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【難病FIP闘病中】生後5ヶ月目、黒猫鯵へのご支援をお願いします。

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支援総額

207,000

目標金額 550,000円

支援者
50人
募集終了日
2022年5月13日

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プロジェクト本文

【 自己紹介 】

 

はじめまして。

鯵の飼い主の田村と申します。

数あるプロジェクトのなかから当プロジェクトをご覧いただきまして誠にありがとうございます。 

 

当プロジェクトはFIP(猫伝染性腹膜炎)になってしまった愛猫 鯵への治療費のご支援をお願いしたく、立ち上げました。

 

〇鯵について〇

2021年9月6日生まれ(発症時5ヶ月:現在6ヶ月)

マンチカン(短足)の男の子 

 

もともと右目の角膜が傷ついていたのですが(生後まもなく母猫に舐められた際に傷ついたとのこと)、その愛らしさに心引かれご縁があり家族となりました。

角膜は再生するので…とのことと、それまでは目薬点眼を行い様子をみておりました。

 

【 FIP診断までの経緯 】

 

今後、参考になる方もいるかもしれませんので現在までの病状と診断までの経緯を書き起こさせてください。 

 

・お迎えから1週間後、右目のこともあり念のためということで病院を受診しました。

 この時点で鼻水も少し出ておりました。

 触診・体温測定・体重測定・心音確認の結果、猫風邪との診断で6日分の抗生剤と目薬(非ステロイド)を処方いただきました。

 

 ・その5日後、まだお薬はあるものの寝ている時間が多くおもちゃへの反応も鈍かったため再受診。子猫なので寝ている時間が多いことに違和感はなくとも、なんとなくいつもと違う感じがしておりました。受診の前日くらいから食欲も落ちてきておりました。

 触診・体温測定・心音確認には異常がなくウイルス性の可能性があるとして抗ウイルス薬が追加で処方されました。

 

 ・そこから更に2日後、あきらかに前日までと歩き方がちがう様子の鯵に知らない間に骨折などしていたら…と思い再受診。

 このときはかかりつけ医がお休みだったため、別の病院を受診しております。

 後ろ足が振られているような感じがしたので、そう伝えて触診・動作確認・心音確認・体温測定を行いました。ですが、異常なし。様子見となりました。

 

 ・翌日になっても様子は変わらず、むしろ少し悪化しているように見えたのでかかりつけ医を受診。表情にも違和感があり体温測定・触診のほかレントゲン撮影と血液検査(PCR検査ではありません)を行いました。

 ⇒レントゲン:心臓、臓器に異常は見られず、腹水もなし。

  血液検査:タンパクの値が少し高い、A/G値より慢性の炎症が疑われる。

この時点で、FIPを可能性のひとつとして頭に入れておいてください、と言われました。

 

・抗生剤等を投薬しながら3、4日様子見とのことでしたがFIPというのが頭から離れず 伯母の知人よりご紹介いただいたFIPの治療を行っている病院を受診。

 血液検査や所見からはFIPの兆候は薄いとのことでしたが、エコー検査と外注検査(PCR検査)を行っていただきました。検査結果は5日後くらい、とのことで待ちとなりました。

 

 ・そこから更に2日後、食欲の減退と服用していたお薬も切れることからかかりつけ医を受診しステロイド系の注射を行っていただきました。

 その日の午後はその影響なのか心なしか元気にはなりましたが、相変わらずうろうろと徘徊をしていました。初めてトイレの失敗をしたのもこのときです。(トイレを認識できていない可能性が出てきました。)

 

 ・翌日はまた体調が悪そうで、投薬にも苦労するようになりました。

 夜間帯に今まで以上にふらつきが見られたので救急に診ていただこうと思いましたが、感染症疑いがある子は…ということで受け入れできずただただ祈るように翌日の開院を待ちました。

 

 ・病院が開く時間に受診し、平日の昼間に家を空けてしまうこと、食欲が戻らないことから入院措置となりました。この日からFIPの投薬(内服薬)も開始しました。(診断的断定を行うための判断材料として

 

・入院から2日後、検査結果がでて陽性=FIPであることが確定いたしました。

 神経症状が出ていることを踏まえ、錠剤から注射へ切り替えての投薬が始まりました。

【 FIPについて 】

 

猫の伝染性腹膜炎(FIP)は、猫コロナウイルス(FCoV)感染によって 引き起こされる免疫介在性疾患です。FCoVは以下の2つのタイプに分けられます。

①Feline enteric coronavirus(FECV):非病原性腸コロナウイルス

②Feline infectious peritonitis virus(FIPV):猫伝染性腹膜炎ウイルス

 

 猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIP)はFECVが体内で突然変異をおこし、強毒性のウイルスになると言われております。

発症した猫のほとんどが死亡する致死性の高い病気です。

お腹や胸に水が貯まる〝ウェットタイプ〟と内臓に肉芽腫を作る〝ドライタイプ〟、その混合タイプの3つに分けられます。

1歳未満の比較的若い猫や8歳からのシニア猫が発症することが多く、ドライタイプに比べウェットタイプは非常に進行が早いため、発見から10日ほどで急死してしまうケースもみられます。

 

 ・ウェットタイプの症状…腹水・胸水の貯留、黄疸、発熱、食欲低下、貧血、嘔吐、下痢、腹水では腹囲膨満、胸水では呼吸異常が見られることが多いです。

 

ドライタイプの症状…発熱、貧血、内臓の肉芽腫性炎による症状(運動失調、腎障害、肝障害、消化器症状、ブドウ膜炎)

 

混合タイプの症状…腹水・胸水、腹部臓器に肉芽腫のどちらの特徴もある症状。 

 

《 診断方法 》

FIPの診断は 症状だけで判断することは困難です。

血液検査では高タンパク血症(高グロブリン血症)の上昇を認めることが多いです。他にも合わせてレントゲン検査や超音波検査にて、腹水や胸水、肉芽腫と呼ばれるしこり、リンパ節が腫れていることを確認することができます。

また腹水や胸水、しこりがある場合はFIPウイルスの遺伝子量を測定する(PCR法)ことで確定できることが多いです。さらに、各臓器の中に肉芽腫をつくる場合には、手術で切除し組織の病理検査を行うことで診断がつくことがあります。

診断にはこれらの検査と症状を組み合わせて行い、FIPの可能性を検討していきます。

 

  ※知識不足のため長町南動物病院さまより引用させていただきました。(https://www.nagamachiminami-ah.com/fip/)

 

 

【 治療方法とその費用 】

 

神経症状の出ているドライタイプ(後期)との診断で、浸透率のよい注射での投薬となりました。投与4日目以降は症状の改善傾向が薄いため倍量での投与、投与9日目以降は3倍量での投与となっております。

84日間、毎日同じ時間(30分程度の前後は許容範囲内)に注射を打つということになります。

最初の何回かは病院で先生と一緒に練習を行いながら、その後は自宅での注射に切り替えております。

 

費用としましては…6.0ml/本 22,000円の注射液を購入0.3ml/kg 1日投与

※4~8日目は倍量投与のため0.6ml/㎏ 1日投与

※9日目からは3倍量投与のため0.9ml/kg 1日投与

※注射液は粘度があり、6.0mlすべて綺麗にとれるわけではないので約5.0ml容量/本と考えたほうがいいようです。

 

 

<注射投与の費用>

・投与開始~4日目まで

鯵の体重 1.7kgのため2.0kgとして投与されます。⇒0.6ml/日

 

・4日目~8日目まで

FIP後期(神経症状あり)により、投薬量が倍量へ変更となりました。⇒1.2ml/日

 

・9日目~現在

改善傾向がみられず、投与量増量(3倍量へ)⇒1.8ml/日

 

・現在~今後

体重増加を考慮すると、2.1~3.0kgであれば1日あたり2.7mlの投与が想定されます。

今後も3倍量を維持できた場合、1本で約2.5日間分、体重増加(2.1㎏)以降は1本で約2日間分

 

84日間で、約38本(836,000円)が必要となります。

 

 

今後の食欲回復及びそれに伴う体重増加を考慮すると投薬開始30日目くらいからは2.7ml/日の投与が見込まれます。また、投与期間が延びた場合や投与量が増えた際にはさらに費用が膨らむことになります。

 

 

<そのほかの費用>

・注射器等…27,720円

・検査費用…44,000円(84日間の投与終了時及び経過観察中 11,000円/1ヶ月)

 

<FIP確定までの主な費用>

・レントゲン(腹水の有無の確認)…5,500円

・血液検査(各種数値の確認)…9,350円

・エコー検査:超音波検査(肉芽腫の有無の確認)…2,200円

・外注検査(PCR検査)…7,260円

・国内未承認のFIP薬処方(診断的断定のため5日分の処方:10mg・50mg)…46,200円

 

想定される治療費総額は978,230円を予定しております。

今回の目標金額から手数料とリターン品作成費用を差し引いて、手取り額430,000円を治療費に充てさせていただく予定です。

また自己負担額は548,230円+入院費用含む諸経費を予定しております。

※治療が84日以後も継続となる場合もあり、その場合には約930,000円の治療費が追加で発生することが想定されます。

 

正直なところ、決して安いとは言えない治療費です。

それでも、ドライ後期で3倍量という投薬量を鑑みるとFIP治療に対する従来の費用帯と比べて少額であると感じました。

それが今回、このプロジェクトを立ち上げた理由のひとつでもあります(後述)。

 

↓中国製の内服薬を処方いただいた際の領収書

※体重2kgで2倍量、5日分の薬代

 

 

↓米国製の外用薬を処方いただいた際の領収書(現在のかかりつけ医)

※体重2kgで1倍量の場合、約8分の薬代(現在の鯵は3倍量を投薬中:3倍量では約3日分)

 

 

【プロジェクトを立ち上げた2点の理由】

 

1.今後の治療を見据えて

FIPドライタイプ後期との診断を受けて治療を開始しております。

また、鯵には神経症状が出ているため、現在の3倍量を超える投薬量となる可能性があり、もう84日さらに84日…となりやすい状態です。そうならなければいい、と毎日祈るような思いではおりますが、そうなった場合でも何も心配することなく治療に専念したく、お薬分と返礼品・手数料をご支援いただければと思いました。

本来ならば、それも込みで飼い主が全負担するところであるとは理解しております。

今後の治療がどのように進むかわからない不安もあり、このような方法をとらせていただきました。

 

 2.今後、FIPになってしまった猫ちゃんやその飼い主の方に対して

治療する病院の選択肢をひろげたい私はFIPの可能性がある、という診断を受けた時に、まずその致死率の高さに頭が真っ白になりその日は頭が痛くなるほど泣きました。

どうしても助けたい思いで治療について調べたところ、新薬(未承認):の存在を知りました。

それは高額な医療費ではありましたが、治療を行うことを念頭にPCR検査を行いました。

 

FIPだった場合にかかる費用を改めて確認すると、ざっと1,000,000円以上。受け止め、覚悟していたさなか、かかりつけ医院で治療ができることが判明し、また、米国製の投薬治療費は中国製投薬治療よりだいぶ低コストであることを知りました。 もし、同じような症状・治療費について困っている方がいた場合に、この選択肢を発信できる場が多ければ諦めなくてすむ命があるかもしれない。そのような思いもあり、当プロジェクトを立ち上げております。

 

 

【最後に】

 

ここまで読んでいただきまして、本当にありがとうございます。

私たち家族は、何がなんでも鯵を助けたいという気持ちでおります。

また、この病気で失う命が少なくなる手助けのひとつになれればと思っております。

このようなご時勢に、勝手なお願いで大変申し訳ございませんが皆様からのご支援をいただけると助かります。

ご協力のほど宜しくお願いいたします。

 

※治療の過程や鯵のようすについては活動報告やInstagram、Twitterにて報告させていただく予定です。

※考えたくはないですが、治療中に万が一亡くなってしまった場合には頂いた資金はこれまでの治療費に充てさせていただきます。

 

 

 

本クラウドファンディングに関するお問合せは以下までご連絡ください。


連絡先:tiancunzhenghong@gmail.com

 

 


【READYFOR事務局からのご案内】

 

ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関しては、以下のガイドラインもご確認ください。


ペットの治療費用を集めるクラウドファンディングに関する当社の考え

 

 

プロジェクト実行責任者:
田村しおり
プロジェクト実施完了日:
2022年8月9日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

資金は鯵のFIP治療費及びご支援のリターン品作成費に充てさせていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額950,000円と目標金額550,000円の差額は自己資金にて賄います。 ※目標金額は手数料・リターン品作成費も考慮し設定させていただきました。

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