ボランティアって美しい?
6月5日現在、33人の方より、470,000円のご支援を表明されております。
ありがとうございます!
『たずさわる事になったきっかけ』『たくさん見て来た悔し涙・・・』
に続き、その後の活動です。
障害者専門スキースクールの最後のシーズンは、延べ400名の受講生がいらっしゃいました。スタッフが9名いても、週末はてんてこ舞い。
いろいろな障害をお持ちの方の交流の場としても、とても良い環境だったと思います。
しかし、400名受け入れても、スタッフの人件費・たくさんの器具・車の維持費など、たくさんの経費がかかり、経営が成り立たない現状を見ました。
スクールを辞め、実家の兵庫県に帰っても、このような活動を続けていきたいと思っていましたが、専門スクールを作っても同じ事になる事は目に見えていました。
しかし、私のレッスンを希望してくださる方々の要望に応えようと、ボランティアでレッスン希望地へ赴き指導するという形式にしました。
兵庫県から器具を積んだ車を走らせ、長野駅のホームで受講生を迎え、一緒にゲレンデへ向かいます。
更衣や食事も一緒にし、滑り終えたらまた長野駅でお見送り。
このような活動でしたが、たくさんの方から声がかかりました。
私としては喜ばしいでしょ?
いえ、全然喜ばしくないんです。
往復1100km走らせるために、前日や翌日もバイトを休み、雪道を眠たい目をこすりながら走ります。
私が到着しなければ、受講生は駅のホームで誰にも頼る事ができません。
眠たくても、意地でも運転しました。
依頼は増えて、兵庫〜岐阜で指導〜長野で指導〜兵庫で指導〜帰宅。
レッスンの評判が良くなれば、私にも、僕にも、と連絡がきました。
ついには応える事ができなくなり断る事になりますが、そのうち、『どうしてあの人のレッスンは受けるのに、私のレッスンは受けてくれないの?』という声が聞こえてきます。
多い年は、一冬に4万キロ走り、懐も体力も空っぽでした。
バイトの給料でたくさんの器具を購入し、車の維持費を支払い、自分の新しい板を買った事など(買える余裕など)ありませんでした。
ボランティアでの指導って、美しく聞こえませんか?
ですが、限界でした。
限界=継続しない=受講者の喜びがなくなり、行き場がなくなる、という現状。
数名、私の活動を見て、ボランティアをしたい、という方がいました。
スキーができない人には、まずスキーを教え、障害に応じた指導法を教え、その後に待ってるのは、私の二の舞。
ババ抜きのババと分かっているカードを、人に差し出す事はできませんでした。
様々なボランティアがありますが、障害者スキーの指導 に関しては、とてもレベルの高い技術が必要で習得するまで時間が必要です。
また遠方まで何度も通い、そのリスクも時間も経費も、全て自ら被る事ができなければいけません。
ボランティアは美しい?
いや、ただ限界を作るに過ぎず、『いつでも、どこでも、だれでも』スキーができないという『障害』を作る事にしかならない。
私はそう考えています。
リターン
3,000円+システム利用料
●3,000円の支援で受取る引換券
当協会パンフレット・現モデルSnow Ribbon Magnet1枚(小サイズ:約4.5cm×2.2cm)
- 支援者
- 16人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円+システム利用料
●10,000円の支援で受取る引換券
上記に加え、特別モデルSnow Ribbon Magnet1枚(大サイズ:約20cm×10cm)
- 支援者
- 26人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円+システム利用料
●30,000円の支援で受取る引換券
上記に加え、特別モデルSnow Ribbon Magnet2枚、現モデルSnow Ribbon Magnet1枚(大サイズ:約20cm×10cm)
- 支援者
- 9人
- 在庫数
- 制限なし
100,000円+システム利用料
●100,000円の支援で受取る引換券
上記に加え、提携スキースクールでの障害者スキー体験会参加(4時間程度)
但し、現地までの交通費、リフト券は参加者様負担とさせて頂きます。長野県内のスキー場で、2014年3月頃に開催する予定です。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし