2回の家庭訪問終了いたしました
支援して頂いた皆様、応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。
無事、2回の家庭訪問が終了いたしました。
●第1回目は8月6日に訪問しました。
家族相談で、積極的にかかわるより、今は遠くから様子を見ているようにした方が望ましいとご家族へ助言しました。家族は距離を置いて声掛けを少し減らす対応をとるようにしたところ、本人が久しぶりに好きな絵を描いてインスタグラムへ掲載するようになって喜んでおられました。また、以前は思うようにならないと物を壊したり、大事なタブレット等を投げて壊したりしていたのが少し減ったとのことでした。
その日は、本人が描いた絵を見せてもらいました。過去の話を聞き、また日々の対応について家族に助言しました。
最後に、本人の部屋に行き様子を見たところ、カーテンは閉めっぱなしで、布団を被っていました。寝てはいなかったと思われます。部屋には踏み込まず、家族に開けて頂いたドアの外側の廊下で静かに正座をしていましたが、特に動きや反応はなく、しばらくして刺激を控えるためにそっとその場を去りました。
今回の訪問で、距離はありましたが本人を肌で感じることができました。それで、家族の声掛けに反応せず会話を拒む緘黙、ごはんを壁に投げつけたり、絵が描けなくなるとタブレット等の機器や器物破壊をしたりして、感情のコントロールができない行動障害という症状があると思いました。
●第2回目は9月17日に訪問しました。
2階の本人の部屋へ訪室。家族にドアを開けてもらい前回同様、ドアの外側で正座をして見ていました。ベッドに寝そべり、眼鏡をかけてスマートフォンを触っていました。前回と違い、こちらをチラチラと見ていました。声を掛けるにはまだ早いと思い、しばらくして座ったまま一礼して去りました。
1階の居間に降りると、その後大きな物音がしました。バリケードを作っていたのかもしれません。
家族は、会話がなく、爆発した際の行動が激しく悩んでおられました。私からは、本人との対面が少しはできそうなので、拒絶としての緘黙、感情コントロールができない行動障害の医療的ケアによる改善と回復のため、在宅治療を勧めました。家族もその必要性を十分に感じておられ、今後は在宅治療を行うこととなりました。
今回の2回の訪問で、ひきこもり、拒絶、行動障害等の改善が期待できる医療的ケアに繋げることができました。
以上がプロジェクト終了報告です。