徒たち合計約４０名の中学生が参加予定で、活動の準備や取り組みの共有などは全校で進めていきます。

（放送全文）

＊＊＊＊＊＊

「みなさん、こんにちは。生徒会〇〇と□□です。２年SDGs環境実行委員長の☆☆です。今日は皆さんにSDGs宣言のもとで進めている、環境学習についてお伝えしたいことがあります。

　私たちは、昨年度から、プラスチック肥料殻の問題や、四番川（しばんがわ）プラごみ回収大作戦などに取り組んできました。そして、今年度はSDGs13 “気候変動に具体的な対策を” を重点のひとつとしています。『気候変動問題』とは、『石油・石炭などのエネルギーやプラスチックの使いすぎなど、人間の活動で温室効果ガスを排出し過ぎたために、地球の気温や天気などが大きく影響を受け、異常気象、災害などの問題が引き起こされていること』です。対策としては、気候変動の原因である温室効果ガスの排出を減らす『緩和（かんわ）』と、すでに起きている気候変動の影響による被害を防いだり、減らしたりする『適応』（てきおう）があります。

　現在、普通教室にはエアコンが設置されていますが、美術室、理科室などの特別教室はそのままです。今後または将来、エアコンが設置されたとしても、ガラス窓が多く、壁なども断熱を施していない教室では、夏は冷気を、冬は暖気を逃してしまうことになります。これでは、脱炭素社会（カーボンゼロ）を目指すことにも、エネルギー消費を抑えることにもならないのです。なので『断熱改修ワークショップ』に取り組んで、気候変動問題への『緩和』と『適応』について体験的に学び、持続可能な環境づくりを進めるきっかけにしたいです。

　ここで、去年８月に倉敷市の小学校で実施された『断熱改修ワークショップ』の様子をご覧ください。

＊＊＊

　今回、操南中は “県内中学校初”、“岡山市内の学校初”として、この断熱改修ワークショップに挑戦します。実施するのは第２美術室です。去年の冬は、毎日室温が５℃ぐらいで、ガスストーブ１台を入れても、なかなか温まらず、寒い中、重ね着（かさねぎ）で授業を受けました。そして、夏は、風通しが悪く、蒸し暑いです。なので、学習環境の改善としても、有意義だと思います。すでに、先生方は、環境問題に取り組むNPO、PTA、同窓会、工務店や建築家の方々、地域の皆さんなどと協力して『操南中・断熱改修ワークショップ2022実行委員会』を立ち上げてくださっています。

　ワークショップ当日は、私たち生徒会や２年SDGs環境実行委員会などに加えて、全校から約１５名のボランティア参加者を募集したいと思います。ものづくりや工作が得意な人、環境問題やSDGsに関心のある人、建築家や工務店の方などと一緒に活動してみたい人など、やってみようかなと思う人は職員室前側の廊下掲示板にある「ボランティア申込書」に、もれなく記入した上で、６月１０日（火）までに提出してください。希望者が多い場合は、申込書の内容で選考をする予定です。詳しくは教室掲示をご覧ください。

　最後に、皆さんは『クラウドファンディング』について知っていますか。クラウドファンディングとは、「群衆（crowd；クラウド）」と「資金調達（funding；ファンディング）」を組み合わせた語で、インターネットで、いろいろな方々からの寄付金を募って（つのって）、プロジェクトを実現するものです。今回、建築やものづくりの道具・材料費、人件費などが必要で、その資金を協力金のお願いやクラウドファンディングで集めています。すでに、保護者の方々、地域の企業、卒業生をはじめ５０名以上のいろいろな方々から寄付金をいただいています。いろいろな方々のご協力やご支援とともに、というのは、まさにSDGs17 “パートナーシップでの課題解決”だと思います。

　今日は、生徒会と２年SDGs環境実行委員会から、8/18に実施予定の『断熱改修ワークショップ』についてお伝えしました。ありがとうございました！

（以上）