みなさん、こんにちは!

昨日に引き続き、途上国医療支援の第一人者、杉下先生のインタビューをお届けします。

 

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多くの不安と熱い決意を胸に、杉下先生を訪れた町井。その町井からの相談を、杉下先生は温かく受け入れ、それ以来、町井とAfriMedicoを応援して下さっています。今日はその理由についてお伺いしました。

 

■Q2: 先生が本日まで町井を応援して下さっているのは、なぜでしょうか?

 

~原体験と想いの深さに心を打たれます~

 「過酷なニジェールの環境のもと、2年間村に入り込んで活動したことに敬意を持つとともに、ニジェールで感じたアフリカ全体の問題を、置き薬という日本古来のビジネスの力を得て、解決しようとしている姿勢を、素晴らしいと思っています。

 町井さんがAfriMedicoを立ち上げたエピソードとして、『協力隊時代に現地で病気のこどもを病院へ連れていくために母親からお金をせがまれたが、お金をあげることが根本的な解決にはならない考え、その時町井さんはお金をあげなかった。しかし次に村を訪れた時には、その子どもは亡くなっていた。』という話をしていますが、それは町井さんが現地の村で体験したことのほんの一部だと思います。それ以外にも現地で沢山のことを体験し、感じ、考え、その結果、今の活動をスタートさせ、継続している。常に前向きな姿勢と向上心の賜物だと思います。

 自分の原体験をベースとして実際に感じとった問題に、自分なりの考えをもって取り組んでいる姿勢を前にして、私は町井さんの原体験と想いの深さに心を打たれます。応援したい、という気持ちを抱きますね。」

 

▼町井の原体験となった、ニジェールの村で子どもたちと。

 

「原体験」という言葉に熱の入った杉下先生ですが、実は先生ご自身も、これまで20年間アフリカの医療問題に向き合い続けた背景に、マラウィでの協力隊時代の原体験があるそうです。先生とお話していると、とことんアフリカが好きで、そして何より現地の人を大切に想われている事を感じます。そんな先生を、町井もAfriMedicoメンバーも強く尊敬し、慕っているのです。

 

おまけ:

 そんな先生の現地でのお話しの一つに、アフリカの伝統医療に関するエピソードがあります。伝統医療にも様々な形態がありますが、先生が活動していたマラウィでは、呪文や音楽、その辺りに生えている草木や土などを使って病を治そうとする伝統的な職業である祈祷師(ウィッチドクター)が、人々の暮らしが根付いていました。私たちが思い浮かべる病気の原因は病原体や遺伝子などに起因するという西洋医学の考え方です。しかし杉下先生は、西洋医学を扱いつつも、「病気は文化や社会が規定する」と考え、現地の人々に根付くこの伝統医療を、野蛮だとか根拠の無いまやかしと排除することなく、伝統医療と協働して村人の健康を改善する道を模索していました。その中で、杉下先生が取った行動、それは、医療活動の合間をぬって祈祷師のもとに通い詰めることでした。そして最終的に、彼らの使う草木に実際の効能を持つ成分が含まれていたり、太鼓の振動が麻酔効果を持つなど、幾つかの伝統医療に現地に根付いた価値観を見出したそうです。それは、通い詰めるうちに祈祷師と築いた信頼関係の賜物かもしれません。

 

 ちなみに町井には、ニジェールでの2年間の協力隊活動の間に、どうしてもマラリアに関する人々の知識が改善されない村があり、何故だ何故だとうんうん悩み続けていた経験があります。そして最後の最後に、実は村長が祈祷師で、村人に病院に行くな~と言っていた、という驚愕の事実を知ったのです。。。

 

さて、最終回になる次回は、杉下先生からみたAfriMedicoの活動の魅力や、今後の期待について伺っていきます。明日の配信、ご期待ください!

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